紙ペーパー師匠のぺらっぺらジョグ日誌

ホイミンとマラソンするおっさんの日記

四国霊場八十八ヶ所お遍路マラニック その6【土佐国編①】〜年越し、星空、初日の出!2023年は修行の道場、78k完徹ランで最御崎寺へ!

昨年スタートした遍路マラニックは、前回で阿波国編が完了。ついにはじめて県境を越えます。今回も備忘録メインですし、おふざけ多数なので、ご了承を。では、はじまりはじまり。

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日和佐〜室戸のむつかしさ

23番札所薬王寺から24番札所最御崎寺(ほつみさきじ)への遍路道は、札所間距離が全区間中2番目の長さとか。(どの遍路道を使うかによって微妙に異なる)最短ルートで77キロもあります。

しかも交通機関が限られているので、これまでやっていた

  1. 前回のフィニッシュ地点に岡山から車やバスなどで移動
  2. 旧へんろ道をラン
  3. 納経所が開いてる17時までにフィニッシュ
  4. 駐車した地点にバスなどで戻る
  5. 車で岡山に帰宅

が、とてもシビア…。

日和佐〜室戸岬JR四国阿佐海岸鉄道を乗り継ぐんですが、阿佐海岸鉄道はなんと休日限定一日一往復。13:41のバスをのがすと次は1週間後!

前回完了後からいろんなパターンを作ってきたのですが、どれも費用がかかるか、時間が厳しいものばかり。

分割して2回かけて走ることも考えましたが、室戸といえば空海が悟りを開いた地。修行の意味も込めて、気合いで一気に到達したい。

そうして迎えた昨年末、Reiさんから「年越し&初日の出ランできないか」とオファーが。

なるほど!その手があったか!

計画

大慌てで詳細な計画を立てました。

  • 岡山を昼に出て道の駅日和佐に駐車。
  • 17時にスタート。
  • 平均キロ10:30で進んで、
  • 県境辺りで年越し、
  • 室戸岬辺りで初日の出、
  • 最御崎寺を打ったら、
  • バスとJRで日和佐に戻る、

という完徹遍路です。

ルートは、今回は旧へんろ道はナシ。真っ暗なので細い山道は避け、文化庁推奨のルートをそのまま利用=国道55号をラン。ラストだけ山登りします。

急に決まった遍路マラニックで年越しなので、実家帰省中のるーさんは今回も参加不可能でした。Rezzoで回ります。

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ギア

今回は新しいウェア!

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白衣風Tシャツ!

輪袈裟に見えるのは、teamマスコットのムギちゃんといきもの君のイラスト。どちらもマスター作の絵をデザインに利用。

背中の文字は、デーヴァナーガリー文字(=梵字)で、発音が「ちーむいきものしゃ」です。

これ、決しておふざけではありません。

輪袈裟のデザインって、子供用だと犬デザインありますし、そもそもお遍路さんってノースタイル。ホントはなんでもいいんです。

なぜこのTシャツを作ったかというと、白い方が車からの視認性が高く、また遍路スタイルの方が早く気づいてもらえるから、です。車で走ってると遍路スタイルの人を見かけるので「あ、人がいる!」と早めにわかるんですね。

でも、基本的に無宗教遍路なので、宗教色なしのチーム名&マスコットシャツになりました。折衷案。おしゃれでしょ?四国以外で着てるとただの不審者かも…


その他は防寒装備です。以前、フルモさんに同行した完徹トレイルの時の装備が役立ちました。

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ソックスこそ夏ですが、CW-Xタイツにトリムテックスのパンツ、エアリズムTシャツに長袖Tシャツ、ウィンドブレーカ(全UNIQLO

ザックに長袖フリースとレインジャケット、貼るカイロを持ちます。またカロリーメイトとジェルなどをめいっぱい持ちました。最後のコンビニからフィニッシュまで45キロほど。深夜&元旦でお店も開いてないので、必要な補給は持参するしかないです。あとは自販機頼み。

ヘッデンはレッドレンザー。Reiさんに借りました。ニット帽の上につけます。モバイルバッテリーにケーブルも。ヘッデン切れは大変危険なのでここは万全を期します。もちろん納経帳は忘れません。

ユレニクイにポカリ。自販機もありますが、ちびちび飲むために持参します。

シューズはズムフラ4。柴又100の相棒です。

EPSONウォッチは省エネ設定に全振り。全振りしたんですけどね…。


Reiさんは、アウター3枚くらいの脱ぎ着で調整するウェアチョイス。

シューズはリアクトでした。

2人とも夜行タスキでさらに視認性を高めます。


スタート地点まで

岡山を昼過ぎに出て、道中おにぎりやらパンやらをパクつきながら徳島へ。ウルトラはハンガーノックが怖いですし、コンビニも限られる、エスケープ先がないので、まずは食べておきます。

道中、これまでの遍路で走ったルートを通るので、阿波国編を思い起こしながら景色を楽しみました。どんなドラマが待っているか期待が高まりますね。

3時間ほどで道の駅日和佐へ。JR日和佐駅隣接。前回のフィニッシュ札所、薬王寺も見えます。薬王寺が見守る街、なんですね。

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早めについたのでまだ明るい時間でした。装備品を今一度チェックし、軽くアップしたら16:40スタート。気温は8度。想定よりはあたたかです。


スタート〜牟岐町

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日和佐は徳島県美波町。まずは国道55号を走り、牟岐町へ抜けます。

日が暮れようとする中、峠への坂へ。4キロかけて200メートル上り、その後、牟岐の街へ抜ける道です。

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今回も遍路保存会のステッカーが。さぁ行くぞ。徹夜で76km!

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国道55号は交通の要所らしく、大晦日というのになかなかの交通量。しかも、これが飛ばすんですね。一本道で広くて、左右の道も少ないですからね。なので、

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はい。飛ばす車、優先です。

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陽はどんどん暮れていき、足元が見えにくくなってきたのでヘッデンをつけます。気温はありますが、風は冷たい。立ったままだとキーンと消えてきます。

今回のランで気をつけたのは、汗をかかないこと。汗ばむと汗冷えが怖い。低体温になるとリタイアに直結します。ジョグで温まったらウォークに切り替え、冷えてきたらジョグや速歩きに。これで胃腸ダメージも減るし、糖欠乏も防げます。制限時間は17時間ほどあります。時間をかけて安全確実なフィニッシュを目指します。

国道なので歩道が広かったんですがすぐに路側帯走行に。グリーンラインも見当たらず、やや不安な状態。4キロ進むと日和佐トンネル。入り口にはこんな看板。

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お遍路さんのために、夜行タスキや反射板が!ありがたいですね。ちなみにボックスの中は空っぽでした…。トンネルの付近には旧へんろ道があります。今回はスルー。るーさんと来ることがあったらトレイルも楽しそう。


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トンネルの中は車が通るとやかましいし怖いんですが、風は吹かないし、明るいので歩きやすい憩いの通路です。

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700メートルほどある長い日和佐トンネルを抜けると、もう夜に。

民家もかなり少なくなります。クリスマスからでしょうか、イルミネーションなおうちが。ほっとしますね。

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札所間距離が長いだけに、へんろ小屋や休憩所はたくさんありました。ただ、ここはちょっと違う。

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おばあちゃんのおしゃべり広場。楽しそう。

また、周りを見渡すといろいろ目に入ります。この古めかしい高架橋はなんだろう。

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帰路でお世話になったJR四国の高架でした。

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グリーンラインが再度お目見え。

左右どちらかに歩道がある場合「反対側に歩道があるから渡れ」という看板とともに横断歩道が設置されています。これ、すごく安心。

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日が暮れて気温も下がってきます。汗をかかないように歩きも入れて調整。とくに下りは足ダメージも怖いのでペースは落とします。

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自販機が集まってるコインスナックが道中何ヶ所かありました。カップヌードル自販機は稼働してませんでした。残念…。

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さて、これまで遍路マラニックでは道中にある空海ゆかりの場所にできるだけ立ち寄ってきました。

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ここも小松大師という休憩所があります。大阪の石工が作り、空海の夢のお告げで設置されたとかなんとかという空海坐像があるそうです。昼間なら立ち寄るんですが、真っ暗で怖いので鮮やかにスルー。はい。

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牟岐海陽町

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16:40にスタートしてそろそろ19時半。晩ごはんの時間。コンビニについたらラーメンでカロリーと暖を取ろうということに。

牟岐町の中心に入るとセブンイレブンに。

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カップヌードル、うまい…。

そして、向かいにある個人経営っぽいお菓子屋さんでパンや饅頭を購入します。

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走りながらパクつきましたが、味についてはノーコメント…。


へんろ道にはバス停や東屋みたいな感じで休憩所がたくさんあるんですが、時折りデザイナーズハウスのような小洒落た休憩所があります。これ「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」が手がけたものだそうです。地域のイメージに合わせたへんろ小屋なんだとか。たしかにデザインが洒落てます。

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そのデザイナー、歌一洋さんは徳島県海陽町出身なんだとか。この牟岐町のすぐ隣町なんですね。牟岐中心部を抜け、その海陽町へ向かう道は「八坂八浜」(やさかやはま)という景勝地。真っ暗なので何も見えませんが、昼間来たら海岸沿いの国道から素敵な海辺の景色が見えるそうです。

 

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しばらく進むと、潮騒が聴こえてきます。

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内妻海岸です。時期の昼間だとサーファーで賑わう海岸らしいですね。

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ナイトモードで撮影したら、こんな感じ。昼間に来たいですね。


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海岸沿いに旧へんろ道があるんですが、スルー。

 

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その海陽町に入るとすぐに鯖大師。八坂八浜が難所だったころの伝承らしいです。僧に鯖を請求された馬子が拒否したら馬が腹痛起こして、鯖を渡したら治ったというアレなお話。伝承に登場する高僧は時代的に空海ではないはずが、なぜか空海伝説になってるという不思議な鯖大師伝説。なんでもあり、です…。

 

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12kmに及ぶ八坂八浜を走ります。トンネルは多いですが、アップダウンもそれなりに多い…。高低図ではフラットに見えるんですが、距離が長いからフラットに見えてただけ。下りは特に慎重に進みます。浅川を過ぎると八坂八浜も終わり。峠を越えれば海陽町中心部。

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25kmが迫ります。次のコンビニがあるはず。しかし、山の中を走るばかりで人の気配すらない。ほんとにあるの?と不安になりますが、下っていると街の灯り。ほっとします。

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なぞの水槽などで気分を変えつつ走り、見えてきたローソンへ飛び込みます。

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すかさず補給。すみません、チームで盛り上がってるカメラ目線でラーメン食べるの図。

今回はとにかく、「汗かかない」「ガス欠起こさない」「足壊さない」を徹底。ラーメンは欠かせません。ドリンクも入れ替えです。


海陽町中心部はさすがに街灯もあり、走りやすいですね。

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見えてきたのはオシャレな建物。なんだろうかと近づくと、阿波海南駅でした。帰りにDMVからJRに乗り換える駅。無事に戻ってきたいなぁ。

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海陽町はなぜか立て続けに3軒もローソンがあります。高知の東洋町に1つ回せませんか…。

 

阿波海南駅〜ファイナルコンビニへ

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そんなこんなで海陽町を抜けると、那佐湾に出ます。たぶん、風光明媚な場所なんですが、なにせ真っ暗…。

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ここにもヘンロ小屋プロジェクトの休憩所が。

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2022年も残り1時間を切る頃、また潮騒に包まれます。カメラを向けるとこんな景色でした。

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土佐街道の標識がありました。おもしろそうですが、今回はやはりスルー。

峠を越えれば、徳島県海陽町宍喰です。

ここには今回のファイナルコンビニが。距離は33kmを超えます。時計は23:30。年越しそばだ!

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他にお菓子などカロリーの元を買い、セブンを後にします。ここからコンビニも開いてる店もなし。船外活動に赴く宇宙飛行士の気分。残り45キロ。

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宍喰のセブンを出て中心部を抜けると2022年終了カウントダウン。

3.2.1…happy new year!

地味に新年を迎えました。

 

高知入り!満天の星空マラニック

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しばらくすると次の峠に。上ります。

そして、トンネルを抜けると…

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ついに高知県

はっきりしたラインはないんですが、

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ここが境界かな?


峠を越えて下っていくと、また潮騒。橋を何本も渡りながら海岸を進んでいる様子。橋の上は風が強く、体温を奪われます。しかし、走ると汗をかくのでペースが難しい。予定通り10:30くらいに落ち着くペースを維持。

甲浦と書いて「かんのうら」町。

 

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海水浴場に謎の建物。「白浜地区第1防災避難タワー」でした。津波に備えてるんですね。高知に来たことを肌で感じます。


再度、峠へ。何度繰り返したかわかりませんが、浜のある集落と峠を交互に繰り返します。


なお、徳島では道路の片側だけに歩道があり、「ここで反対側に渡れ」と横断歩道があったんですが、高知にはそれがありません。自分の判断で安全な側に渡る必要があります。


生見海岸では、こんな自販機コーナーが。

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商品を出す途中で壊れてる…。怒りに任せてパンチでもしたのか、ガラスにヒビ入ってました。

カップヌードルもあったんですが、怖くて手を出せず。

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高知に入ると、この「東洋大師」看板が何ヶ所もありました。

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フルの距離も近づき、足も疲れてきます。そんな時、遍路してるんだぞという気持ちにしてくれ、励みになるので助かります。なにせ、基本、真っ黒ですから…。


Reiさんの腰が悲鳴を上げ始めます。慎重にランandウォークを心がけてもザックで後傾しますし、アップダウンが多くてやはり前後の体重移動があるので負荷は避けられません。

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さらに峠を越えるとこんな標識。地面の96って、徳島からの距離だったのね。

あと36km!フルマラソンの距離を超えていました。流石に疲労を感じてきます。


次の峠を上っている時でした。ふと頭を上げると、空が星で埋め尽くされていることに気づきます。

 

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真冬の午前2時。人里離れた峠。晴天。大晦日で人の活動もなければ車も少ない。澄みきって、キンと冷えた空。あらゆる状況が整っていました。

新月ではないんです。月が眩しい時は気づかなかったんですが、月が姿を消して、星々が一気に現れていました。夜空を彩る夥しい数の星。星座も一つの空にこんなにあったのか、と。

「星の数ほど」と言いますが、こういうことかと改めて納得するほど数えきれない輝き。

空海もこの空を眺めたんでしょうか。1200年の間、お遍路さんたちも眺めたんでしょうか。しばし、時間を忘れて見入っていました。

 

深夜ラン〜睡魔との戦い、夜明け

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星でいっぱいの天球の下、さらに進んでいきます。左手は海、右手は山です。山側には鉄のネット。真っ暗ですがヘッデンの灯りでわかります。

その山の斜面から、ガサガサっと音が。さらに動物のものと思われる奇声が聞こえてきます。山に目を向けると、光る目がいくつも…。ガサガサ!

ぎゃぁぁああ!

…横を見ると、飛び上がって驚く私に驚くReiさんの姿が…。

いや、ほんとにビックリするんですって。

 

ここから、海沿いの道を延々と進みました。

野生動物にビクついて目を覚ましてもらったのも束の間。…眠い。

真っ暗で、景色もわからず、聞こえてくるのは潮騒だけ。疲労感と単調ウォークで、意識が怪しいレベルに。謎の替え歌を歌ったり、無駄に腿上げしたり、星空を見上げたり、いろいろやるんですが、とにかく単調。そこで、珍しいものを見ます。


いちごオレだ…

 

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側溝のコンクリートのフタがいちごオレのパッケージ。すげー。

…え?!

ハッとして目をこすると、ただの側溝のフタ。なお写真はクソコラ(下手な合成)です。

これがテクスチャがモルタルで、めっちゃリアルなんです。夢とうつつの境目がなくなる眠さ。疲れてるのかな…。VRとかMRとかそういう世界。見えてる景色の中に夢が投影される脳内プロジェクションマッピング


「なんか、側溝のフタがさ…」

と話しかけようとしたら、隣にイモトアヤコが走っとる!

 

Reiさんでした。これは幻覚じゃない。

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フラフラしながら進めば、ついに室戸市へ。

暗闇の港町で、遠くに人影。こんな時間に?また幻影か…。


「おはようございまーす」


…漁師さんでした。元旦から見回りでしょうか、散歩でしょうか。元気ならお話ししたいですが、気力がない。眠い。なお、佐喜浜漁港だった模様。


写真も書くこともなくてスミマセン。半分寝ながらなので…。


左手、つまり東に目をやると、水平線がほんのり白んできていました。朝です。

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水平線を横に見ながら進んでいくと、空が少しずつ明るくなってきます。意識も徐々にはっきりと。どうにか寝落ちせずにいられそう。

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見えてきたのは夫婦岩景勝地ですね。ここで初日の出を見ようという人たちが集まっています。とりあえず映える〜とばかりに撮影。

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あと何キロかな?と時計を見ると、画面が消えてます。…EPSONバッテリー切れ。四万十川ウルトラオンラインではスタートから16時間101キロ走って切れなかったのに。12時間61キロで終了。…涙。省エネ設定にしたのに。


ゆっくりできないのですぐ出発です。

どんどん明るくなる室戸の海。7時が近づき初日の出ポイントを探ります。海の見える堤防で待ち構えることに。

 

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2023年の夜明けです。

 

最御崎寺へ!

バッテリー切れでGPSデータなし…涙

下はヤマレコで作ったコース図。

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夜が明けると一気に明るくなりますね。そして、右手の山の大きさに気づきます。山として標高があるわけではないんですが、山が近くて圧倒される感じを受けるんですね。

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この環境、生態系も含めて貴重なものだそうでジオパークに認定。そのジオパークセンターには、ヘンロ小屋プロジェクトの休憩所が。

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この展望所から見える景色…

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うん、普通でした…

ここまでくると、最御崎寺の札所ゾーン。まずは大師蔵。

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上る気力がないので下から。やる気がなくてスミマセン


続いて、御厨人窟なる洞窟。御蔵洞と書いて「みくろど」ともいうそう。

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ここ、空海ファンなら一度は訪れたい聖地。なんといっても、弘法大師はここで修行し、この洞窟から見た空と海から「空海」と名乗ったというエピソードが有名。そして、その景色が、

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はい。落石防止ネットでこんな感じでした。

ただ、鳴門から24寺回ってくると、たしかに最御崎寺周辺は、空の広さと海の広さが桁違いなんだと気づかされます。空と海に圧倒されていると、人間がいかにちっぽけか思い知らされる。その意味で、空海がなぜ空海を名乗ったか思いを馳せることができました。興味ある方はぜひ「足で」24寺回ってください。わかりみが深いと思います。


そして、きました、最御崎寺へのヘンロ道。ラスト1kmだけ、室戸山トレイルです。(遠回りすれば舗装路もあり)

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途中、母親の雨宿りのために空海が捻じ曲げたという巨石や、一夜で岩に穴を開けて作った洞窟など、もうどうにでもなれ〜!という空海伝説を楽しめます。

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しかし、徹夜77キロマラニックからのズムフラトレイルはスリップしまくりでなかなか上れません。

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しかも、さっと同じ景色じゃない?という曲がり角が何度も。心が汚いと無限ループするんだろうかとガクガクしていたら、やっと着きました。

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仁王門。

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疲れすぎて、門前のポージングはありません。悪しからず。

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第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺
(むろとざん みょうじょういん ほつみさきじ)

打ちました。…長かった。

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疲労のため灯台も見ずに下ります。室戸スカイラインから見る室戸市街地方向。

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次はこの景色の中を走ることなるんですね。楽しみです。


室戸岬でバスを待ち、いざ帰路へ。

今回使うのは阿佐海岸鉄道DMV

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DMVというのはデュアルモードビークル

バスと電車、2つの機能を合わせ持つ不思議な乗り物。

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見た目はこんな感じなんですが、電車の車輪?がついていて、線路の上でも走ることができるというハイテク乗り物。

まずはバスとして室戸岬を出発。

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気絶。


車内アナウンスで目覚めると、宍喰で線路に乗ってました。モードチェンジ!

乗客がそそくさとスマホを取り出してビデオ撮影を始めます。なんだなんだ?!

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チャンカチャンカチャンカチャンカ〜♪

と、阿波踊りのようなお囃子と共にゴトゴトと車輪チェンジ。そして、子どもの声?で、


「…ふぃにっしゅ」


乗客から笑いが起こります。伝えにくいのですが、カベポスターの「ぐんぷく」みたいな雰囲気で笑えます。


そして、ここから電車の旅に!

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気絶。


再度、モードチェンジのお囃子で目が覚めました。終点、阿波海南駅でした。ありがとうございました。


LAWSONで半額パンやら焼きそばやらを買い、かきこみます。腹減った…。


のこりはJR四国で日和佐まで。


気絶。


スマホのタイマーに起こされ、気づけば日和佐駅。ここで達成感を味わいます。戻ってきたよ…

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見えるのは薬王寺。初詣客がまだ大勢いました。薬王寺温泉で温冷浴してリカバリー。

おつかれさまでした。

 

さぁ、修行の道場、土佐国編スタートしました。最御崎寺からの三寺は「室戸三山」と呼ばれているそう。次回は残り2つを打ちたいと思います。


完徹マラニックとして

過去の遍路、ウルトラ、トレランから得た知見を最大限に活かすことができました。

まず、防寒と同時に汗冷えを避け、低体温を防ぐことができました。これは成功でしたね。ジョグ〜ウォークで冷えない&温めないマラニック。南国土佐ですからそう寒くないんですが、それでも、真冬ですし深夜ですしカロリー尽きますからね。

補給。カロリーメイト、ジェル、パンやらクッキーやらを数キロごとに取り続けることで胃腸負担を減らしつつ随時カロリー補給。後半も動けましたし、体温が下がることもなかったです。胃腸も大丈夫でした。

ギアも問題なし。シューズ選択も正解でしょう。相性のいいズムフラで気持ちよく完走。ヘッデンもバッテリー持ちましたし、モバ充も余裕を持って使えましたね。

「また、あいつらアホなことやっとるわ」と思っていただけたら嬉しいです。ですが、この手のラン未経験の方が真似するときは、ご相談ください。良い子はマネしないでね案件です。下手すると人のいないところで力尽きます。

…ま、マネする人はツワモノだけですよね。

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おっさんのごたく

 

「心にヒマを」2023抱負に代えて

 

今回も空海伝説には度肝を抜かれました。

  • 夢枕に現れ、仏像を奉納させる
  • 母親の雨宿りのために巨石を捻じ曲げる
  • 一夜で岩に洞窟を掘る
  • 馬に腹痛起こさせて鯖をもらう

奇跡はまだしも、行基伝説を勝手に空海伝説にしちゃってるし…。

弘法大師伝説集という本まであり、その総数は5000を超えるとか。こんなひっちゃかめっちゃかな伝説、真面目に聞いていいの?

 

人は受け入れてきたんですよね。空海伝説の数々。素直に信じられたのか、美化されたのか、神格化されたのか。それはわかりませんし、人それぞれでしょう。それでも、今いきなり聞けば全く信じられない奇跡も、空海のものとして語り継がれてきた。それは間違いないんですよね。

思わずウソだろ!と言いたくなるエピソード。誰かが話を盛ったんでしょうか。つい、空海のことをすごい人物にしたくてホラを吹いたんでしょうか。もしかしたら…もしかしたら…ホントかもしれないんですけどね。

空海真言宗の始祖として唯一無二の高僧に間違いはないでしょう。しかし、その聖人伝説に実にゆかいな尾ひれがついたものです。

 

じゃ、まじめに聞かない?

いえ、そう言いたいんじゃないんです。

 

真実は事実とは異なる、と言いますね。

さすがに空海伝説の全てが事実とは限らないと思います。…ほとんど非事実かも。

でも、少なくとも信じた人、信じたい人、話した人、伝えた人たちにとっては、空海伝説は真実なんでしょう。密教という秘された教えとあいまって「伝説」が醸成されたのかもしれません。

 

室戸の大自然、星空、そして空と海に圧倒されていると、人がちっぽけな存在に思えました。

こまけーことは、いーんだよ!

そんな気持ちになります。

 

ウソもホントもどうでもいい、ということではないです。信じられない伝説でも、きっと盛った人、ちょっと捻じ曲げた人、ちょっと作った人にとって、空海はヒーローで、ついついすごい人にしてしまいたくなる。それでいいんだろうなと。

それを「いや、史実と違う、科学的でない、根拠がない」と切り捨てることに何の意味があるんだろうかと。

先日のブログで言えば、私の方が「呪術から解放」された「科学的事実」こそ「唯一正しい」とする狭隘な価値基準に囚われているだけなんだろうな、と。

 

簡単に言えば「オレが正しい。空海は嘘ばっかり」と言ってる私は、頭のかたいつまらん人間だなってことですね。

 

ランに翻って考えます。

先日、ハッとさせられることがありました。WATARUさんのマラニックにリプした時に「遊んでばかりで」と表現されてたんです。

なんとなくわかりますよね。

  • スピ練など陸上部メニュー =まじめラン
  • マラニック、おしゃべりラン=あそびラン

そんなカテゴライズ、たしかにしちゃってます。

20-21年の大会のない時期、「まじめレース」を渇望するあまり、まじめランに力を入れまくってました。真剣に取り組むのはいいんですが、肩に力が入りすぎてガチガチに。記録に囚われて、故障多いし、しまいにゃ倒れる。

とくに後半、「あそび」を忘れて練習メニューにしがみついてました。

マラニックやおしゃべりランも遅筋トレだしLSDだし毛細血管作れます。そもそも論でいうと、どっちも本職じゃない。非・お仕事です。

まじめランもあそびランもどちらも趣味だし、どちらも練習。マラニックしようぜ、です。

 

今後も記録は目指しますし、練習メニューも高負荷で洗練させていきます。ですが、それだけではダメだなと感じました。

真剣なのも結構なんですが、肩の力抜いて、笑い飛ばすかのように、こまけーことはいいんだよ、今日は気ままにジョグでスイーツだ、とそんな時間をもちたいなと。

 

岩明均は『寄生獣』において、人間を「心に余裕(ヒマ)のある動物」と表していました。それこそが、人間が人間たる所以。それを忘れて、科学的事実、効率の高さ、生産性、そんなものを追求し始めると、もはや人間でなくなってしまうかもしれない。

 

肩の力を抜いて空海伝説を楽しみ、肩の力を抜いておしゃべりマラニックに興じる。時に真剣に遍路を周り、時に真剣にスピ練に取り組む。そんな心の余裕を持ちたいなと思います。

 

寄生獣の中で、人間性を失いかけたシンイチにミギーがかけた「心にヒマ」。心に余裕を持って、人間らしいランをすることを今年の第一の目標にしたいと思います。

 

こんな風に思わせただけで、空海の奥深さは成就していますね。そう考えると、数々の空海伝説もここに意味を持つんでしょうか。

 

次はいつ行けるかな、遍路マラニック。心にヒマをもって全力で楽しもうと思います!

 

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2022総まとめ

今年も良い子でよくラン(遊び)ました笑

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ベントランを総まとめし、

俺的10大ランニュースを勝手に発表したいと思います。


まずは、今年ノミネートされたラン!

今年は、昨年末のシンスプからの回復期スタートでした。


1月

1/10 ハート岩ではしゃぐ…王子が岳映え写真トレイル

1/11 愛媛マラソン中止決定

1/16 ハード系ガチユル最高峰…金山ガチユル33k

1/23 wataru&アトム&たこちゃんを待ち伏せして走る…いきもの舎〜足王マラニック

1/26 番長ホイホイ…水門町マラニック

1/29 愛媛M休みのはずが…GODZILLA探しマラニック

1/30 対名古屋ウィメンズ…片鉄ロマン街道マラニック

1/31 この日で6連続…Rei6日連続ハーフ走最終日

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→スイム、バイク調整しつつマラニックで距離を伸ばし、愛媛→とくしまへ向けて強度アップへ


2月

2/5 81歳ノルディックウォーカー出陣…母、オンラインマラソンデビュー

2/6 出走しないが試走は満喫…姫路城マラソン試走会

2/11 臨休パン屋に突撃、撃沈…連続定休パンマラニック

2/21 長旅の始まり、そして出会い…第1回遍路マラニック1-10

2/22 「走ってくれてありがとう」…ランナーズに再度掲載

2/28 幻想の桃源郷へ…第2回遍路マラニック11-13

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→大会中止の波の中、練習はハードに…そして遍路マラニック開始


3月

3/13 いーたんやスライムまゆゆさんとの邂逅…名古屋ウィメンズ応援並走フル

3/20 有森さんからホイミン認知さる…淀川マラソン並走フル

3/29 桜舞い散る義経ロード…第3回遍路マラニック14-19

3/31 シンスプ再発…長野マラソン棄権を決断

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→愛媛、とくしま、長野と調整に失敗。シンスプ再発と疲労骨折寸前のダメージ。長野棄権。1ヶ月のランオフへ。


4月

4/3 励ましが身に染みる…しょうたさん&めぐさんといきもの舎会議

4/8 励ましが身に染みるPart2…番長&みかりんウォーキング

4/17 走れないなら歩けばいい…三木防災スプリングマラソン5km年代別3位入賞!

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→バイクandウォークをメインにストレッチでフォーム修正。シンスプからの復帰を目指した。


5月

5/2 お鶴と太龍の絶壁アドベンチャー…第4回遍路マラニック20-22

5/9 るーさん、山へ。…那岐ピークス試走会

5/22 死闘、友情、サブ10達成…柴又100k

5/30 wataru、炎天下の激闘…えびだい応援ラン

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iPhoneデータ喪失のため写真はブログから…

→シンスプから復帰。過去最大の苦しみを味わいつつ目標のサブ10達成。


6月

6/5 下りは歩くトレランの会…那岐ピークスM満喫

6/12 那岐のおかわりは52k…吉備ピークス2022

6/19 背丈を超える藪を漕げ…牟佐ピークス2022

6/26 4週連続ピークスやるぞ…橋ピークス2022

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富士登山競走に向けて、那岐ピークスを起点に坂練にシフト。フォーム改良も進める。


7月

7/3 shibaki王子とランデート…四御神イブクロ大冒険

7/6 日の出ハントはほぼ拷問…番長and Reiとランデート

7/7 真夏の滝汗彦星対決…るーさんランデート

7/8 締めは我が家の完熟ラン女子と…七夕ランデートウィーク

7/10 仮想富士山馬返し…連続金山3登18k

7/17 「またおまえかよ!」がうれしくて…第2回萩往還マラニック応援ラン

7/29 山頂へのチケット獲得!…富士登山競走五合目突破

7/31 リーダー飲ませりゃ花が咲く…ひまわりマラニック2022

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富士登山競走へのトレーニングとして暑熱坂トレ。密かに道マラでのサブスリーを目指す。五合目コースは2時間切り達成。


8月

8/7 課題山積、自分叱責…道マラ想定チーム練12k撃沈

8/11 28度で暑いと思ってた…道マラ想定チーム練21k完遂

8/28 真のランナーとの出会い…道マラ2022、サブスリー失敗

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→密かにサブスリーを狙い、暑熱順化とスピ練に励むも、本番で給水戦略ミス、撃沈。しかし、真のランナーに救われ、サブスリー以上に価値ある出会いを経験する。


9月

9/7 ヤングドーナツは友情の証…いきものトレラン部熊山トレランの会

9/12 出会いと思索と太平洋…第5回遍路マラニック23

9/25 重いコンダラ予習の道を…おかやまマラソン試走会withひゅうまさん

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→道マラダメージから復帰しつつ、おかやまマラソン


10月

10/2 「いきもの」牛が実戦デビュー…トマ銀リレマラ2022

10/4 道マラ、フィニッシュ。…ついに恩人にお礼を伝える。

10/8 走ってくれて、ありがとう…岡山30k応援ラン

10/9 厚底靴なんて飾りです…吉備高原ハーフ85分切り達成!

10/16 ジャージーvsホルスタイン蒜山高原ラソン応援ラン

10/23 ラーメンエイドはおかやまの花…teamいきもの舎エイド練習会

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→おかやまand防府に向けて、充実の追い込み


11月

11/13 始まりの地で悲願達成…おかやまマラソン2022サブ3

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12月

12/4 たこちゃんと夢の42k…防府読売2022サブエガ達成

12/11 牛さん3度目の出没…みつ健康マラソン応援ラン

12/18 エリートランナーの走りを満喫…山陽女子ロードレース応援ラン

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→積年の想いを大会にぶつけ、おかやまサブスリー、そして厚底解禁防府読売でサブエガ達成。2:47:18。

 

ではでは、今年の出来事からザ・ベストテン

 

10位 試走会シリーズ

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今年は大会が復活か?!ということで試走会をたくさんやりましたね〜。愛媛、姫路城、とくしま(一部)、那岐、おかやまですね。

中止になった大会もありましたが、本大会に向けて気分を高めることができました。

また、仲間とワイワイ走れるのも楽しいですね。あくまで本レースを見据えて情報交換しつつのマラニック。お互いのレースへ向けての熱意も確認できました。

 

9位 応援ランシリーズ

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名古屋、三木防災(自分も出た)、淀川、萩往還、岡山30、蒜山、おかやま(ゴール後)、みつ健康、山陽女子ロードで応援ランしました。

応援って、自分が元気出るんですよね。ほんと「走ってくれて、ありがとう」なんです。走られたみなさん、ありがとうございました。

また、今シーズンはホイミンレースがなかったので、ホイミンは応援のみでした。来年はホイミンレースをたくさんやりたいですね。

 

8位 牛さんコスプレはじまる

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トマ銀リレマラでReiさんがコスプレしないと盛り上がらないぞとアドバイスAmazonで調達した牛スーツで牛ラン始めました。

これがウケました。とくに子供中心に。

アップは牛がダンスしてるみたいだし、走ると速く見えるようでキャーキャー言ってもらえました。

応援や見物に来てくれた方に喜んでもらえるなら、ハーフやフルで牛ランしようと思います。

 

7位 長野DNSと復活

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今年の1番落ち込んだ出来事でしたね。久々の公認フルをアスリートレースの長野で!という盛り上がりの中、サブ3達成に向けてハードトレーニングして故障。恥ずかしさと悔しさでメンタルが鍛えられました。これがなかったらその後のレースでの折られないハートは手に入らなかったです。

また、励ましの言葉やお誘いラン、嬉しかったです。ありがとうございました。

 

6位 富士登山競走五合目2時間切り

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那岐ピークスなどで調子を上げていき、坂トレで追い込んで迎えた富士登山競走。来年の山頂コース資格2:20を突破し、さらに2時間切りの目標達成ができました。

市民ランナーグランドスラムへ一歩近づきました。

 

5位 柴又100k サブ10達成

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故障からの復帰レース。4月はウォーキング、スイム、バイクのみ。走り込み不足でのウルトラ。しかも公認レースは3年振りという不安の中でのチャレンジ。頭がおかしくなりそうなほどの苦痛の中、友人の応援もあってどうにかサブ10達成できました。

それにしても、しんどかったです。マラソン人生で最も苦しいレースでしたね。

 

4位 防府読売マラソン まさかのサブエガ

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今年最後のレースにして本命レース。ヴェイパーフライNEXT%2を解禁し、ことぶきちゃんと作ってきたフォームを徹底、盟友たこちゃんに引っ張ってもらって会心レースを展開。まさかまさかの2:47:18でたこちゃんに競り勝つという奇跡が起きました。

これ思い出すと、何杯でもご飯食べられます。

 

3位 遍路マラニック 阿波国

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今年スタートした企画ラン、四国霊場八十八ヶ所マラニック。見たことのない景色、温かい人たちとの出会い、深まる思索など、これまでのマラニックとは一線を画す意義深い時間を過ごせました。

とくに焼山寺への遍路道は幻想的で、まるで桃源郷に向かうような不思議な感覚をおぼえましたね。未だに夢を見ているかのような思い出になっています。

来年は高知編。そう、来年は高知です。

 

2位 おかやまマラソンで悲願達成

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こんなひ弱なおっさんに42キロ走れるかな。から始まったマラソンチャレンジ。少しずつ現実味を帯び、気づけば何が何でも達成したかった大記録、フルマラソン公認3時間切り。

初マラソンと同じおかやまマラソンでついに達成できました。とくに「可能な限り自分の足で」というこだわりから薄底シューズ、ターサーで走っての達成。自分で課した目標に到達し、これ以上ない達成感を味わうことができました。

また、同時に1人でやってきたつもりが、気づけば大変大勢の皆さんに支えられてこその記録だったと思い起こさせられたのも大きな収穫でした。

なお写真はRSKの特番から拝借。ワシしか写ってないから許してね。見つけて連絡くださった方たち、ありがとうございます。

 

第一位 撃沈、北海道マラソン!真のランナーに出会う

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今年の1位は、反省を込めて、これです。

富士登山競走で調子に乗り、真夏の北海道で一気にサブ3をやってやろうと狙っていたわけですが、給水不足という初歩的なミスで熱中症に。

フィニッシュ直前で意識が飛んで倒れ…気づけば救護室という大失態をやらかしました。

ご存知の通り、たまたま近くを走っていた相木選手に助けられてフィニッシュでき、救護班を呼んでもらえたため、記録は残り、大したダメージもなく終えることができました。

レースとしては、もちろん目標未達成ですし、PBとはいえ、助力あってのこと。ツイートにも書きましたが、記録として残していいものかと悩むほどでした。

 

相木さんとは、連絡が取れてから何度か連絡させてもらってまして、いろいろお話をうかがうことができています。

相木さんから「ここまできてフィニッシュできないともったいないから」助けたと話してくださったんですね。その時は、ああそうなのか、ありがたいな、としか思いませんでした。

北海道で走られている相木さんによれば、冬場は雪のため、雪道かトレミがメインの練習になるとのこと。レースも開かれません。シューズも雪道でスリップしないための特別なもの。当然選択肢は限られます。

雪国という厳しい環境でランニングを続けていく。夏場のレースは貴重な存在です。とりわけ北海道マラソンは公認フルとして特別な大会。そんな北海道マラソンです。「ここまできてフィニッシュしないともったいから」という意味の重みがやっとわかりました。

近隣地方まで行けば選び放題にフルマラソンが開かれている内地とは訳が違うんですね。

大切な大切な公認フル。それをなんて雑に走ってしまったんだろう。真夏の環境をなめて、給水をおろそかにし、ムダに限界まで走ってしまったんだろう。いまだに恥ずかしい限りです。

そのことが、相木さんの貴重なレースタイムをロスさせてしまった。愚かです。

 

貴重なレースで、自分のタイムを削り出す。

貴重なレースだからこそ、同じく削り出している他者に手を差し伸べる。

後者になれる気が未だにしません。

 

おかやまマラソンでは、少しでも近づきたくてメディカルランナーをやりました。でも、やっぱり「誰も倒れないでくれ」って願ってました。

成長してませんね。

 

ただ、助けられたことに少しでも意味を持たせたくて、記録だけは必死で伸ばしたつもりです。助けたランナーがショボかったら、なんのために助けたのかわからない。せめて記録だけでもきっちり伸ばして、助けられてもらったことが、ここまで役立ちました、と報告したかったです。

 

その意味で、おかやまサブ3、防府サブエガは、助けられたことへの感謝の代わりに少しはなったのかなと思います。

 

謝辞

今年も、みなさんからの温かいリプ、いいね!をエナジーに換えて走り続けることができました。

ランナーたちの練習ツイートもモチベ維持に不可欠でした。

 

走ってくれて、ありがとう

ツイートしてくれて、ありがとう

 

今年の達成の数々はみなさんの力あってのものです。

 

来年もよろしくお願いします。

 

来年の抱負

まじめなところでは、

富士登山競走山頂コース完走でグランドスラム完成

・道マラサブ3

・ウルトラサブ9

また、

・牛サブ4

ホイミンサブ3

あたりは達成したい目標です。

あわよくば、フルマラソンのタイムを2:46:39まで伸ばせたら望外の喜び。取らぬ狸の皮算用です。

 

では、今年のラストランに戻ります!

 

 

 

 

防府読売マラソン2022 備忘録

正直ここまでビッタビタにハマるとは思ってなかったんですが結果オーライ大成功、第53回防府読売マラソン2022の備忘録です。

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今回はテクニカルなことも含めて書いてるので、興味ない方は読み飛ばしてくださいね。


ことのいきさつ

なにいきなりサブエガやってんだよ?と突っ込まれそうですが、実はおかやまマラソン前からプロジェクトは進んでいました。ツイートにも何度か登場したように、ことぶきちゃんと作り上げた厚底シューズ用フォーム計画。元はシンスプ対応のフォーム修正が、いつの間にか厚底シューズに効くフォーム作りになりました。フォーム改良に向けてトレーニングしつつもおかやまマラソンはノーマルフォームで、そして、それからヴェイパー対応に切り替えて鍛えたら、そのうちサブエガやれるんじゃないか、そんなプロジェクトでした。戦いというものは常に2手3手先を読んで行うもの、と言いますしね。最終的には再来年の別大でやってやろうかという程度だったんですが思いのほか早期に成功したわけです。


フォームのポイント〜何を練習していたか

何度か書いてますが、まとめておきます。ほんと自分用メモなのでイメージが多いです。


骨盤前傾で腰高を作るのが大前提。

頭を上から吊られるイメージ。

腕振りが起点。やや張った胸から肘を引いて骨盤が自然に捻られるように。

この捻りで骨盤から足を前へ。単に足を上げるのではなく付け根から前に押し出すイメージ。

膝は1センチ高く上げるイメージ。この時、同時につま先の向きをまっすぐ前に。つま先に紐がついて進行方向に引っ張られる感じ。膝の軌道は付け根とつま先の位置で勝手に決まるように。無理に位置を補正しない。

この時、つまり右の膝を上げる時、意識は右の膝だが、接地した左が地面を押し出しているので、その反発を脚〜体幹で受け止める。体全体がぶれてしまわないよう腕振りで調整。

上げた脚の膝から下は脱力。力むとふくらはぎが早期に終わる。

接地は中指付け根付近。セオリーなら母指球だろうが私の足にはこちらが安全。親指を広げて安定させ、母指球〜親指で蹴り出す。この時、当然、逆の膝は1センチ高く上げるイメージになっている。

この連続で足を「回す」。


ジョグはこれを常に意識。そして、必要な筋トレやストレッチが各種ありますが、とりあえず割愛。これをおかやまマラソン前からスタートしていました。


練習メニュー

フォーム改良を含めた練習全体について。おかやまマラソンから3週間しかないので、できることは限られていました。

いずれも練習前には動的ストレッチが、後には静的ストレッチが入ります。

なお「金山」は3.2k で斜度約8%の走りやすいノンストップロードです。

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日…おかやまマラソン2022

3週前

月…ランオフ

火…ウォーク6k

水…ユルジョグ3k

木…ユルジョグ5k

金…ジョグ8k  5.5/km

土…金山ペーラン3.2k 4:59/km

日…ウォーク9k ジョグ7k 5.5/km

→回復から坂で心肺負荷。足を上げる筋肉に刺激


2週前

月…ジョグ21k 5:00/km

火…タバタのみ

水…ガチユル10k 3:06-13

木…タバタ→ビルドアップ4:46→3:46/km

金…ウォーク2k

土…金山ジョグ12k

日…金山バル13k

→負荷をかける週にしました。タバタで心肺なんですがジャンプランジ、腿上げ、マウンテンクライマーはフォーム作りの筋トレも兼ねます。この辺りのトレーニングもことぶき先生のアドバイスを受けています。金山も同様に足を上げる筋力作り。Rezzo練がとても効果的。


1週前

月…LSD起伏走11k

火…タバタ

水…ジョグ3k ペーラン2k

木…ジョグ20k ws5本

金…レースペース走4k 3:58/km

土…ランオフ

日…防府

→落とし週。ことぶき先生のアドバイスで、あえて重い足を作るため20k走を大会3日前に入れました。レースペース走はサブエガペース。ズムフラでしたので、42kはちょっと厳しいかなというキツさでした。

なお、木曜にボディワンでほぐしてもらっています。


レースプラン

だいたいレースプランは1つなんですが今回はシューズが未知数なので複数考えました。

A…安全プラン

ヴェイパーで足が終わってもサブ3は死守する。おかやまをまぐれと言わせないプラン。

B…凡庸プラン

4:00〜4:10/kmで平均4:05/kmで走り、2:55切りプラン。大本命。

C…チャレンジプラン

ヴェイパーの性能に賭け、平均3:59/kmで行けるところまで巡航し、あわよくばサブエガ達成プラン。


プランBが8割くらいでした。

ただ、VFN%2の試し履きをした時、1km走って、あまりの走りやすさと負荷の低さに驚き、もしかしたらもしかするんじゃないかと沸々とサブエガチャレンジも頭をもたげていたんですね。なのでレースペース走は3:58/kmで実施。序盤の混雑が少なければ、大勝負をかけて、後半落ちても2°52’くらいに滑り込めたら嬉しいなと妄想していました。


ギア

シューズ…VFN%2

いわゆるNIKEの厚底。これまではシューズ性能の違いが走力の決定的差ではない、といきっていましたが、サブスリー達成で解禁すると決めていました。試し履き1kmのみでこれは走れると確信。接地感はテンポで、超軽量で高反発のズムフラという感触。なお、な大雨ならターサー予定でした。

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ウェア…adidasシングレット

気温は高いと判断。当たりでした。


パンツ…アスフォームのマルチポケット

下着…エアリズムブリーフ

時計…EPSON J-300

アームカバー…NIKE

手袋…軍手。使い捨て予定。捨てなかった。

メガネバンド…晴れていても使うべきですね。

レインコート…雨天時やアップで使うはず…忘れてきました…。認めたくないものですね、加齢故の過ちというものを。

ジェル

ピットイン…塩0.7gとカフェイン30mg増量。これを3つ

マグオン…アップルと青みかん。どなたかのツイートで見た、セロテープによる開けやすいandゴミでない工夫しました。ありがとうございました。

計660kcal。プランCに合わせます。

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カーボローディング

金曜スタートでした。

金曜の夜から白ごはんとおやつにカロリーメイトをメインに。

土曜は白ごはん、おかずほんの少し、カロリーメイト、ヤクルト、プロテイン

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土曜の夜に車で移動開始したんですが、車中で塩むすび大を2個。ポカリとプロテイン

また、マルチビタミンミネラルのサプリ、エビオスを飲んでいます。ツーランは高いので代用のようなイメージです。

日曜朝は、白飯、味噌汁、三色団子、塩むすび、TKG風おにぎり、いちご大福。

会場入り後、アミノバイタル青、直前にアミノバイタル赤のルーティン通りでした。

今回もおかやまに続き、米メインの低残渣メニュー。重い足を回復させるためにプロテインアミノ酸はドリンクからしっかり摂っています。


スタートまで

スタートが10:40なので、体は温まりやすいです。着替えと同時にワセリンをそこら中に塗ります。

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会場でるーさん、たこちゃんと合流し歓談しつつレースプランを話します。プランBを話したかな。

この時、たこちゃんが3:58/kmで行くこと、そして「おかやまでは止めたけど今回はついてきていいよ」と言ってくれたんです。おかやまで2°56’が出て、シューズもヴェイパーになりましたからね。たこちゃんは冗談だったかも知れませんが、私は追随できるならしてやろう、万一たこちゃんが落ちてきたら勝てないかな、そんなことを妄想していました。

プランCが現実味を帯びます。そしてまた、たこちゃんと去年の防府の話になり、神野大地のトラック勝負がすごかったと盛り上がりました。パンフの表紙の同着準優勝のやつです。たこちゃんがトラックでダッシュする力を残しておかないといけないと話していたことが今回の大きな伏線になりました。

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アップ

ホテルで軽く動的静的ストレッチ。会場では腓腹筋・ヒラメ筋をとにかくストレッチしました。弱点ですからね。

人工芝グラウンドで、るーさんと6/kmで2k。レースペース流し。おかやまと同じです。VFN%2の軽さにワクワクが止まりません。こいつ、跳ねるぞ。なぜか天気予報と裏腹に晴れてきます。


スタート

整列順が歪でした。コースが左右車線で分かれており、


・左車線は速い男子半分が順に

・右車線は女子トップ→遅い男子半分の順


これって、速い人半分のうち後半の人が不利じゃないですか?

お陰で1400番付近の私はなぜか前の方からスタートできました。ごっつぁんです。

10:40スタート。曇ってくれました。

この時は風も弱く絶好のコンディション。

見せてもらおうか、NIKEの厚底の性能とやらを。

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初めの3キロは西へ。平均4:04/km。プランBとしては最高のスタートです。ヴェイパーはまだ試し履きレベルなので、接地感を確かめたり、例のフォームを確認したり。なかなかの混雑ですが左レーンの500〜600番台ゼッケンにつきます。持ちタイム2:50〜2:55あたりの皆さんのはず。南に折れる手前で遠くにたこちゃんを発見します。そう離されていません。

2キロ南下。風に乗り平均3:55/kmに加速。たこちゃんの姿が見える位置につきたいという気持ちが出ます。給水でmiu(ダイドースポドリ)を一杯。

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東へ。3:57/km辺りで集団に紛れます。8キロ給水でピットインジェル。

北に折れる直前でvomitしてる選手がいて、もらわないためにやや離れて曲がったらなぜか集団の先頭でした。北風になるところでみなさん鮮やかに先頭を避けるんですね。後ろにつかれるのは嫌いではないんですが、4:02/kmにペースダウン。たこちゃんも見失います。

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レース最大の分かれ目

11〜12k目は西に。ここで3:55/km辺りに加速しますが、前に人がいなくなります。12kくらいで南に折れた時、かなり先にたこちゃん発見。そして、その前に大集団が。きっとあれがサブエガ集団だと感じます。

悩みました。かなり距離があります。しかし追い風区間。後から長い向かい風区間がくる。ここで追いつけばプランC切り替えもあり。追いつかなければプランB…。…やるしかない。

意を決して前を追うことに。ことぶきフォームを明確に意識。力を抜きつつ加速。3:30台で追いました。13k目はスパートを除けばレース最速ラップ3:44/km。息が切れ始めますが、西に折れた先でついに大集団を捉えます。この決断が今回最大のレースの分かれ目でした。

大集団最後尾で呼吸を整えます。時計の平均ペースは3:58/kmまで上がってきていました。サブエガ集団と走っていることに興奮します。しかし、右腸脛靱帯に張りを感じます。

14k給水でマグオンアップル。早めの補給を心がけます。防府読売は、「スペシャルテーブル→ゼネラルスポドリ→水」のフォーマットが完全に決まっていて、全く同じ給水ゾーンが左手に8回繰り返されるので、パターンが作りやすいです。スペシャルが見えたらジェルを取り、スポドリで流し込みます。その間もたこちゃんを目で追いました。

集団としてはたこちゃんより後ろのグループ。やや落ち着いたペースで進みます。給水を挟んで19kまで4/kmくらい。ピットインも忘れず半量摂取しています。

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防府読売は、前半戦はキリンレモンスタジアム周辺の工場地帯を変則的に二周し、後半戦は防府の市街地を往復するコース。この後半に差し掛かる辺りで、流れでたこちゃんグループを抜き、前のグループにつきます。なんとたこちゃんより前を走る暴挙。しかし、向かい風になりつつあり、走りやすいグループに混ざりました。

20k手前で三田尻大橋交差点。橋は渡らないんですが最大高低差があります。ここでたこちゃんに追いつかれ、話しかけられました。なんでこんなところにいるんすか?!って。

なので「ついてきていいって言ったから笑」と返します。でも楽しくおしゃべりする余裕なし。そのままたこちゃんグループの後ろに。ついてきていいと言われてるんですから、おっさんついて行きますって。

コースは街中へ。心拍も落ち着いてきます。駅前は応援も多く気持ちよく走れました。22k給水でピットイン半量摂取。25kまで3:58/kmで刻みます。感じたことのない、レース中の臀筋の疲労感。これがカーボンプレートの反発なのか。

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25k過ぎで南下へ。植松跨線橋という2箇所目のアップダウン。ちなみに防府読売マラソンはフラットな高速コースとして知られますが、累積高低差はおかやまマラソンよりあります。

坂はむしろ好きなのでいつも通りにフラット着地で上り、違う筋肉を使うことで休憩に。

下りを利用して心肺も休憩。そして、追い風もあって集団全体が加速します。ここから折り返しまで3:53/kmくらいでした。速い…。27k給水も安定のマグオン補給。

この南下の間トップ選手とすれ違うんですが、選手たちの表情の険しいこと。川内優輝選手もいつにも増して苦しそうに走っています。なお、南下ゾーンではほぼたこちゃんグループに張り付いていました。何度か離されかけたんですが、ここで離れると心が折れると思い、少々無理をしましたね。足首に違和感。

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諦め?折り返し地点

やっとの思いで折り返し。29.5kです。ヴェイパーで折り返すのは初めてなので、シューズのズレや足首の捻りを警戒してやや慎重に。たこちゃんと並んで北に切り返します。

折り返した途端、猛烈な北風に足が止まりました。向かい風に加え、道も上り基調に。たこちゃんは前のグループを追って加速。前グループを風除けにするんでしょう。私も追いたいんですが、足が出ません。気象庁のデータによればこの時、北北西の風6.4メートル。瞬間最大9.7メートル。そのままズルズルと引き離され、後ろのグループに吸収されます。なお、当日の風は以下の表。方角の左列が風速です。大きい数字が瞬間最大。

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まぁ、いきなりサブエガなんて無謀だったかな。30キロまでこれただけでも収穫だな。無理せずBプランに変更しよう。サブ3ペースに落としても2:55切りじゃないか。力抜いて楽に行こうぜ。そんな悪魔の囁きに屈します。実戦というのはドラマのように格好の良いものではない…。そんな折、私の名前を呼ぶ声が。るーさんです。なんと故障で走り込めてないから3.5くらいかなと言っていたるーさんが、意外と早くすれ違います。折り返してから1kmくらい?今回もかよ!

そして,耐えて走って31kのラップ…3:58/km。

思いの外,落ちていません。サブ3ペースあたりを覚悟していましたが、肩の力を抜いたことでヴェイパーが運んでくれたようです。ええい、NIKEの厚底は化け物か!なんだ、まだサブエガペースじゃないか。息を吹き返します。まだだ、まだ終わらんよ!

たこちゃんを追わなくては。グループ先頭に立ち、復路の植松跨線橋上りを利用して前に出ます。下りは一気に加速して引き離し、前のグループを追いました。

34k給水手前でピットインのラスト一本を一気に取ると、前方にたこちゃんの姿が。気合を入れてスポドリ給水……ここでミスって咽せました…。暑さもあって水をかぶり、気合を入れてたこちゃんを再度追います。


一騎打ちへ

35kまでについにたこちゃんグループに追いつきます。折り返しで完全に諦めなくてよかった。しかし、たこちゃんが徐々にペースアップ。風もやや追い風になり、全体的にスピードがついています。

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37kで南下へ。残り5キロ表示付近でたこちゃんがスッと前に出ます。明確にスパートがかかりました。どうする?追随か、3:58/km維持か。このペースでもサブエガ達成は可能。いえ、むしろこのペース維持の方が確実にサブエガ達成可能性は高い。

しかし、たこちゃんに勝てるとしたら、もうこの先ないでしょう。彼は若い。おっさんが勝てるとしたら今日しかない。チャンスは最大限に生かす。それが私の主義だ!

道マラでは虚しく響いた「自分の可能性を微塵も疑うな」を恥ずかしげもなく唱えます。たこちゃん追随を決断。無謀でしたが、またフォーム修正して加速。38kのラップは3:48/km。ここにきてこのペースは鬼です。ですが、まだ足が動く。反応できなかったため真後ろにつけなかったですが、徐々に詰めて、たこちゃんのペースがやや落ちたところで並びます。どうする?

思い出したのは朝の話。トラック勝負の体力を残しておくとかなんとか。後ろにつけば彼は落として温存に入るはず。もしトラック勝負になったら、若い彼の方が断然速い。ここは先行逃げ切りしかない。そのまま一気に前に出ます。たこちゃんが全力で驚く声が。行っちゃってくださいと言われたましたが、そりゃ無理だよというジェスチャーで応えます。そしてまさに渾身のスパート。

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防府のみなさんは応援のレベルも高いです。この辺りで私を指差し「腕、振れてないよ!腕振って!」とアドバイスくれた応援の男性の方、ありがとうございました。腕を振ることができました。

39kで三田尻大橋交差点を越えると、あとは追い風の下り基調。しかし、長い長い残り3キロでした。たこちゃんが真後ろにいる気がして振り返るのが怖く、とにかく必死で走る走る。

キリンレモンスタジアムに向けて曲がる時にサブエガは確信。もらった…。

応援の方から「46分台行けるよ!」の声。いえ、ここから0.5キロを1分半で走れるのはトップ集団だけです…苦笑。それすら嬉しく受け止めてスタジアムへ。

苦しい中でしたが、夢のようなラスト500メートル。後はたこちゃんから逃げ切るだけ。スタジアムの青いトラックを3:40/kmくらいまで上げて走り抜け、フィニッシュ。


2:47:33(2:47:18)

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信じられないタイムが出ていました。未だに嘘みたいです。


それから20秒ほどでたこちゃんがフィニッシュ。フィニッシュ後に握手からの抱擁とか初めてです。

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たこちゃん、ありがとう。


総括〜なぜいきなりのサブエガなのか、について


おかやまで悲願のサブ3で大騒ぎして、それから3週間で8分短縮って、あれはなんだったの?と言われそうなことはわかっています。自分でも信じられない好タイムでした。謙遜抜きに考えてみます。


まず、基本的なところからまとめておくと、

・米メインのカーボローディングは道マラ、おかやまでも成功して安定。

・ジェル補給も当たり。ブーストピットインが効いてそう。米+ジェルの代謝対策は一応の完成形。

・アップジョグ2kも自信持ってできました。

・テーパリングの重い脚作りも悪くなかった模様。

→大きなミスなし。大会が戻ってきて6レース目。コンディション作りができてきました。とくに速いペースでのレースに対応できてきましたね。もちろん、当日の気象条件にもそこそこ恵まれました。


そして、今回の大幅なPB更新は端的に言うと


VFN%2 + ことぶきフォーム + たこちゃんナビ

シナジー効果でした。


大きいのはシューズの性能でしょう。

VFN%2は、

超軽量…膝あがる

超高反発…フラット着地でも進む

カーボンプレート…ストライド伸びる

クッション性能…下りで飛べる

とんでもないシューズですね。


慣れないと履きこなせないと言うのもわかりますが、ズムフラを3年間使ってきて厚底自体には慣れていますし、フォア着地で短足を補ってきた私には向いているシューズでした。マラソン界が厚底に切り替わってしまったのも納得です。

しかも、おかやまマラソンよりも脚ダメージが少ない。レース中あちこち違和感が出ましたが、筋肉痛があっただけで故障もなかったです。


次にフォーム改良。一緒に考えてくれた「ことぶき整骨院」の大久保先生…いつもはことぶきちゃんって呼んでますが…に敬意を表してことぶきフォームと呼称。

これがなかったらVFN%2の性能は引き出せなかったと思います。故障を防ぎつつ、エネルギー効率の高い走りができたのはまさにこれのおかげ。ことぶきちゃん自身、ぎりぎりサブ4ランナーだしカーボンプレート入りシューズを履いたこともないそうなんです。でも整復師としての解剖学、生理学、運動学的知識とアメフト部監督、アイホケ・ハンドボール部のコーチング経験から「理論上、このフォームならVFN%2の性能を引き出し、サブエガもできるはず」と言っちゃうの、かっこよすぎです。鍛えたらね、という条件つきでしたけどね。さすが、攻めのことぶき。

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そのトレーニング方法も聞いていたので勝手にアレンジして短期間ながら整えたところ、思わぬ結果になりました。おかやまマラソンが実はいいロング走になっていたのも大きかったですね。


ヴェイパーとフォーム。これがピッタリはまって、おかやまマラソンからストライド伸びました。

130→136。4.6%向上。

タイムは5.1%向上なのでほとんどストライドの貢献。まぁピッチは上がらないので当然ですが、それを可能にしたのはこの2つのコンボです。ことぶきちゃんありがとう。この速さがなければ3:56/kmに持ち込めませんからね。


そして、たこちゃん。


たこちゃんがついてきていいよと言ってくれてなかったら、2:55切りを卒なくこなすだけのレースだったと思います。一応、プランとして想定していたとはいえ、目標があるとないとでは大違い。ライバルの存在は本当にありがたい。


たこちゃんとは実はTwitter上で付き合い長いんですよね。teamいきもの舎のメンツより長いです。彼がまだ実名アカウントだったころから繋がっていて、リプのやり取りしてました。お互い全然走力なくて、フォームのアドバイスしあったりとかした気がします。

たこちゃんは病気や交通事故やいろいろあって苦労しながら走力を伸ばし、私より遥かに速くなっても、私に声かけてくれていました。とくに長野棄権や道マラ後の励ましは嬉しかったなぁ。

長野ではサブスリーの先を越され、吉備高原でもおかやまマラソンでも惨敗。でも、スタート前に臆せずアドバイスくれて、どちらもいいレースができて、今回も同じように最高のレースを演出してくれました。

若い人と同じ立場で切磋琢磨したり競い合うなんてことは貴重な機会。ほんとにうれしいです。改めてたこちゃんに感謝。


今回、ずっと意識して走りました。

13での激追い、30での後退、34での復活、38スパート、39で差す。どの段階でもたこちゃんに勝ちたい気持ちで踏ん張れました。

特に21〜29、34〜38はほぼコバンザメ。

おかげで楽に走れました。おっさんに夢を見させてくれてありがとう。


今年の大本命レースは奇跡とも言えるサブエガ達成で終えることができました。今回のレースの立役者、たこちゃんとことぶきちゃんに改めてお礼を申し上げるとともに、リプやいいねで励ましてくださるランツイ界隈のみなさんにも改めてお礼申し上げます。


がんばった自分へのご褒美に、次の京都and大阪は楽しく観光ファンランにしたいと思います。

琵琶湖では、夢のアノ記録にチャレンジ予定です…。そろそろ本体の方にもがんばってもらわないと、ね。

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おかやまマラソン2022 技術編

備忘録的なおかやまマラソンの記録です。

3時間切りを狙う中年の方の参考になれば幸いです。

 

おかやまマラソンまで

目標

昨年末のシンスプに対し、ランオフはしたものの原因を取り除かずラン再開し再発&悪化=疲労骨折寸前までいったところから今年はスタートしました。


シンスプによる長野棄権以降、

5月柴又100kを すり足走法でサブ10する

6月那岐ピークスをファンラン

7月富士登山競走五合目走破

8月北海道マラソンでフル調整

(10月吉備高原ハーフで85分切り)

11月おかやまマラソンサブスリー


という目標を立てました。


練習プラン

足作り→筋力アップ→スピードという順ですね。ざっくりいうと


4月は心肺と筋トレからシンスプ対応のフォーム修正=可動域アップ。

5月柴又を利用したロング復帰

6月トレランメイン

7月坂ロードメイン

8月暑熱順化スピード練習

と進めました。


なお、私の練習メニューとしては、

基本週6日のランを

週一のポイント=ガチユルorキロバル5本
坂練
街中ファルトレク
LSD
残りはジョグ
これらの組み合わせで適当にやっています。

故障以降、週にだいたい75キロのキャップ制とし、月間走行距離を300〜320キロで抑えるようにしました。


練習量推移

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2月半ばの愛媛マラソン(中止)に合わせて負荷をかけ、長野マラソンに向けて再度負荷かけたところで疲労骨折手前までいきました。そのため大きくランオフ期間を作ることになっています。いかに故障を避けるかが、中年記録狙いランナーには重要だと言えますね。

 

走力推移

走力ですが、昨年末12月に4:13ペースで32km走。(愛媛Mでのサブ3を考えてのロング)この頃のキロバルが3:40台前半でした。


不調を挟んで、6月半ばに3:45くらいのキロバルに復調。そんなペースで回復しました。

7月には炎天下で3:40のバル。

と、順調で、一か八かの勝負をしたのが道マラでした。3:00:45。

失敗に終わりましたが、走力としての自信はつきましたね。


回復期をおいて、スピ練再開。

ブログで報告してきましたが、ガチユルとバルを週2くらいのハイペースで入れつつ、ロング少なめで回復優先。

10月の吉備高原ハーフで83:38。

サブスリーに必要とされる85分切りを果たし、数字の上では安全圏に入ったつもりでいました。

だいたい目標と計画通りには進んだことになります。

 

おかやまマラソン

テーパリング

吉備高原ハーフからの走行距離でいうと以下の通りです。(日〜月)


5週前90k 吉備高原ハーフ含

4週前59k

3週前63k

2週前59k

1週前46k おかやま当日を除く


ウォーキング程度の負荷のものもカウントしているので距離が落ちていないように見えますが、最終週は木曜にレースペース走5kをしたのが唯一の負荷です。

レース前日にもジョグ数キロしています。


ギアについて

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シューズ…ターサーRP

道マラと同じく。初サブ3は薄底で、と決めているので一択です。アウトソールが旧ターサーと同じで慣れていることも理由。


ソックス…Step推奨の五本指ソックス

フィット感がいいので愛用です。履く前にワセリン塗り込んでます。


パンツ…アスフォームのマルチポケット。

ジェル6個持ちのためのパンツ。安くて高機能。下着はエアリズムブリーフ。


ウェア…adidasのシングレット。

Stepでのセール品。軽さ、放熱、腕の振りやすさで選択。気温高めを予想したため。スタート直前までDAISOのレインコートを上に着てます。


ネックゲーター…クリールのおまけ

マスク代わりになるし保温のため。


時計…EPSON J-300

設定ミスで平均ペース不明で走りました…


ジェル…

・ピットイン。伯方の塩0.5gくらいとカフェイン錠剤を砕いたもの(推定40mg)を前日に仕込みました。カフェイン入りのピットインがラインナップから消えたので苦肉の策です。これを2個準備しました。

・マグオン。ピングレと青みかん

・アミノサウルス。レモン味。

比較的サラサラで気分転換になる味、足攣り防止になりそうなものを選びました。道マラで失敗したメダリストはウルトラに回します。

合計約600kcalです。


メガネ固定バンド。これは雨の日の必需品ですね。


身体スペック

直前に計ってないので2週前のもの。体脂肪率に関しては5%未満は測れないので正確にはわかりません。ご参考まで。

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前日

受付や救命講座などの移動を使ってキロ6~7のジョグ数キロのみです。


食後24時間でカーボローディング量が最大化、という話を信じて土曜の朝中心にカーボローディングは集中させています。金曜夜から塩ごはんとみそ汁をメインにし、おかずはほぼ食べません。かわりに金土はカロリーメイトプロテインドリンクで栄養バランスをとっています。土曜は受付や救命講座で慌ただしいので間食にエネ餅を摂りました。

 

今回は二日前から米飯ばかりにしました。小麦少なめです。これは食物繊維を減らして、低残渣にすることでトイレの回数や量を減らしてやろうという意図もありました。

結果的に大変調子よかったです。


日曜当日

起床は4時で食事は5時過ぎに終えました。

朝も塩ご飯とみそ汁。みそ汁にはスライス餅。さらに日清のカップ飯。これは気分を上げるためです。塩分と炭水化物なので大丈夫と判断。飲み物は定番のヤクルトでした。

不安のある足底中心にストレッチ。腓腹筋、ヒラメ筋、つま先上方向へのストレッチを全箇所30秒3セットしています。かなり長時間ですが、これが効果的とわかっていたので実施しました。ストレッチ不要という人もいますが、人それぞれ。硬い私はやった方がいいですね。その他、ハム、大腿四頭筋、肩甲骨などのストレッチを済ませます。


駅前まで車移動し、会場まで2キロウォーク。ここでマスクに切り替えるはずがネックゲーターのまま。これは失敗。

会場ではレインコートを着て荷物を預け、トイレを済ませてから補助陸で動的ストレッチ、キロ6くらいのイメージのジョグを2キロ、レースペースあたりまでの流しをしました。

意識したのはやはりフォームですが、足底の痛みが出ないように接地時に母指球でついてしまわないこと、スネに負担をかけないためつま先の向き、の2点を確認しています。

スタートブロック近くで再度トイレに並び、その間、腓腹筋ヒラメ筋ストレッチをしました。

整列中も腓腹筋ヒラメ筋ストレッチ。これは徹底しました。

 
レースプラン

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4:10ペースでいけば、混雑やスタートロス、エイドロスがあってもグロスサブ3だろうと考えました。4:06-4:14で収められたらと甘い考えをしていましたが、結果的に良い設定でした。


スタート

レースの様ですが、ほぼ何も起きません。ご了承ください。

 

Aブロック。ロスはかなり少ないと聞いていたためのんびり並びました。幸いタコちゃんと合流でき、リラックスして臨めました。スタート3分前にレインコートをゴミ箱に廃棄。ちょうどポツリポツリと雨。ネックゲーターを外し、ポケットにしまってのランになりました。吉備高原と同じミスですね。

スタートロス11秒。ほぼ誤差の範囲なのでグロスもネットも気にせずにいきます。

さすがに直後は混みますが、全体のペースが速く、道マラのような焦りは不要でした。

フォームをまず意識します。骨盤の前傾、つま先の向き、ひざの軌道、接地位置、蹴り出し位置、胸の張り、腕の振り、上肢の前傾。確認し終えて周りを確認。清心町交差点を左折して万跨線橋。上りへの切り替えも確認します。フラット着地でピッチを上げ、大きな筋肉で上ることを意識。悪くないですね。

 

1km 4:14 混雑の割にロスなく入れました。

 

しかし、時計の設定ミスでスタートからの平均ペースがわからない事態。ラップと瞬間ペースのみわかる状態。これは痛いミスですね。暗算対応を試みます。

下りは吉備高原でやったとおり、下肢全体のクッションでストライドをとります。

 

2km 4:04 下りのペースと時計不明の焦りで上げすぎ。

 

就実の角を南下。下りが長くペースが落とせず。

 

3km 4:04 ここは下り基調。

 

駅前を走っていくと温まり、足も動いてきますが、上げすぎ警戒。

 

4km 4:10 コントロールできています。

 

この辺りで暗算を諦め、コンスタントにラップが4:13以内ならサブスリーだろうと腹を括ります。

ダニエルズのVDOTが私にも適用されるなら4:08まではあげられるはず。4:08~4:13でならなんとかなる、はず。そんな想定です。なお、この上限値は事前に頭に入れてました。


給水はジェル取らず奥でポカリだけ。しっかり飲みます。呼吸に余裕があり楽に飲めました。Vo2Maxってこういうところにも重要ですね。しかし、エイド前の水たまりでシューズ浸水。


5km 4:14 慎重になったのと給水ですね。


この辺りまではまだ目立った集団らしきものはわかりません。ばらけてきて走りやすくなります。ただ寒さは感じました。雨と気温。カロリー不足が気になります。


6km 4:06 体が本格的に動き始めます。


花番地のヤングマンは悩みましたがこれくらいならとYMCAに参加。序盤のおふざけは後半に堪えます…。おすすめしません。


7km 4:10 このペースがジョグ感が最後までもってくれたら…。


ここで給水予告を見てピットインを半量。

エイドでポカリ。


8km 4:13 給水ロスと跨線橋


生徒や母が応援してくれている可能性があるので右端走行。視線をやりながら走りました。タイムロスは少ないにしても体力ロス筋力負荷は大きいですね。


9km 4:09 跨線橋下りと応援探しの相殺で。


轍にできた水たまりが気になります。ハマればシューズ浸水。避ければロス。しかも轍の淵のところは段差なので気をつけないと足をくじく恐れも。これは終盤まで影響しました。


10km 4:13 家の近所のリラックス感もあり、ややのんびり走りました。


ポカリを給水。1kmごとのフォーム確認はほぼ忘れずにしています。とくに問題なくここまできました。まだ10km。問題が起きるようでは先が思いやられますね。まだまだ余裕です。


11km 4:12 順調。


徐々に集団形成を確認。後ろにつきます。


12km 4:11 周りに合わせて楽に巡航。


ここあたりだったかで、自発的サブスリーペーサーの大集団に徐々に迫られます。声が聞こえるんです。


13km 4:10 フラットで楽な区間


集団に飲み込まれます。

給水予告もペーサーさんがアナウンス。すごい人もいますね。ピットイン残り半量取って廃棄。ポカリ摂取。


楽なようで、腕振りや蹴りが制約され、思った通りに走れません。前に抜けることに。

膝を1cm上げるイメージ。ストライドだけでスッと前に出ます。


14km 4:08 前に抜けるペースアップ。


ややキツさを感じますが、佐藤鐵工所ベンチャーズのおかげで元気を得ます。好きな応援があるポイントは意外と重要ですね。


15km 4:09 安定して後方大集団を引き離した、つもり。


サウルスシャツの集団につきます。寒さはさほど気にならない感じに。


16km 4:10 安定区間ですね。フラット。


倉敷川橋はなかなか手強く感じましたが、スムースな切り替えで上りました。下りがボーナスになるので気分転換にもなります。


17km 4:09 橋越えても安定。


給水。アミノサウルス・レモン。飲みやすく気分上がります。ご褒美です。ピットイン塩ピーチカフェインブーストが不味いせいですが…。もしかしたらマグオンだったかも。ちょっと順番を失念…。いずれにしてもジェルは序盤で摂ってしまう作戦。


18km 4:02 下りの勢いをそのままキープ


折り返します。雨の折り返しはシューズの中が怖いですね。かなりグイッとなるので、練習していないシューズだとズレる危険性あり。


19km 4:07 スライド区間のハイテンション


給水利用でピットイン半量。ポカリ。

橋は復路はフラットに。


20km 4:05 安定走行。


まだ、気持ちよく進めます。集団を切り替えつつ、前を追うイメージ。コバンザメ半分、単独(集団先頭)半分のイメージ。


21km 4:06 ベンチャーズに引き寄せられる


ハーフ通過時点で1.5分の貯金に。このぺーすを維持すれば2:57ですから余裕にも感じますが、なぜかスレスレに錯覚しました。

たぶん、マグオン摂取して給水へ。


22km 4:02 コースで最もフラットな区間


今年は雨で野焼きもなく快適ですね。


23km 4:02 順調。


橋の起伏を滑らかに切り替えできるようになりました。レースペースでレースシューズで雨天で起伏走ってやらないので、実戦で覚えます。給水テクニックや集団走など、実戦で覚えることって多い気がします。


24km 4:12 前の2kmの反動?


笹ヶ瀬川を越えます。この橋がなかなかハードですが、「下りで休憩」をイメージ。


25km 4:09


エイド前で、マグオン青みかんを落としたと錯覚します。実際は落としてないんですが、ポケットを触って、ないと勘違い。慌てます。ピットイン半量摂取。

カロリー足りるか不安に。ポカリをしっかり飲もうと決意。

浦安公園を東に折れて環状道路へ。

練習で最も走る最も慣れた場所。


26km 4:08 下り基調による


単独走が増えます。道路は綺麗ですが、風がやや吹きました。


27km 4:07 順調。


書く前からわかっていたんですが、安定したレースだったので、書くことがそれほどありません。


28km 4:10 順調。


安定して集団を追うだけの区間でした。

とにかく、フォームを崩さないことに集中。

それでも、オールスポーツのサンプル写真を眺めると腕振りが雑になっていますね。顔も険しい。


ここで最後のピットインジェル。ポカリ給水。

 

29km 4:08 順調。


慣れた道だと不安がないですね。不安はジェルだけ。


30km 4:09 順調。


有森裕子さんに声をかけて奇声を上げ、元気をもらいます。気分転換ってフルマラソンでは大切ですね。


岡南大橋もナチュラルに走り方を切り替えて上ります。フラット着地、大きな筋肉、ピッチ、前傾。


31km 4:05 岡南大橋。


下りでの加速があるため、岡南大橋はさほどラップに影響しませんね。その程度の斜度ということになります。むしろ下りの脚ダメージがこわい。


32km 4:03 岡南大橋下りからラーメンエイドゾーン〜土手へ


土手ゾーンです。風もなく大変走りやすい土手ゾーンになりました。


33km 4:07 順調。


この辺りから時間を意識し始めます。残り10km。


34km 4:10 2号線をくぐるアップダウン


周りのランナーが減り、単独走が続きます。とにかく集中。早くやめたくなります。


35km 4:09 土手が半分終了


一度土手を下り、豪華エイドゾーンへ。確実にポカリを飲みます。


36km 4:08 再度、土手ゾーン


残り距離と時間を計算しては「残りをキロ〜分でも達成だぞ」と自分を安心させます。落としても間に合うぞ、と。しかし、足は動くのでそのままキープ。


37km 4:11 順調。


給水でしっかりポカリ。

残り5kmとなり、時間的には余裕が。

何か脚に違和感を感じた気もしますが覚えてないくらいの些細なものでした。


38km 4:06 順調。


この辺り、YouTuberさんの動画に映り込んでいて、腕が下がって疲れが見てとれます。

しかし、前方にwataruさんらしき人を見かけ追い始めます。


39km 4:09


後楽園あたりでwataruさんたちにつき、抜きます。雨でメガネが濡れてハッキリ見えないため、確信はなかったんですけどね。

新鶴見橋は慎重に下ります。ここで勢い込んで下ると万跨線橋で爆死します。


40km 4:05 下りを使ってほんのり加速


もらった、という気持ちと、慎重になれという冷静な気持ちで迎えます。道マラの惨劇があったので、浮かれていられません。


跨線橋は今回の起伏走の集大成。小気味よく上り、大胆に下ります。脚、残ってました。ただ、右の攣りかけが。ストレッチ走法で気にならなくなるレベルでした。


41km 4:03 スパートゾーン


あとは力任せに走ります。指先の痺れがきたのでややハンガーノックを警戒。


42km 3:59 スタジアムへの道


スタジアムに向けて左折してはじめて、達成を確信。転ばない程度に加速。


42.545km 3:51 フィニッシュ


全選手の中で最大のガッツポーズと絶叫をした、つもりです。一生に一度なので許してもらいましょう。


2:55:51。出来過ぎですね。

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総括

まとめてみると、実に淡々としたレースでした。

コンディションに恵まれました。雨による冷却効果、冷えすぎない気温。日照なし。気象条件として最高でした。

カーボローディングは無理のない範囲での実施。胃に負担なく迎えられました。米飯メインも当たりでした。当日のレース前のジェル2個もいい選択肢だと思います。

シューズのターサー、五本指ソックス、ワセリンが雨に対しては非常に相性が良く、スリップなくしっかり蹴れたと思います。そして、濡れてなおマメもできなかったのは吉備高原以降でのフォーム修正のおかげでしょう。ここはことぶき先生のアドバイス通りでした。

アップの動的ストレッチ→キロ6のジョグ2kmからのレースペース流し。も、ちょうどいい負荷。

足底の不安は適切なストレッチでなんとかなりました。対処策が見えたのも収穫です。

スタート時の混雑も大したことなく,終始走りやすい密度でした。

水たまりロスが1番の未知の要素で対応が必要でした。今後の課題です。

ジェル補給戦略は必要ですね。補給したレースはだいたい走り切れています。ただ、落としたと勘違いしてやや慌てたのは失敗。なくても落ち着いて対応したいです。

フォーム見直しを常にしながら走ることで、安定したランニングエコノミーになったのではないかと思います。

要所要所で骨盤捻り→膝上げ→脱力→中指着地→親指蹴り出しをして、ペースアップすることで、心肺の負担なく集団につける、抜けるができたのも収穫でした。

給水は余裕が出て落ち着いて飲めたので、むせるリスクもなかったですね。

ペースの上げすぎ落としすぎがなかったのも良かったポイントです。ペースコントロールはさらに磨いていかなくてはいけませんね。


柴又、富士登山競走、道マラ、吉備高原に比べると余裕のある楽なレースになりました。ここまでコンディションの良い環境で走れることはそうそうないと思いますが、追い込んで、どこまでいけるか試したい気持ちを起こさせるレースでもありました。ペーサーなしでもそこそこ走れたので、この点については自信を持っていいかなと思います。

 

今後は、

・基礎的な筋力向上

・最大酸素摂取量向上のルーティン化

・可動域の向上

・遅筋を意識したLSD

・フォーム見直しとそれにあう筋力・柔軟性

・メンテナンスの時間確保

・トレイル技術向上

・レース技術

など雑なトレーニングを精緻化して、もう一段階、上を見てみたいと思います。

 

明日、防府読売マラソンというよき日に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかやまマラソン2022〜300メートル歩けなかったオッサンがフルマラソンサブスリーした話

めちゃくちゃ長いので覚悟して読んでね💕

みなさんへの謝辞は最後です。

 

今こそ話そう、10年前何があったのかを

タイトルで「なんだ?なんだ?」って感じですよね。

実は10年ほど前、私、歩くことすらおぼつかない時期があったんです。サブ3達成したら書こうと思ってましたので、書きたいと思います。別段、同情してほしいとか称賛してほしいってことではないんです。ただ、体の不調に悩まされている人に、何か希望が届けばと思い、告白してみます。

 

おかやまマラソン結果報告の前に、その話から。長い話になりますが、どうかおつきあいを。(かれこれ10年ほど前の話を当時のメモなどから再構成しています。)

 

原因不明の愁訴

たしか洗濯物を干してる時だったと思います。軽いめまいをおぼえました。大判のタオルが揺れるのを見ると吐き気がするんです。


それから体の異変に気づき始めました。人の波を見ていると酔う、動く映像が流れるテレビを見ていると気分が悪くなる、ヒラヒラするものを直視できない。

片足立ちが難しい、目を瞑ったまま立てない、そして、歩くだけで異常にしんどくなる。


疲れてるのかなと思いました。若い頃に働きすぎて健診で「要精密検査」をもらい、検査してみたら全身ボロボロだった日々を思い出し、あーまたやっちゃったかな、と。そんなに働いてる気もしなかったんですけどね。父が亡くなっててんやわんやしていたことも関係あったのかもしれませんね。


それから、無理をしないように過ごしていたんですが、このめまいのような、船酔いのような、気分の悪くなる状態が消えません。しまいには、300メートルも歩けばもう立っていられないほど疲労するようになりました。もちろん移動は車。しかし、車から降りたら、目が回った後のようにフラフラと腰が抜ける状態に。

さすがにこれはまずいと思い、検査、診断を受けました。行きつけの耳鼻科、めまいクリニック、病院でMRI。診断結果は「異常なし」。三半規管が不調のようですね、というのが医師の見解。親身になって話を聞き、詳しく調べてもらったので納得はしています。

投薬やリハビリも受けましたが、劇的な改善はありませんでした。


これ、治るの? ずっとこのままなの?

原因不明だと、その不安、恐怖がついてまわります。


その少し前、プレス工として働いている時に不注意で労災を出してしまったんですが、今思えば、それもこのめまいが原因だったのかもしれません。本当の理由はいまだにわかりません。

 

ラソンとの出会い

それから、無理をしない生活。ストレスを溜めないようにして、疲れすぎないようにして、食べ物に気をつけて、よく寝て。

何ヶ月かそんな生活。しばらくすると、やや回復の兆候が。ホッとしましたね。少しずつ少しずつ。歩ける距離も伸びてきました。そんな中で聞いたのが第一回おかやまマラソンだったんです。まだ走るなんて考えられないですよね。


元のように動きたい。歩きたい。

フルマラソンが走り切れたらもう大丈夫じゃないか。そんな気持ちで当選通知を見ました。300メートル歩けなかった嫌な記憶がよぎりますが、大きな目標を持つことで、それを払拭したかったのかもしれません。


ラソン練習、何から始めましたか?と聞かれるとイオンウォーキングです、と答えます。たいがい、ウソだーみたいにいわれるんですが、当然だったんです。なにせ歩くのも不安な状態。周りに人がいて安心な場所でてくてく歩くことから始めたのはごく自然なことでした。

ランの距離も伸ばせなかったのは体力不安もあったから。再発が怖くて無理ができません。手探りで、走ったり休んだり。おせじにも頑張ったとはいえない練習でしたが、精一杯でもあったんです。言い訳ですけどね。


初マラソン おかやま2016 5:29:43完走


フルマラソンフィニッシャーに。私には違った意味もあったんです。もう、病気を克服したぞ、と。達成感とともに安心感を得ることができました。

 

記録という支え

その後のタイム狙いのマラソン戦歴を書いておきます。

 

おかやま2017 5:09:07

北海道2018 4:36:58

おかやま2018 4:18:38

さいたま2018 3:54:42

とくしま2019 3:36:48

北海道2019 3:34:52

松本2019 3:27:38

おかやま2019 3:24:50

防府読売2019 3:15:08

 

記録を伸ばすことは、喜びであり、またあの謎の病気を忘れることでした。

次はサブ4だ、サブ3.5だ、と記録を伸ばせば伸ばすほど、自分の走力、体力に自信がつきますし、病気とは無縁な気がしてきます。

確かに普段は忘れています。でも、ふとした時にめまいのようなもの、ふらつきのようなものを感じると、また再発したのではないかと不安に駆られますね。まぁ、それはほとんどの場合、脱水症状なんですけど。

 

サブスリー

3時間未満で走ること=サブスリーが一つの大きなランナーの目標であり、ステータスであることはマラソンをする前から何となく知っていました。

でも、走り始めたきっかけがこんなひ弱な自分をどうかしたいということでしたから、サブ3なんて夢のまた夢だったんです。

しかし、サブ200を目指した防府読売2019で3:15:08を出して、欲が出ました。

もしかしたら、サブ3いけるんじゃないか?達成すれば、300メートル歩けなかったオッサンでもサブ3できるって証明することになるのではないか。できる限り自分の力で走り切りたいからシューズは薄底でカーボンプレートなしにこだわり、正確な記録、号砲からのレースタイムということで、公認コースのグロスタイムで目指す。

そんなふうに考えるようになりました。

それからのトレーニングについては、また別の機会に。

 

例の大会中止ラッシュで、機会が与えられない日々が続きました。走らせてくれたらやってやるのにと何度つぶやいたことか。しかし...

 

長野マラソン DNS 疲労骨折なりかけ。

北海道2022 3:00:45

 

こっそり狙ってたんですけどね。なかなか簡単に取らせてくれません。

そして迎えた、私の原点であり地元の大会、おかやまマラソン2022、です。

 

前日まで

さて、では今に話を戻しまして、いつものレースブログ、ドラマ編、です。

 

道マラでの失態から次の公認フルおかやまマラソンまでのテーマとして「スピードアップ」を掲げました。道マラでは余裕度がなかったので、走路や給水、補給などあらゆる点で苦労しましたからね。そして、吉備高原ハーフで83:38。しかし、足裏の母指球外側に大きなマメと水ぶくれを作ってしまい、それをことぶき先生に相談していました。

これって、接地時のひねりが原因のようなんですね。そこでひねってしまわないためのフォームに修正。その過程でペースもあがったんです。ストライドが伸びるんですね。

それで喜んで試していると、足りない柔軟性が響いて足底に違和感や痛み。テーパリング時期と重なって、ランを減らしました。

この「ランを減らす」というのは不安なんです。減らして大丈夫なのか、走っておいた方がいいんじゃないのか。初心者ランナーあるあるですよね。

そんな時、TWAのしょうたさんから繰り返しかけていただいたアドバイスの言葉を思い出します。「吉備高原のコースで83:38ならサブ3行けます」これにすがりました。大丈夫、絶対に走力に心配はない。距離を減らそう。...助かりましたね。たこちゃんから「真夏にこのタイムなら秋には55分切りいけますよ」と言ってもらったことも助けになりました。

レースペースは4:11を設定。スタートロス42秒、エイドロス42秒とっても2:59:12。このペースのショートペーランで最後の1週間を過ごしました。

 

土曜日

朝はしっかり塩ごはん。

ジップアリーナへは9時前に行きました。ホイミンかぶって行列へ。検温がありましたが実にスムーズな誘導でタイムロスなし。健康チェックもワクチンチェックもすぐに終わりました。道マラみたいに「状況的にワクチンチェック不要」というのが理想ですけどね。

そして、ゼッケン引換。引換証を渡して、ゼッケン一式を受け取ります。がんばってください!と言われ、がんばります!とお礼を伝えてその場を離れ、自分のナンバーを確認…あれ?違うじゃん…小◯林って誰よ?

まぁ、3年ぶりだし、序盤だし、そんなこともあるでしょう。他は概ねノーストレスでした。おかやまマラソンのボランティアスタッフはランナーの心理をわかった対応をしてくれます。先読みして、向こうから声かけてくれるんですよね。本当に素晴らしいです。

Tシャツを引き換えたところでWATARUさんから話しかけてもらいました。尊敬する兄貴分であり、勝手にライバル視しているベテランランナー。できるなら勝ちたい。4:10で行くというのでついて行かせてくださいとお願いしました。4:11より1秒速いわけですが、追随できないペースではないです。お先にどうぞって言うんですが、絶対ムリ…。

そして、番長とみかりんが合流。みかりんは番長のお弟子さんで、今回、初フルマラソンということ。ワクワクですね。がんばって!

その後、我らがリーダーshibaki王子も登場。ひとりぼっちだったエキスポがこんなに楽しいなんて!

八方のお弁当を買いました。ミシュラン星2つのお弁当。一旦帰宅し、お弁当は母にプレゼントし会場に戻ります。ことぶき整骨院の駐車場借りました。先生、ありがとう!

今年はエキスポでもう一つイベントが。救急救命講座の受講です。道マラで熱中症で倒れ、相木さんや医療スタッフにお世話になったことをどうお返しすればいいかの一つの答え。

会場では、同じように「姉が倒れて…」なんていうランナーさんと一緒に受講しました。心臓起因の突然死って日本だけで年間6万人もいるんですね。コ□ナだけ特別扱いすることの無意味さを痛感します。AEDの使い方を身につけることの意義も同時に感じました。胸骨圧迫とAEDの使用法を中心にレクチャーを受け、「メディカルランナー」ステッカーを受け取りました。倒れたランナーがいれば、補助的にサポートする役割。できたら倒れないでほしいというのが本音ですけどね。

おかやまマラソンの場合、コース全体を102ブロックにわけ、それを10班くらいで分けて管理してランナーのケアにあたるんですね。ドクターランナーにAED班、救護テントなど多くの皆さんが有機的に連携してはじめて成り立つプロジェクト。そんな医療の支えあってのマラソン大会なんですね。頭が下がります。

帰りにことぶきちゃんと少し雑談。ことぶき整骨院は毎回、チームウシジマのランナーズステーションになるんですよね。ちょっと羨ましい。

帰宅して仕上げのカーボローディング。塩ごはんとカロリーメイト少々。最低限度の栄養バランスと米で攻めます。おやつにエネ餅。

ゼッケンをつけ、ステッカーを貼り、ピットインジェルに伯方の塩とカフェインを仕込みます。テクニカルなことの詳細は技術編でまとめます。

準備万端。22時までには就寝しました。

 

レース当日

4時起床。

朝は、塩ごはんと餅入り味噌汁、ヤクルト。そして、うちの常連さんのUSJ土産、キノコリゾット。これで4UPくらいして臨みます!

5:45くらいに出発。途中すけさんをピックアップして駅近くの駐車場へ。すけさん、お土産ありがとうございます😊楽しくおしゃべりしながら会場に向かったので緊張がほぐれました。

途中、大高さんから話しかけてもらいました!はじめまして!頭にホイミン乗せてると気づいてもらえますね〜。

会場に着くとすでに検温待ちのすごい行列です。シューズ円陣を7時に予定していたので、スルーして広場へ。チームメンバーにYukiさんらも加わってくださいました。みんなで健闘を誓い合います。Yukiさんに30キロまでの走り方のアドバイスを尋ねると「無心で走ること」とのこと。

その後、シカちゃん(ウィンドラさん)にも声をかけていただきました。

Twitterで広がった輪が、大会での支えや気合いに繋がっていきますね。人との繋がりは大事にしなきゃ。

さて、シューズ円陣を終えたら荷物を預け、補助陸へ。おかやまマラソン参加5回目にして初めてまともにアップします。トイレの後、2kmジョグからの流し。猫ひろしのライブで教えていただいた通りにやってみました。いつもどんなアップにするべきか悩むので助かりました。

スタートブロック移動前に再度トイレに行き軽量化。いよいよ整列です。今回も吉備高原に続きタコちゃん発見。ご挨拶。やはり彼はサブエガを狙っていくとのこと。かっこいいですね。タコちゃんにも30キロまでの走り方を聞くと、Yukiさん同様に頭を空っぽにして走るんだと。サブエガクラスのランナーさんのコツが一直線に並んだので、これはやるしかない。

セレモニーでは恒例の大森市長「飲みすぎてませんかー!?」がなかったような…。うちのチームメンのために言ってやってください…。

さて、スタート前に雨が降り始めますが気温の高さを考えて事前に廃棄。ゴミ箱スタッフさんありがとうございます。

 

スタート

8:45。ついにサブスリーに向けた42キロがスタートします。タコちゃんが「間違ってもついてきたらダメ」と最後のアドバイス。がってん承知。

WATARUさんを探してコバンザメする予定でしたが、見当たりません。とりあえず周りの流れに乗ります。清心町交差点すぎて最初のラップ4:14。やや遅れ気味ですが混雑の中ですから十分です。キツさもありません。道マラや吉備高原ハーフの走り始めと大きく違いますね。穏やかな入りになりました。後楽館ブラスに乗って跨線橋通過。聴こえてくるのは就実コーラス隊。ありがとう!明日じゃなくて今日がいい日になりそう。

これから走るためのフォームを固めつつ、コース取りを見て走路を決めていきます。序盤はコーナーが多いのでムダな距離を作らないように注意。

2,3キロのラップが4:04。下り坂と周りに乗ってあげすぎなので落とします。学芸館の和太鼓が気持ちいい。

この辺りで重大なミスに気づきます。時計の「平均ペース」表示を消したままだったんです。

私はレースでは目標平均ペースを決め、イーブン狙いで走ります。例えば、サブ3ならネットで4:14。それより平均ペースが落ちたら危険サイン。目標より2秒速い平均ペースを30キロ目で計測したら60秒の貯金、そんな感じです。

レースメイクの鍵、平均ペースがわからないと組み立てられない…焦ります。とりあえずラップを平均していくことに。ここまで…4:07くらい?

第一給水。朝の水分を控えていたために取ります。道マラと比べて飲むのが苦しくない!ほんの少しの成長でも大きく影響しますね。そして、ポカリという最高のスポドリ。これはありがたい。

市役所付近で5キロ。もう平均計算に混乱してきます。頭カラッポにできないじゃん!作戦変更。全てのラップが4:13以内なら平均も4:13以内=サブ3達成のはず。やむを得ません。いきます。

今年は雨なので母によるドンキホーテ前のハイタッチ応援もなし。母は見つけやすくするためにホイミンをかぶれと言うのでちょうど良かったです。おかん、また来年な!

大通りを左折して青江方面に南下開始。すぐに花番地のヤングマンが聴こえてきます。後半の体力を考えると後悔必至ですが、毎年の恒例行事をスルーできません。2回だけYMCAをやりました。くぅー、テンションあがる!おかやまマラソンが帰ってきたぜ!

ジョイスのアフロ隊にも声をかけます。変わらぬ応援ありがとうございます。体力温存のため、ここからは基本的に応援に応えないことにします。申し訳ない…。

7.5km給水前でピットイン半量摂取。これも呼吸に余裕あり。ポカリで流し込み、給水順調。ここまでやや寒さを感じていました。雨で濡れ、風を切って走るとシングレットでは冷えます。体力消耗をやや懸念。カロリー足りるかな。

旧臨港鉄道の跨線橋を越えます。今年は雨のためかマンションからの垂れ幕応援なし、残念…。

泉田のソフトバンク前で、予告してくれていた常連さんの応援を期待したんですが姿は見えず。当新田ハローズ前では母がもしかしたら出てくるかなと思ったんですが、これもなし。雨ですからね笑

自宅近所ランで気が紛れましたが、ややフォームは崩れたか。修正して藤田へ。4:11辺りで巡航します。

 

10km〜

マスカットエイドは当然スルー。ジェルとポカリのみ。

ここを過ぎた辺りで後ろの大集団に捕まります。どうやら私設3時間ペーサーの様子。給水の予告や走路の警告など適切なアドバイスが飛びます。一瞬、この集団について行こうとも考えました。楽にサブスリーするならペーサー任せがラク。しかし、あまりに集団が大きく、腕振りや蹴りに制約がかかります。これでは疲労するし、前に出る時苦労しそう。意を決して前に出ることに。フォームをことぶき式にして、すっと前へ。これが武器になりました。心拍をさほど上げずにペースアップ。抜けたら戻す。これ以降、サブ3集団には追いつかれることなく進みます。

しばらくして腹に響くベースの音が聴こえてきます。佐藤鐵工所のベンチャーズバンド。これも嬉しいですね!おかやまマラソンの応援の中で1番好きなものの一つです。雨でメガネが濡れてよく見えなかったのが残念ですが、やや疲れてきた体に気合いが入りました。

この辺りでサウルスシャツの2人組につけます。1人がポケットからジェルを取り出します。色はオレンジ。アミノサウルスの新作?プロトタイプ?よく見てみると…マグオンでした。私もマグオン摂取。

左カーブするとすぐに折り返しが。ペースが速いと距離は短く感じます。WATARUさんを見つけられません。そして、なんと数秒でるーさんから声がかかります。速いぞ!るーさん、これは狙ってるなと確信。もっと引き離してるつもりだったので驚きました。

スライド区間の復路は橋の起伏も弱く、楽に進めます。できる限り往路側を走り、チームメンバーを探しますが、見つかりません。途中、tazzoさん!という声を聴きます。Reiさんでした。手を振りかえします。

 

ハーフ〜

再びベンチャーズサウンドが耳に。東に折れて中間地点。10:13:30くらいだったでしょうか。1.5分の貯金ができていました。

今年はナスの浅漬けエイドがありません。苦しくて食べられないけど…。あれ、おかやまマラソン最高のエイドなんですよね。5キロごとにナスエイド出してもいいと思う…。

ヤマザキショップでは興陽高校のブラス応援。ありがとうございます!やや向かい風の東向きコースが楽に進めました。

田んぼの中を北上。今年は雨のため、野焼きの煙もありません。この辺りは1番応援が減るところ。それでも雨の中声援を送ってくださる方々が。ありがたいです。

雨の中の橋ランは中々足にきますが切り替えつつ越えていきます。見えてくるのは浦安公園。私のホームグラウンド。見慣れた景色だと落ち着いて走れますね。給水前にジェルを...マグオン青みかんを...ない! ポケットをウエアの上から触ってもあのムニっとした感触がない。...落とした。Yukiさんにスタート前に補給を聞かれ「500、いや600Kcalいきます」と話したんです。雨で体力を削られることを見越したプラス1個。スタート前に位置を変えた時に上手く入ってなかったか。しかたない。ポカリをしっかりとっていこう、と切り替えます。とりあえずピットイン半量摂取。レースではジェルを取る気力がなくて失速する要因になるのに、今回は取る気力あるのに、ものがなくなるとは!

ちなみに、帰宅後ポケットの中からマグオンが出てきたときは笑いました。ポケットはしっかり探しましょう。

気を取り直して、また東向きに走ります。小さい集団がいつくもあり、それを捕まえては前に進むことを繰り返していましたが、ここでしばらく単独走。(後ろに人がいたのかもしれませんが)向かい風の中、ここはキツかったです。

 

30km〜

いつものランニングコースを進み、岡南大橋へ。岡大応援団はいませんが、沿道からは変わらぬ声援が。そして「ふーーーっ!!」と聞き慣れた声が。有森さんです!フルを走るって聞いていたのに、ランナーを見送った後にスタートして、前にいる。いくらなんでも速すぎない?どうやら不調でリタイア後、先回りして応援に来てくださった模様。思わず

「ありもりさーん!ふーーーっ!!!」と雄叫びを上げます。有森さんも、雄叫び返しで応えてくれました。パワーチャージ!その勢いで岡南大橋を越えます。見えてくるのはもちろんラーメンエイド。今年は八方と桃太郎商店の夢のコラボ。しかし、残りタイムがわからないため、早々に断念を決めます。ごめんなさい!

岡南大橋を下り切ると折り返し。なんとここでもまたるーさんが手を振ってくれました。近くにいるじゃん!引き離せてません!今日のるーさんは速いぞ。

ラーメンエイドを恨めしくスルーして旭川の土手に出ます。7km、傾斜1パーミル。狭い、風が吹く、応援少ない、ラーメン吐きそうなど、皆が口々に辛さを口にするゾーン。何より32kmから始まるため、ここで壁にぶち当たる人多数。もちろん私も何度も苦しめられてきた区間です。気合いを入れ直します。ただ、ラクとまでは言いませんが、キツさはそれほどでもありません。小雨、微風の天候が幸いしましたね。

土手に出て最初の給水も確実に1杯。糖の確保も兼ねるので逃さず取ります。道マラでは30k過ぎてからの給水はミスだらけでしたが、今回は悪条件にも関わらずほぼノーミス。呼吸に余裕度を持たせたことが奏功しました。取りやすく並べてくださってることも助かりました。どのテーブルもクオリティが均一に高くて頭が下がります。

老人ホームからの熱烈な声援の中走っていき、2号線バイパスをくぐるところにホテルXO。電光掲示板で今年もランナーを応援してくれていました。ここの起伏もしんどいんですが、応援のおかげで思わず笑顔になって乗り越えられますね。

土手は風も弱く安定した走りができました。35km過ぎで土手を一旦降りて大型エイドゾーン。左に公式エイド、右に私設エイドのテント。今年はベリーダンスお姉さんたちもテントの中から応援してくれていました。ここは給食も豪華でぜひ寄りたいところですが今年はなくなく諦めます。

36km地点通過時で11時15分付近でした。残りをキロ5分弱つまりサブ3.5ペースで走ってもサブ3が見えます。ただ油断は危険なのでフィニッシュは想像しません。

また土手に上がり、北上を続けていると、遥か前方にオレンジシャツのランナーが。予告されていたWATARUさんのウェアに見えます。これは追うしかない。足は残っています。じわじわと距離を詰めていきます。

後楽園に差し掛かるくらいでついに背中に。隣は西谷さんでしょうか。吉備高原では惨敗でしたが、ここは勝ちたい。しばらく並走ののち、まずはWATARUさんらしき人を、新鶴の手前で西谷さんらしき人を抜き去ります。確認する余裕はなかったですが、後から聞いたらご本人でした。

そして、ついに新鶴見橋。ラップを落とすことなく、ここまで来れました。橋を降れば40km。松本マラソンでの初サブ3.5と同じく「もらったぁあ!」となるかと思ったんですが、さすがにサブ3は簡単にさせてもらえません。新鶴の下りがきつかったか、右足ふくらはぎに攣りかけを感じ始めます。それでもいつもの、ストレッチをかけたフォームで走り、攣りを抑えます。とくにラップに影響はありません。動いています。この足ならいけます。少しずつペースを上げます。

立ちはだかる万跨線橋。滑らかにギアを切り替え、腕を振ります。ここさえ上りきればあとはフラット。下りを使って加速。

清心町交差点を曲がります。体を倒して曲がる感覚が気持ちいい!足にまだ力が残っています。でも、油断できません。道マラは残り50メートルで倒れましたからね。

 

フィニッシュへ

ここに来てのペースアップで心肺はキツくなってきましたが、ことぶき式にしてストライドでペースを作り、残り1キロは全力でスパート。総合グラウンドに向けて左折したところでサブ3を確信します。

トラックを走っているとオーロラビジョンには女子優勝選手のインタビューが。こんな時間帯に戻ってきたぞ、と嬉しくなります。

最後の直線。時計の表示は2:55:50くらいから見え始めました。時計に目をやったまま、フィニッシュラインに飛び込みます。

 

2:56:02

ネットタイム2:55:51

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振り返って感謝を述べたのち、雄叫びを上げました。サブスリーやったぜ!

この様子は、RSKの特集や全員フィニッシュシーンにバッチリ映ってました。恥ずかしい…。

 

応援ランへ

歩くのもおぼつかないおっさんが、ついにフルマラソン2時間台で走れました。

興奮状態なので涙も出ません。初完走の時もそうだったなぁ。

タオル、メダルをもらい、バナナクリームロール、大手まんぢゅう、ポカリもいただいて外へ向かいます。その途中、たこちゃんに会いました。サブエガは逃したみたいですが、それでも52分台の好記録。さすがですね。もちろん私の記録も祝福してくださいました。

外に出ると、常連さんだった子が駆け寄ってきてくれました。応援ナビで追いかけてくれていたみたい。嬉しいですね!

1人になって会場を歩きます。これで親父も褒めてくれるかな。そんなことを考えたら熱いものが込み上げました。雨でわかんないよね。

さて、お楽しみはこれからです。荷物預りへ行き、ザックを回収。タオルをしまってホイミンを被り、リカバリードリンクを飲み干したら、逆走応援開始!

なんとタナーさん発見。デジマラのお礼を伝えることができました。

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清心町交差点では、サブ3.5ペーサーが。行け!サブ3.5!

跨線橋を上り、沿道のみなさんにお礼を言います。応援へのお礼が言えるのはいいとこ土手までなんですが、それでも終盤の応援に感謝を伝えたい。メダルを見せると、初めて見たという人もけっこういます。子供たちもメダルは喜んでくれますね。みんなの応援があったから、メダルもらえたよ!

それから、ひゅうまさんやプライベートペーサー中のYuki、たかひろさんに会えました。そして、ハッチさん。足が痛いというのですが、まぁ後半だしそんなものだろうと思い、耐えて〜!くらいの雑な応援。まさか死闘だったとは…。

アトムさんやことぶきちゃんにも気づいてもらい、並走応援しながら土手を南下します。Reiさんあたりまで行ったところですけさんは見つからず、次のいきもの舎メンバーがかなり遠いので一旦引き返してハッチさんの初サブ4の祝福に向かいます。

沿道のみなさん、お騒がせしました。そして、応援ありがとうございました。

 

大団円

会場に戻るとるーさんやすけさんとも合流。プライベートペーサーYukiさんもフィニッシュ。いいですね〜このフィニッシュ後の雰囲気。ぼっちランのころにはなかった興奮です。つよぽんさんと初めましてでお話しできたり、ホイミン好きというランナーさんと会えたり。そこにハッチさんの登場。

初マラソン初サブ4。岡南大橋あたりからの膝下の痛みに耐えて耐えて耐え抜いて、走力と知力を出し切ってのサブ4達成だったそうです。熱い…。マラソンやっててよかった。

taromiもフィニッシュして、そのまま出勤!さすがスーツランナーです。


それからいきもの舎のみんなで沿道応援に。県知事を見かけたり、仮装ランナーに声かけしたり。百間川ランナーさんも迎えます。

応援するって気持ちいいですね。こちらまで元気になります。

番町のお弟子さん、みかりんは25kmを突破してのリタイア。よくがんばりました。

そのうち、shibakiリーダーが完食ランを終えて満腹フィニッシュ。そして、番長を迎えに行き、最後の直線を並走。チームいきもの舎の全員が出走andフィニッシュとなりました。めでたい!

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謝辞

〜300メートル歩くとへたり込む状態から、フルマラソンサブスリー達成まで〜

ラソン個人競技ですし、走るのは自分自身ですが、とても1人で成し遂げられたとは思っていません。思えません。

とくに大会がない時期のモチベーション維持は1人では無理でした。関わってくださったみなさんにいつか伝えなくてはと思いつつも言えてなかったお礼をここに書きたいと思います。本人に直接言えよって気もしますが、せっかくなので書かせてください。

これはそのまま、私がサブスリーできた理由そのものだとも思います。


まずはマラソンをはじめるきっかけを与えてくれ、マラソンに自由に打ち込ませてくれた妻taromiへ。おかやまマラソンっておもしろいらしいよと言ってくれなかったら始めてもなかった、と思う。

 

市民ランナーのカリスマたち

個人的に感謝を伝えられる相手ではないけど、市民ランナーのカリスマ金哲彦さんの本やランスマは私のバイブルです。走り始めた頃から金さんの本を読んでランニングを学びました。走り方からマラソンのイロハ、大会の楽しみ方まで金さんがいないとマラソンは始まらなかったですね。いつかどこかの大会でお会いしてお礼を伝えたいです。とくしまマラソンでお姿だけは拝見したんですけどね。

同じくお会いしたことのない著名人ですが、つくばの鍋倉先生。ガチユル走がなければ走力アップはなかったです。先生の2冊の本。40歳からのサブスリーは難しいという記述を打破できたのは、そのための方法が書かれていたからですね。代謝系の話はまさに目からウロコで、ランニングは科学であり、ランナーは当然ながらケミカルマシーンであることを意識するようになりました。まだまだ理解が及びませんが座学を進めて深めていきたいです。いつかつくばマラソンに出て、せめてお姿だけでも拝見したい。

 

友人たち

U-Psutaugh氏。学生時代からの腐れ縁で、私の初マラソン挑戦を笑い、完走を賞賛してくれた。しまいには本人がフルマラソンにハマり、私は負けたくなくて必死にトレーニング。結婚した時にお祝いは何がいいか尋ねると「おまえのサブスリー」と言ってくれたのには痺れた。もちろん達成後すぐ報告。今までもこれからも良きライバルです。

「さいたまのはるな愛」さん。道マラで知り合い、さいたま国際では打ち上げに呼んでくださり、私のネットサブ4を絶賛してくれました。そこで「エリート大会である防府読売や別大を目指して」と言ってくださって明確に目標を持つことができました。あの打ち上げがなかったらスピード方向に舵を切ってなかったわけですから、感謝に絶えません。その後も大会でお会いしてエール交換や応援ありがとうございます。

そして「うちの常連さん」。ツイートでよく常連さんと言っているのは、ある人から「tazzoさんって、バーテンダー?」と言われた時にふざけて乗っかったから。実際はいわゆる民間教育産業ってやつでして、かわいい生徒たちです。一緒に走ってくれる陸上部の子たち、私の記録にライバル心を燃やしてくれる子、おかやまマラソンのボランティアをしながら声掛けしてくれる子たち、沿道で応援してくれる子たち。初マラソンの時から、大きな支えでした。今回も応援ありがとう!


ショップ関係

スポーツオーソリティのランニングアドバイザー森さん。イオンウォーキングから練習を始めた時、たまたま入ったところからの一期一会。初マラソンの前からシューズのフィッティングをしてくださいました。レース結果を報告に行くといつもとても喜んでくださり、それがモチベーションになっています。今回のターサーRPも森さんのフィッティングでした。

ズムフラをフィッティングしてくださった鹿児島のヒマラヤの方、大会に合わせて大急ぎでメガネを間に合わせてくれたゼビオの方、シンスプ克服のアドバイスをくださったステップ岡山店の方、トレイルの走り方からシューズ選定まで事細かに教えてくださるアシーズブリッシの藤原さん。もちろんビジネストークではあるんですが、みなさんアスリートとしてアドバイスをくださいます。たいした買い物もしないおじさんのためにありがとうございます。


YouTube関係

ランチューバーのmametaさん。マラソン大会をあまり知らない時、予習のためにいろいろ見る中で、ブレなく見やすくてシンプルに大会の様子を紹介してくれる映像に引き込まれました。予習と復習、モチベ維持、テンションアップと、mametaさんの動画には今も助けられています。同じコースでコースベストを上回った時は、ついに巨人を倒してぞと感慨深かったですね。

猫ひろしさん。ライブ配信で時間いっぱいつかって参加者の質問に答えてくださるんですが、同年代の市民ランナー目線でのトレーニング、栄養、フォーム、レースメイクなど多岐に渡るアドバイスありがとうございます。個人的にもたくさん質問に答えていただき、応用させてもらってます。

下門美春さんのライブでも棚障害についてなど質問対応していただきました。プロ選手が一素人ランナーの質問に無償で応対していただけるのは大変ありがたいです。動き作りは丸パクリしてます。


コーチング、ペーサー関係

がんばれゆうすけさん。ランプロのマラソン講座で一度だけお会いして「フルのダメージは大きいからしっかり休みましょう。」といわれたのが、いまだに安心して休める根拠になっています。

asicsコーチの小谷さん、そして、菅さん。まだろくに走れないころでしたから、すごい選手と皇居ランしてるということに興奮してマラソンへのテンションが上がりました。菅さんは全国女子駅伝岡山優勝メンバーということで、ミーハーですがずいぶん熱狂しました。フォームの動画分析もその後のフォーム指向に役立っています。

第3回松本マラソンのサブ3.5ペーサー鈴木選手。あまりにも見事な単独ペーサーで私の初サブ3.5をアシストしてくださり、あのレースをもう一度やりたい!というレースへのモチベーションを与えてくれました。40k地点で足が残っていた時の興奮はいまだに忘れられません。


医療関係

故障では伊藤整形と竜操病院にいつもお世話になっています。竜操の濱浪先生には厳しくランオフを勧められたり、可動域・柔軟性アップを指示してくださったり、走力アップにつながるアドバイスをいただきました。ここの理学療法士の先生からも可動域について厳しく指導を受けました。

ボディワン先生には継続的に体の状態を見ていただき、走れるのか休むべきか的確に教えていただくとともに最高のコンディションで走れるようにしていただいています。

そして、忘れちゃいけないことぶき先生。Twitterで絡んできた怪しい整復師だったのにすっかりお友だち。施術やマッサージもさることながら、フォーム指導も。アメフト、ハンドボール、アイスホッケーのコーチングしてるだけあって意外にも科学的でわかりやすい。今後の走力アップやケガ防止のために的確なアドバイスをもらってます。これからもよろしくお願いします。


リアルにお会いしたランナーのみなさん

まず、天満屋サブスリープロジェクト。武富監督には、最終選考に残った人はみんなサブスリーできると言っていただき、自信を持って挑戦を続けることができました。山口衛里さんにラップを取ってもらったことはお宝の思い出です。そしてゴールデンエイジさんはじめ選考会でお会いしたみなさん。リアルなライバルと間近で走れた10000mは爽快でした。みなさん、ありがとうございました。みんな、サブスリーしたのかな。きっと達成していってるか、近い将来、達成されると信じてます。

ランニングマン井上さん。元実業団の箱根ランナーとご一緒できたことは光栄でした。坂ダッシュ対決はあまりに惨敗でしたが、いつか再戦した時は少しは戦えるようになりたいと、坂練に気合が入りました。道中話してくださったラン関係の知識も役立っています。

ペルピエの林先生ご夫妻。父のアドベンチャー仲間でいてくださって、父にマラソンを勧めてくださったこと。先生たちのおかげで私の知らない父の一面を知ることができました。だからこそ、この記録じゃ親父は納得しないだろうな、3時間切ったら褒めてもらえるかな、と目標を上向かせることができました。トレランでご一緒できたことも喜びですし、ペルピエを通じてたくさんのランナーさんたちと知り合えました。

フルモさん。空港ランやナイトトレイルなど私にとっての超ロングにご一緒いただけたことは貴重な経験でした。

Makiさんには、はじめましてのフルロング走にはじまり備北や那岐などタフなレースをご一緒させてもらいましたが何よりそのマシンガントークでランを楽しくしてくださいました。

木下さんや坪井さん岡本さんはじめ、ペルピエのみなさん。河川敷で見かける剛脚ランナーたちと一緒に走ることができて週末のランニングコースが楽しくなりました。トレランでもレースでもいい刺激をいただいています。

 

Twitter関係

Twitterで知り合ってリアルでお会いしたり走ったりしたみなさんにもモチベーションだけでなくランの面でも助けられました。wataruさんはランの趣味や方向性が近くて気になる存在でお会いしてからは兄貴分です。たこちゃんは実はTwitterでの付き合いが長くていつの間にか圧倒的に走力で負けちゃってましたね。道マラ撃沈時は慰めと励ましのメッセージをくれたり、吉備高原でもおかやまでもスタート時にアドバイスくれたり、頼りになる友人です。アトムさんはTwitterよりリアルで。えびだい翌週に那岐山でメッセージ届けてくれるなんて粋なことをやってのけてくれてテンションあげてくれました。Yukiさんはポートタワーランの時に現地に来てくださったり、没ったけど試走会企画したり。そして何より精緻化され洗練されたラン分析をいつも提供されていて良い刺激をいつも与えてくださってます。しょうたさん・めぐさんとはいきもの舎でお会いしただけですが、レースでお会いするたびに声をかけていただき、ことあるごとにアドバイスいただきました。今回のレースに自信を持って臨むことができたのもそのおかげです。マラニック連れてってください。

すけさん。練習コースを教えてくださったり、何かにつけて応援リプくださったり、チーム缶バッジ作成やいきものカップにも参加してくださり盛り上げてくださいました。

たかひろさん。50代は悪くない、早くこっち来い。って楽しそうに走る姿に、老け込んでる自分のメンタルを気付かされました。

ウィンドラさんとはプチ仮装仲間にして累積距離対決。まぁ、全敗なんですが…。

Wゆかさんもちょいちょい絡んでいただきありがとうございます。

るーさん。もうすっかりライバルとして対決しまくりですね。道マラではジョッキまでの戦いで敗北したのでその後は勝たせてもらいました。ただ今回はずっと真後ろゾーンだったのでヒヤヒヤでしたから、油断できないなぁ。ライバルがいるのはホント幸せなことです。今後とも負けませんのでよろしくお願いします。


そして、Twitterのフォロワーさんや絡んでくださった皆さん。お会いしたことがない方々も応援、励まし、アドバイス、たくさんありがとうございました。ぎむらんさんはじめアドバイスくださった方、助かりました。他にもYoshiさんのサラメシツイートを見てはタンパク質摂らなきゃと思い、陸用ズゴッグさんのツイートを見ては筋トレに駆り立てられ、西所ななさんのツイート見ればロング走を思い出す、jingさんの三行走記で自分の三行を考える、ぷじょーさんやなかみちゅさんのふざけた?ツイートとランのギャップに驚愕しつつ負けん気を起こす、と言った感じでみなさんの練習ツイートの一つ一つから刺激とアイデアを受け取っています。マラソンは、自分に合う練習メニューを自分で作り上げることにその効果と面白さの真髄があると思います。その意味で、私が速く強くなるには皆さんの練習ツイートが必須でした。

また、いいね!をくださったみなさん。キツい練習で走るのをやめようか、一本減らそうか、ペース目標下げようか、という時、いや完遂してツイートするぞ!という目標が気力につながりました。リプはなおさら力になります。こちらからなかなかリプが書けなくて申し訳なく思っていますが、今後ともよろしくお願いします。

あんなにサポートしてやったのに名前がないじゃないかというみなさん、ごめんなさい。全員書くべきですが、書ききれません。どうかご容赦を。でも、みなさんのサポートが血となり肉となり、私を支えてくれています。

 

いきもの舎

そして、teamいきもの舎オリジナルメンバーのみんな。

マスター「いきもの王」。輝かしい経歴を捨てて岡山に来てくださってなかったら、汗くさいランナーを受け入れてくれてなかったら、このチームはありえなかったです。ランナーズカフェであることもですが、なによりアイスコーヒーが最高に美味い。あの一杯のためならインターバルも坂ダッシュもガチユルも酷暑ロングもがんばれました。カレーはカフェのカレーの域を超えてて最高のご褒美です。ルイーダさんのスイーツはいつもコーヒーにぴったりの組み合わせで、ラン後の糖質補給が何倍も贅沢になってます。見た目にも美味しそうだし、素材の味が生きてて感動するし、次はどんな新作が出てるんだろうとワクワクしてます。ランナーとためのごちそう、ありがとうございます。

shibakiさん、岡山中をランニングし、あの焼き芋屋をツイートしてくれてなかったら、いきもの舎を紹介してくれていなかったら、仲間との出会いもなければ、チーム結成もありませんでした。かけがえのないチームメンバーの支えあってこその達成だったわけですから、感謝に絶えません。ランの楽しさを最大限に発信されていて、さすがランニングチームのリーダーだと思います。

ワッフル番長。リアルに出くわした初めてのフォロワーさんだし、いきもの舎で初めて会ったランナーさん。それに、チームいきもの舎を命名してチームにしてくれた人。重なった偶然が今につながりました。もちろん、深夜練習もロング走も初ウルトラの並走も、LSDとして脚作りに貢献してくれました。そして、大会中止や走れない期間をバカ話で笑い飛ばしてくれたことにも感謝です。

ハッチさん。shibakiさんとの偶然すぎる出会い(運命の出会い?)がなければチーム結成はなかったですよね。赤穂線ランの応援は泣けたなぁ。ランもたくさんご一緒していただきました。道マラで本当はサブスリーしたかった。ハッチさんが応援してくれたから思わず達成しちゃったよ。と言いたかったんですが、すみません。来年くらいにはハッチさんがサブスリーですね。

そして、Reiさん。突然Twitterで絡んできた怪しい人。何か売りつけられるのかと警戒していたころが懐かしい。teamいきもの舎結成時のオリジナルメンバーになり、気づけば私のランニングパートナーになってくれていました。それまで私が苦手としていたロング走をバンバン走るので、負けじと参加しているうちにロングが好きになり、超長距離に耐えうる脚や体力、また長時間ランでの判断力が身についていきました。40km以上のランをこれまで50回くらいやってきましたが、ほとんどReiさんとのランですね。故障明けで柴又100kの目標が達成できたのは、このロング走のおかげです。今回も30k走をせずに臨んだのは脚ができている自信が持てたから。これも感謝。また、それまでペースは考えずに走りたいペースで走っていた私にペーサーをさせてくれたことも大きかった。ぴったりこのペースにするにはどう蹴れば、どうピッチを定めればいいかを考えることになり、ペース感覚ができました。今回、中心の40キロを±5秒のラップで刻めたのはペーサーをさせてもらえたからです。たくさん山に連れて行ってもらえたことも、一度しかトレランレースに出たことのない私にとって大きかった。筋力を鍛え、足を回復させ、心肺も追い込めるトレランを習慣にできたため気がつけば富士登山競走の五合目を突破できました。その力がフルマラソンの起伏をリズム作りの起点にでき、アップダウンが怖くなくなった。おかやまでは橋はボーナスステージになってました。そして、大勢のランナーやランニング関係の人たちを紹介してくださったこと。とくに林先生と会えたことはほとんど奇跡に近いできごとだった。感謝しきれないほどの感謝です。Rezzo練は私の走力の源であり、喜びです。今後ともどうぞよろしくお願いします。


そして、相木さん。いまだに道マラ2022は思い出すと痛々しく恥ずかしいレースです。給水不足をして熱中症で倒れるとは。しかし、ふらついて転んだランナーを助け起こしてフィニッシュさせ、医療班を呼んで引き継いでくれるランナーがいるなんて、未だに信じがたく思います。メディカルランナーでもない人がそこまでしてくれるのかと。私には到底できない。ランナーは自己責任。倒れる選手が悪い。それなのに自分のタイムを犠牲にして助けてもらえた。そんな信じられない体験をさせてもらえたこと。ランナーとしても、人としても成長させてもらえたこと。感謝の言葉がないです。言い方はおかしいですが、あの時サブスリーしてなくてよかった。倒れてよかったのかもしれないと無責任に感じています。

健康のために走り始め、目標達成直前で体を酷使して倒れる。その矛盾に気づかせてもらえたことも感謝しなくてはいけませんね。今後は、原点回帰し体を最優先、人に迷惑をかけないランを心がけたいと思います。


長くなりました。

1人で走っているつもりが、気づけば数えきれない人たちに支えられていました。改めて感謝申し上げるとともに、今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。こちらからも、なにか皆さんの助力ができたなら、望外の喜びです。


次の目標は…グランドスラム、サブエガと大きく掲げたいと思います。まずは防府読売マラソンへ!

 

技術編は、また後ほど。

 

追記:

謝辞のメモの一つを統合し忘れていました。

今更ですが、追記させてください。

 

くまさん

いつもリプありがとうございます。富士登山競走ではニアミスしかできなかったんですが、道マラではスタート前に声をかけていただきテンションあげてレースに臨めました。クマっぽい人かと思っていたら真逆の爽やかさで驚きましたよ。


さえさん

乗鞍天空〜松本マラソンでがっつり絡んでいただき、知らない土地でのレースを身近に感じることができました。どこに行ってもランナーがつながってくれることは大きなモチベーションになりました。


かまぼコさん

さいたま国際マラソンで、ファンラン後に応援に回っておられ、お子さんが私を応援してくださり、それをツイートで捕捉してくださるという嬉しいコンボ。来年も会いに行くぞ!と思ったらまさかの大会終了でがっかりしたんですが、いつの日か再会できると信じてます。Twitter関係ではリアルに会った最初の人です。ありがとうございます。


さいたま国際でリアルに見かけてリプくださったみなさん

さいたまのみなさんは地元愛に溢れていて他から来た私たちをとても歓迎してくれました。EXPOでパフォーマンスしていた大宮アイドールのみなさんもツイート直後にエゴサからいいねくださったり、繋がってる感遠征して大会参加することの楽しみをあんなに味わえたのはさいたま国際が初めてで最高でした。その後の大会参加モチベーションにつながっています。


宮内宏子さん洋子さん

沖電気ホクレンの双子ランナーさん、ご本人。知り合いのよしみで応援させてもらっていました。ことあるごとにお手紙やお土産ありがとうございました。私のサブスリー達成にも祝福メッセージをいただき恐縮しております。いつかマラニックにでも参加してもらいたいです。


ねぎまさん

酒場放浪記ツイートがタイムラインに流れるのが安定のTwitterになってます。リアルではえびだいでニアミスしただけですが、リプでの絡みでも楽しませてもらってます。慶州でお会いできるかななんて思ってたのに残念でした。またそんな機会があるとうれしいです。


たなともさん

ランツイのお笑い担当だと勝手に思ってます。フリート機能があったときはランと関係なく笑ってました。ランはストイックだからこそ笑いが取れるのかな?和ませていただきリラックスできています。


ジョガーManさん

はじめ、ただのジョギング愛好家かと思っていたらすごい人でした。ランニングを通じてオリンピアンやパラリンピアンと触れ合えるのも大きな歓びですね。パラリンピックが何倍も楽しく身近に感じられ、自分のやる気につながります。


TKさん

学生のころから謎のランナーとして楽しませてもらいました。タイムでなんとなくわかっていましたが、ヤクルトで活躍するようになってはっきりして、なんて気さくに絡んでくれる人なんだろうと感激。ヤクルト愛飲していたので、それも嬉しく、拍車がかかりました。おかげで胃腸が元気で食べられて走れています。


神野大地選手

一方的なファンなんです。筋トレやリラックス法などYouTubeでの話もタメになりますし、とくしまマラソンでは飛ぶような走りを間近で拝見してますますファンに。応援する選手がいるのは幸せなことですね。

 

 

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05 無謀⁈北海道マラソン挑戦の巻

2017年ころは、NHK地上波で「ランスマ」の再放送を不定期放映してまして、BS見れない我が家でも録画して何度も見てました。

金さんは、学生の頃からマラソン先生として教育テレビ等で見て知っていて、金さんのマラソン入門書を読んだり、DVDを借りてきたりしてた関係もあり、ランスマはかじりついて見てましたね。

その中で、亮さんが北海道マラソンに挑戦するという企画がありました。亮さんは、当時の私にとっては金髪チャラい不良みたいな悪いおっさんキャラ。ロンブーってPTAの敵みたいな感じじゃなかったです?マラソンしてること自体不思議だったんですが、それが,真夏の5時間レース、北海道マラソンの完走を目指すっていうんです。悪いですが「え?こんなやつが中級者レース?しかも北海道マラソン?」という目で見てました。

前編は暑熱順化トレーニング。消防署で訓練したり、日中の連続ランで滝汗かいて水分補給したり。そのメニューをきっちりこなしつつ、真夏の走り込みをしているわけです。去年ちっとも夏に走らなかった自分と比べ、猛暑の中で必死走る亮さんの真剣なこと。

後編はいよいよレース。札幌に6年間住んでた身として、真夏の札幌の気温が決して低くないことは体感して知っています。その中に走り出す亮さん。冷静なレースをするんですが、やはり中盤はしんどそう。

それでも新川通を折り返してから私設エイドなど利用しつつペースアップ。見ながらこっちが熱くなって応援。いけ、亮さん!

ついに北大に「入学」し、見事に完走!タイムもギリギリではないフィニッシュ。すげーよ、亮さん!

見終わった時にはすっかり亮さんファンに。そして、フツフツとわきおこっていました。

北海道マラソンに出たい」

北海道は自分にとって特別な場所。亡き父の出身地でもあり、母校のあるところです。ここを走ってみたい。亮さんに負けられない。

しかし、ご存知の通り当時の北海道マラソンは5時間レース。しかも真夏の道マラは430程度の走力がないと完走は難しい、と金さんのコメントも。430なんて、5時間切れない私には夢の数字。よほどトレーニングしていかないと無理な世界です。

悩んだ末にエントリーを決意。やるしかない状態に自分を追い込みました。涼しい秋に5:09のおっさんが真夏にサブ5挑戦です。ここから、当時のメモやらレポートやらを再構成。

 

さて、そんなことを北海道時代の友人に話したんですね。私のフル挑戦を笑い、完走を絶賛してくれたヤツ、です。

そうしたら、走るっていうんですよ。北海道でフルマラソン。面白くなってきました。これは負けられない。亮さん(の記録)と学友という2人のライバルに勝つために、トレーニング開始です。

 

ラソン自分史として革命的な出来事がありました。マラソンウォッチ導入です。それまでスマホをポーチに入れ、都度取り出してはペースや距離を見ていたわけですが、ついにGPS腕時計を購入。機能と価格のバランスでEPSONのJ-300に決定。心拍も測れて、画面は電子ペーパー。データはクラウドで管理され、スマホアプリやPCでデータを確認できる!

なんていう優れものなんでしょう。みなさんにもぜひお勧めしたい!…まぁ、みんな持ってるか。

 

そして、もう一つ。ランスマを見て始めたトレーニング。「ガチユル走」もスタート。記録を見るとガチのペースが5:30くらい。430でレースペースが6:20くらいですから確かに目標通りのガチユルをやっていたようです。

ランスマでは「ガチユルは走った距離の1.5倍程度の負荷」という話も。短時間でたくさん走ったことになる!ということで練習の定番になっていきました。

 

暑熱順化ももちろん実施。亮さんに負けないよう、汗だくになって飲むヨーグルトとバナナを摂るというランをやってました。

7月は総距離で57.6キロ。これまでになく走りました。走らない日はスクワットをベランダで。この頃は外に飛び出す習慣がなかったんです…。それでも、8月には早朝ガチユルハーフ走もやって、たしかな手応えを得ました。

 

また暑さ対策も開始。冷汗タオルに水を含ませて走ったり、フリスクケースに粒岩塩を入れてみたり。日除付きの帽子も準備。もういっぱしのランナー気取りです。

しかし、関門との戦いは確実。関門時間を計算してエクセルで表にし、ラミネート。28キロ関門だけ、関門間の必要最低ペースが厳しいことを発見します。つまり、その直後の30と合わせて最大の「関門」。ここの突破が前半の目標に。あの新川通の復路です。やるしかない。

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そして迎えた8/25。札幌へ向かいます。飛行機の中は乾燥するから、と真夏にも関わらず濡れマスクで移動。体調管理は徹底してましたね。

ひさびさに降り立つ北の大地に身震いします。遠征でのマラソンなんて考えたこともなかったですから。

 

受付を終えて、EXPOをまわっていると体が冷えてきます。夜の札幌は寒い。翌日は灼熱のマラソンになるというのに…。この寒暖差も実は関門です。

 

翌26日。早朝メシを済ませ大通りへ。スタート地点の大通り公園で友人と再会します。まさかランナーとしてここで待ち合わせるとは…。フィニッシュ地点で会おうと誓います。すでに気温は高く、ビビり気味。スタートブロックはG。記録がないと最後尾ルールですし、走力としてもまさにソコなので安心してスタートできましたね。

 

なお、ウェアは肌着におかやまマラソンTシャツ。下はCW-Xタイツにランパン…厚着だな!

シューズは2016から変わらずゲルカヤノ23。2年も同じシューズ!そして、EPSONウォッチに安いポーチ。ジェルはパワージェル!

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これって、先日ツイートしたチャレンジャーっていうジェルにデザイン変わったみたいですね。最近見ないと思ったら、同じ会社の製品でした。

 

テレビ塔のカウントダウンは遠すぎて見えず、GLAYのロングランも聴こえない西の端からスタート。ロスは約10分。ゲートまでのウォークとジョグがいいアップです。いよいよ、すすきのへ!

 

ランスマでは亮さんがとにかく前半抑えていたので、負けずに抑えます。目標6:30ペースに対して最初の5キロは6:33ペース、我ながらうまいペースコントロールです。

給水。噂に聞いた紙コップの散乱は見事でした。紙粘土みたいな塊が地面を覆ってました。本気で汚い北海道マラソン…。除雪車でできた雪山にタバコの吸い殻が大量に刺さってる土地柄ですからね。安定の道民クオリティ…嘆かわしい。

 

さて、中島公園あたりをぐるっと回ってる時に救急車が来た気がします。ゆっくり走っていて、それを抜かなきゃいけないんですが道の半分を救急車が埋めてますからとにかく大渋滞。10kラップは33分に落ちます。

おかげで疲労せずに大通りラインに戻り、北へ。青春時代を過ごした懐かしい景色の中、新川通りへと向かいます。

15.20と,ラップは32分。安定してたなぁ。途中「ボーリングのピン」さんに会いました。全身ボーリングのピンコスプレ。暑くないんですか?と聞けば「…暑いです!」ですよね。

さて、給水は…なんと紙コップが間に合ってなかったり、水がなかったりでした。遅いランナーには容赦ないんです。だって元々はガチレースなんだもん。おかやまマラソンのようなサービス抜群のお祭りマラソンとは違いますね。スポンジもありません。あれは鍛え上げられた速いランナーのためのもの。フードもスカスカ。悔しかったら鍛え直して出直してこい!はい!

 

新川通に入る頃には足の痛みが。これ、たしか膝蓋靭帯炎。でもまだ耐えられる痛み。そのまま前へ。

新川通は、長かったです。次の信号で折り返しだろう、を何度繰り返したことか。そして、暑い。どんどん体温が上がってキツくなります。覚えているのはどこかでもらった氷。気持ちよかったなぁ。

次の信号じゃないぞ、絶対違うぞ(でも、その次で折り返しだろう)……どっちも違う!

なんて感じで走りました。これはよく覚えてます。やっときた折り返し。自分の来た道を見てびっくり。札幌駅のタワーが霞んでます。いや、嘘だろ。あんなところに戻れるわけがない。

今でこそ「見えてるところは行ける距離」ですが、この時は愕然としましたね。そしてエイドにあるはずのフードなし。

しかし、ここから怒涛の私設エイドゾーン。スイカにトマトにガラナに飴にもらいました。飴には「ファイト!」の文字。一つ一つに応援メッセージ。うれしいなぁ。

5キロラップは32分、33分と粘ります。しかし、35キロくらいでトイレに。大きくタイムロス。この頃はレース中にトイレに寄るのが当たり前でした。ラップは38分。向かいの道路に収容バスがずらーっと並びます。遅れるとアレだぞ。

新川通を抜け、琴似くらいで応援の声を聞きます。「がんばれーーーーーーーー!」

書き方が難しいですが、とにかく長いんです。そして力強い。そんな少年の声。この声に奮い立ちましたね。私設エイドの氷ももらって元気になりランへ。

そして、ついに見えてきた門と研究施設。北大です。木陰に入り,一気に涼しくなります。

ここまでくれば完走は見えました。涼しくて走りやすいので息を吹き返します。40k地点の5キロラップが31:28。41kのラップはなんと5:03まで加速。残ってる足を全部使います。

旧コースはラスト、大通り公園に沿って500メートル。嬉しかったなぁ。フィニッシュ=サブ5達成ですからね。暑くてフラフラでしたが、3度目にして納得のフルマラソンができました。

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亮さんに近づけた気もしましたね。悪い大人の代表格みたいに思ってたロンブーですが、改めて尊敬。ランスマに帰ってきてくれないかなぁ。

なお、taromiはリタイアしたかなと思っていたんですが、「さいたまのはるな愛」として有名な市民ランナーさんと偶然に出会い、そのキレッキレのペースメーキングに追随することで見事にフィニッシュ。完全イーブンで関門をスレスレに突破し、最高効率の走りできれいに完走させてしまう人。この出会いが次の一歩につながります。

そして、北海道時代の友人は32km関門に捕まっていました。まぁ初マラソンに選ぶ大会じゃないですよね、すんません…。ラン後のお食事会でもグチグチ言われました。こんなにキツいことさせんなよ!2度とやるもんか!みたいに。その真意は後ほど。

 

ラソンウォッチ、暑熱順化にガチユル走。ハード面でもソフト面でも一歩、ランナーに進めた北海道マラソン初挑戦になりました。

 

つづく

 

04 2年連続当選!第3回おかやまマラソンの巻

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初マラソン初完走を見事に果たしたわけですが、「これからは定期的に走るぞ!」と思ったのもつかの間、あっという間に走らなくなってしまっていました。

 さて、そのころはまだマラソンウォッチも使っておらず、スマホのアプリでタイムを測ったり記録を残したりしていたんですが、使っていたのは「ランタスティック」。特に吟味もせず、app storeで適当に検索して出てきた、必要最低限の機能は揃ってるアプリということで使っていました。

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 このまとめを書くために最近になって久々に開いたらログインできない…。調べると、ランタスティックがadidasに買収された時、移行手続きをしないとデータ抹消だった模様。オフシーズンだってあるんだから、メールの一通もよこしてくれればいいのに。ひどい。adidasの、アスリートの記録に対する考え方が垣間見えますね。

 閑話休題。残念ながら、初マラソンから2回目マラソンまでの詳細な記録はもはや確認できないようです。ですが、ろくに練習してないので、まぁ仕方ない。

 ランタスティックの悪口を書きましたが、唯一の救いは、ツイート機能を使っていたこと。アプリでランを計測した後、毎度のようにツイートしてたんです。今のように大勢のFFさんたちと関わる前ですから、もう適当。ボタン連射。「ライブ中継で応援してください」っていう謎の投稿も自動でされてました。なにこれ?

 ともかくそれを見ると、2〜3キロのランを週一くらいでやっていたようです。

今では考えられない…勿体無い。その頃の自分にランを続けろよと怒鳴りつけたい…。

 

そして、忘れた頃にやってきたおかやまマラソンの抽選エントリー。迷いなく申し込みました。…見事当選。

この当選で目が覚めました。思い出すのは30km以降の地獄。あれはもう嫌だ。走るなら笑顔でサブ5。目標決定です。

 

しかし、とくに工夫するでなく、夏なんてほとんど走らず、10日に1回思い出したように2-3キロ走るだけ。10月にやっと10キロ走った記録が。このころも10キロ走るってまだまだ一大イベントで前日から大騒ぎして準備してたんですね。

 

そのレベルの練習でサブ5なんておこがましいわけですが、なにもわかっていない私は何も考えずにレース当日をむかえます。

 

 一応、フルマラソン・フィニッシャーとして迎えた第3回おかやまマラソン2017。変なプライドもって臨んだ気がしますね。正確には覚えていませんが、初マラソンとそれほど変わらないスタートだった気がします。

 

 序盤。記録を見ると、2016より時間がかかっています。5kmラップで4分遅れ。これは慎重に入ったということですね。成長のあかし?トイレも並ぶことなく、じっくりと前へ。

 10kmラップは2016より上回ります。1:23。たしか、この先、ハイタッチばっかりして走った気が。気持ちいいんですよね、ハイタッチしてるときつさを忘れるから。

 中間地点で2:36。スタートロス8分を差し引けば21.1キロを2:28.ネットでのサブ5が見えてきます。ただ、30kmの壁はしっかり立ってました。ズルズルとペースダウン。キツさにやられて今年もラーメンはあきらめます。土手へ。でも、まだいけるぞサブ5。

 しかし、しっかり失速しました。土手の後半で足が止まります。完走から完歩に切り替えて前へ。どこかでトイレに行き、エイドで足を冷やした気がします。苦し紛れの悪あがき。

 40km越えて、どうにか復活。しかし、すでにスマホの時計は14時が迫る時刻。必死に走りましたが、グロス5:16。ネット5:09。

 

二回走っても5時間の壁は越えられませんでした。達成感と悔しさの混ざる2回目のフルマラソン。マラソン一年生のたかきなおこさんは初フルで達成していたサブ5を2回目でもできなかったことにガッカリ。

 

苦しくて、もう走らないと思って歩いたおかやまマラソンですが、2個並んだメダルを眺めて、反省しているうちに、もっとメダルが欲しくなりました。コレクションしたい。また走りたい。次こそ5時間切りたい。

じわっとマラソン熱が高まってきます。

つづく