北海道マラソン2022総集編
忙殺と怠惰と老眼その他アレコレでブログから遠ざかってましたがメモは残してたのでボチボチまとめていきます。
さて、去年の話になりますが北海道マラソン。2022が三年かがりでやっと終わりました。
私の恥ずかしい失敗レースと、支えてくれた人たちのことを書きます。

はじまりはじまり(今回もAI生成画です)
ことのききさつ
シンスプ、長野DNS
2022年のはじめのこと。それまで、いわゆるコロナ禍とかいうやつで公認大会がなく、フル非公認ベスト3:06でくすぶってた私。徐々に大会の再開が聞かれ始め、久々の大会として長野マラソンにエントリー。目標は当然、サブ3でした。
しかし、気合いだけムダに入って、走りすぎ…気づけば疲労骨折寸前のシンスプに。ドクターストップで長野は失意のDNS。せっかく大会が復活したというのに走れない日々。
それからケアや練習のクオリティを上げ、ウルトラ参戦で足を作り、秋大会での記録達成に向けて質の高い練習を心がけるようになります。
その頃エントリーしたのが北海道マラソン2022。亡父が月寒生まれだったり、私が学生時代を過ごしたりした地ということもあって、当時の学友と毎回出走するようになったレースなんです。北海道とは言え真夏なのでタイムは出ませんが、秋の本命レースに向けて前哨戦としては最高のタイミングなんですよね。
北海道マラソンの目標は、故障復帰後ということもあり当初は3:30。しかし、走り込むにつれて調子が戻り、3:15、いや、3:06を切って自己ベスト…いや、もう一声いけるんじゃないか。そんなふうに思えるようになっていました。
「マラソンには応援が必要だ」
さて、チームメイトのハッチさんと言えば
「マラソンには応援が必要だろ」の人。
ここぞというところで現れて、一番ほしい声援を送ってくれる頼もしい仲間。
なんとそのハッチさんが北海道マラソンに応援に来てくれるというんです。これが燃えないわけがありません。
そこで思いついたのが、北海道マラソンでなんとかサブ3して「ハッチさんが応援に来てくれたから、なんかサブ3できちゃったよ。やっぱりマラソンには応援だね」というツイートするという究極のネタラン。やったろやないかい。
他方、自分の中で、こだわりもありました。
「初サブ3は、ターサーで達成したい。」
NIKEズームフライも履いていましたが、マラソンを始めた頃に聞いた「ステップアップしてターサーを履く」ことへの憧れや、カーボンプレートの助力の凄さに対して、初サブ3はターサーで、と決めたんです。厚底カーボンプレート登場前のランナーさんたちに認めてもらいたいという気持ちもありましたね。
そうなると、この北海道マラソン2022、ターサーで行くしかありません。ただですら難しい道マラサブ3をターサーで、しかも中年スタートランナーがチャレンジする…端から無謀ではありました。
2022/8/28 北海道マラソン2022
以前のブログに書いたままですが、序盤は順調でした。ハッチさんの応援も受けつつ淡々とペースを刻み、新川通を折り返す。ただひとつ大きなミス。給水で飲むことより体にかけることを優先しすぎたこと。
表面は冷えているのに、脱水が進む。復路で気づけばフラフラになり、2度目のハッチさんの声に答えること能わず。新川通を終える頃には徐々に意識が曖昧に。給水を取ろうにも、視線が定まらず紙コップをなぎ倒す始末。もはや北大以降ははっきりとは思い出せない。そんな状態でした。
ゴール前、50メートルくらいでしょうか。ここで意識を完全に飛ばします。盛大に転んで起き上がれず、地面に四つんばいになっていた模様。
そこで、どうやら誰かに起こしていただき、フィニッシュしたような、車椅子に乗ったような。断片的な記憶。
意識が明確になったのは医務テントのベッドの上。熱中症でした。迷惑なランナーです。
タイム 3:00:45
サブスリー、失敗。
フィニッシュ後、行方不明となってしまい、ハッチさんを喜ばせるどころか心配かけて終わりでした。
助けてくれたランナーは誰なんだろう。お礼を言わなければ。
倒れたままだと救護スタッフが駆けつけてDNFだったはず。
覚えているのはオレンジ色?のウェアのランナーだったような気がすること。
それ以上のことはわかりません。
グロスタイムがほぼ同じ人がその人のはず。すぐにお名前はわかりましたが、連絡先がわかりません。
Twitterで情報提供を呼びかけました。同じチームの人がTwitterしてたら気づいてもらえるかもしれない。大勢の方にリツイートしていただき、いろいろ情報や写真をいただきました。しかし、判明せず。
しばらくして迷惑承知で北海道マラソン事務局に問い合わせました。本来の業務ではないことに快く応じていただいたこと、感謝です。
数日後、事務局の方から連絡が。ご本人に連絡を取ってくださり、電話番号を伝えていいとの許可を得た、と。
仕事を終えた車の中からすぐに電話しました。お礼を伝えることができて、本当によかった。
連絡先を交換し、いろいろとお話をうかがいました。それは主に北海道のランニング事情。相木さんのお話しに気づきが2つありました。
ひとつめ。北海道のランナーは根雪の季節には走れないため、雪のない時期のマラソン大会を貴重なものとしてとても大切にしているということ。就中、北海道マラソンは地域最大のマラソンにして8月唯一の公認大会ですから、ここにかける意気込みが違います。冬場こそシーズンでフルマラソン走り放題の内地とはまったく違うんですね。
ふたつめ。貴重なフルマラソン大会だからこそ、倒れているランナーをフィニッシュさせてくれた、ということ。
恥ずかしい話ですが、私なら貴重な大会では自分の記録を優先し、倒れてるランナーなど見て見ぬふりをします。だって、自分のことをコントロールできてない、トレーニングも経験も不足している、勝手に自爆した、そんな迷惑なランナーを助ける義理がありますか?私はよくわかっています。ネタに走って無謀なチャレンジをし、経験不足から脱水症状を起こし、それに気づかず熱中症になって倒れたんです。自己責任ですよ。
でも、彼は違っていて、この貴重なフルマラソンにおいて、ゲート目の前でDNFはもったいない、と、自分の記録はそっちのけで立ち止まってくれたんです。
申し訳なくて涙が出ました。
そして、練習再開。気合いが入りましたね。助けたランナーが鳴かず飛ばずでは意味がない。そこそこのランナーを助けたことにしなくてはならない、と。
キツい練習もキツくなくなりました。そして迎えた11月、おかやまマラソン2022。シューズはもちろんターサー。
結果、2:56:02
sub3達成。涙は雨が隠してくれました。
翌2023年。東京マラソンの応援で相木さんと初対面。言葉が出ませんでしたね。
そしてリベンジレース。北海道マラソン2023へ。同じミスは2度とするものかと炎天下ジョグを増やし、暑さに強くなって8月を迎えます。30度でもサブ3できる自信がありました。
しかし、ありえないミスをします。土曜日にカーボローディングどころか、昼ごはんを食べ忘れたんです。荷物抱えて移動し、夕方にはきっちりジョグ。しかも、その空腹を理解できず、食べ過ぎは良くないと控えめに夕食。頭の中はレースプランや天気予報のことでいっぱい。去年の借りをどう返すか、そればかり。肝心要のエネルギーを蓄えずレースへ。
狙うはサブ3ではなく、相木さんの道マラ記録、2:54。キロ4:05あたりで攻めます。スタート時は29度。それでも呼吸にも足にも余裕がありました。しっかり水分は摂って脱水を防ぎます。
しかし、15キロすぎで異変を感じます。急激に足が重くなり、ペースが落ち始めたんです。いやおかしい。この気温でこんな距離、何度も走ってきたぞ。失速するはずがない…まさか、熱中症なのか?
頭が回りません。持参していたOS-1パウダーを給水で飲みますが回復せず。るーさんに撮ってもらった動画では20キロあたりでフラついている状態。そして悪寒にも襲われます。
やってしまった。今年も熱中症か。回らぬ頭でリタイアを決意します。倒れてはいけないということだけは肝に銘じていました。救護所に飛び込みメディカルチェックを受けます。熱中症の兆候…なし。走るかと聞かれたら当然こたえは「はい」。再度コース上へ。
そこに雨が降り始めます。雨粒に打たれて、ガタガタ震え出すんですね。もうだめだ、リタイアだ。回収バスはどこだ、と。しかし、リタイア続出で回収バスが遅延のアナウンス。とりあえず進みます。
そこで気づいたのがハンガーノック。エネルギー切れて寒いのではないか。おかしい、なぜだ…あ、……昨日昼飯食ってない。
そうかそういうことか、と持っていたジェルを全て飲み、私設エイドでコーラをもらい、とにかくカロリーを摂ってジョグ。しばらくして走れるように。
記録は3:21あたり。2023もサブ3失敗…。
今年できたのはペースダウンだけ、そんなぼやきにチームメイトは「それ、成長だよ」と。2023年も北海道は涙でした。
一年かけてトレーニングすれば、あと45秒くらい簡単だろうと思っていましたが、蓋を開ければ惨敗ですからかなり自信をなくしましたね。
北海道マラソン2024
さてさて、ここからがいつものレースまとめ。
トレーニング
2月、フル自己ベスト2:40:52達成
3月、🐮フル3:05=暑さと空気抵抗に負けずサブ3肉薄
5月、🐮100k完走=対熱中症トレ
7月、富士登山競走=Vo2maxトレ
各レースを足がかりにして、北海道マラソンのために鍛えてきました。合言葉はやはり「30度でもサブスリー」。
しかし、今年は暑かった…。塩と砂糖で経口補水液パウダーもどきを作って給水しながらジョグ…。日中ランがメインでロングやペーランがワンウェイな私にはこれがキツくて、練習は短いスピ練や坂練ばかりに。
富士登山競走から1ヶ月あったのに、ろくに何もできないままレース前土曜を迎えます。不安…。
しかし、酷暑の割に天気予報は大会当日それほど暑くない予想。助かったか。
今年は食事にはとても留意しました。去年の二の舞は避けたい。グリコーゲン貯金逆算の土曜朝から特にお米をきっちり詰め込みます。
移動は岡山空港から直行便。今年は羽田でカロリー無駄遣いしません笑
出場するチームみんなで新千歳へ。空の上でもおにぎりをしっかり食べてカーボローディング。

札幌についたら、まず大通り公園で受付です。今年も会場で相木さんご夫妻と合流。

あとから相木さんが「番長さんって女性だったんですね…」と笑
ええ、私も同じことを思ったんですよ…。

そして、相木ご夫妻からファイターズ土産をてんこ盛り盛りいただいてしまいました。チーム全員といきもの舎で仲良くいただきました!
さて今回、ホテルは値段より立地で選択。クラークの方が超フレンドリーでした。なぜかよくわかりませんが、空いていたツインの部屋を手配してくれるという…。ランナーサービスらしいです。マラソン応援されてる感いいですね!
一応、ジョグで体を動かしておきます。ショッピングついでに平岸方面を走ります。札幌に住んでた頃もあまり足を踏み入れたことのない地域。父の住んでた方面なんですけどね。

おにぎりやら弁当やらを調達してホテルに戻ります。

そして、早めのディナー。しっかりたっぷり食べます。今年はミスしませんので。

夜になって旧友が札幌入りし、お土産渡しに再度ジョグ。

まぁ、これくらいは大丈夫でしょう。
レース当日

ターサーに足を通します。このシューズのラストレース。決めてやるぜ。
朝、去年ほどの寒暖差を感じません。やや暖かな雰囲気といったところ。
大通り公園まで歩き、芝生で各種準備。
相木さんと合流します。

気づきました?
そう、私と相木さん、ゼッケン番号が連番だったんです!
すごくないですか?
これは推測ですが、去年のタイムが近い、目標タイムが近い、年齢が同じで誕生日も近いから、なのかな。ついでにいうと背格好も近い!…これは関係ないか。
荷物を預けます。ここから写真なし。
大通り公園側に移動してアップ開始。日陰だし、ストレッチもしやすくて、すっかり毎年のルーティンコースですね。
去年は急上昇していった気のする気温もそれほど上がってこない雰囲気。
適度なところでスタートブロックへ。今年は誰とも会わないし、話もなし。集中できる反面、リラックスはしてきませんね。
最前列の方まで移動はしませんでした。キロ4-4:15あたりでの巡航になるので、前すぎてもペースが作りづらいかな、と。
あっという間のカウントダウン開始。名物の電波塔電光掲示板がスタートを盛り上げます。なんというか、心の準備?暖機運転?できぬまま、スタート。
稼ぎの序盤
つっこむと簡単に潰れるので、スタートは前すぎないように=流されにくいところと思いましたが、Aブロック後半は意外とゆっくりスタート。結局、前に出る走りに。みなさん、慎重ね…。

涼しい前半に貯金して、暑い後半の落ち込みに備える戦略ですから、キロ4程度に加速していきます。ターサーでキロ4はオッサン的になかなかハード。序盤からキツい感触で進みます。やや緊張しているのを感じたので、YouTuber?のみゃこさんに話しかけたりしてリラックス。
新設置の2キロ給水はスルーし、5キロから給水開始。飲むことに力点を置き、体への水かけは後回しに。この辺りの配分は2年連続失敗レースの経験が活きますね。
南部一周をサクッと終えて、トンネルへ。ここでくまさんと再会。富士下山競走ランデート以来の再会。キツいんですが、そのまま抜いて前へ。
トンネルを抜けるとミストシャワーゾーン。これって、序盤には不要な気がします。新川通に設置してよ!笑 スポンジは確実に使って冷やします。

あっという間に北24条。住んでると札駅から24条って地下鉄使う距離なのに、走ると至近距離ですね。
一旦新川通に出て、コの字ゾーンに進むわけですが、15キロ過ぎても去年のような失速はないのでエネルギーは残ってる様子。キツいんですけどね。キロ4辺りで巡航します。涼しいうちに稼げ稼げ。

それにしても新コースのコの字は長い。道マラのキツさは暑さだけでなく単調なコースから来る気もしますね。

去年よりはラクに到達した新川通。SITバンドの曲はちょうど大会テーマソング「新宝島」。重厚な前奏がお腹に響いて気持ちいいですね。
ジェル補給も忘れず、順調な中間地点突破。キロ4ですので貯金5分確保。これでキロ4:30に落ちてもサブ3達成。涼しいままなら、このペースで行っちゃえ。
しかし、やはり新川通は暑い。折り返して26キロすぎでもう暑さにやられ始めます。ま、貯金が6分ほどあるし、無理せず行こうと決めます。
途中、氷をもらって帽子の中へ。頭から冷やしつつ給水は飲むこと優先。当たりでした。陸連登録なので私設エイドには頼るわけにはいきません。道マラは新川通の私設エイドがあるから走れると言っても過言ではないんですが、グッと堪えて南下です。
帰りのSITもまた新宝島の前奏部分。今年はありがとう!を叫べました。すっかり道マラに欠かせない存在になりましたね。

晴れてきちゃいました。去年は曇って雨降って後半劇的に涼しくなったのに、今年はじわじわ暑くなり、見事な晴れに。日差しにもやられ始めます。キロ4:15の維持すらしんどくなります。残り距離とタイムを計算しては、サブ3するのにあとどこまで落とせるかを考えるという情けないランに。でも、確実にサブ3するには戦略として正しい、はず。
なかみちゅさんから応援ナビでメッセージいただいてました。うれしいですね。後から「置きに行った」と揶揄されましたが、ええ、まさに置きに行ったんです。無理して倒れるより、確実なサブ3。1秒削り出すより、1%でもサブ3の可能性を高める。おっさん市民ランナーにはおっさんなりの目標。
徐々にペースダウンしつつ、平均4:10あたりに着地しようと調整ラン。やがて北大へ。
通い慣れた18条あたりから文系棟への道。今日はビクトリーロードです。ここまでくれば、サブ3は確実。丁寧に給水、スポンジ。ミスはしません。

赤レンガも大通りへの道も気持ちよく走ります。タイムなんて気にしない。3時間を切って、元気にゴールするのが最大の目標ですから!
あの日、意識を飛ばして倒れたフィニッシュゲート前。一瞬で通過です。
フィニッシュ。2:57:18
3年越しの道マラサブ3達成。
薄底、公認、グロス、私設エイドなし
目指してきた通りの結果が残せました。
そして、もちろん、熱中症で倒れることもなく無事にゴール。ゲート前で応援してくださっている救護スタッフの皆さんに2年前のことを含めてお礼を伝えられたのも良かったです。

相木さん、るーさんも次々とフィニッシュ。カンカン照りで真夏の大通り公園で、サッポロクラシックをプシュっと。くーっ!
人生で一番美味いビールを飲みました。
いや、ほんと痛快な美味さだったなぁ。
ちなみに、相木さんの奢りでした。…逆じゃね?🤣🤣🤣
思い切り晴れたのでワッフル番長のクリームは溶けちゃっただろう=リタイアじゃね?と危惧しましたが、見事に好タイム完走。暑さに強いじゃん笑
teamいきもの舎は今回も無事に全員完走でした!
夕飯では番長がビール奢ってくれました。サブ3がんばってよかった笑
翌朝は番長とデカい橋を見に行ったり、
海鮮朝ごはんに舌鼓打ったり、
コーヒーソフト食べたり、のアフターレースを満喫できました。
まとめ
道マラは何度走ってもキッツいレースですね。
私には第二のホームみたいなところなのでカッコよく走りたいと思ってますが、カッコ悪いレースばかりやってます。
その中でも1番カッコ悪い迷惑かけまくりレースが自分を1番成長させてくれたのも事実で、迷惑かけたぶんだけ、なにか恩返ししたい。
そんな気持ちがあの日からの2年間のランを充実させてくれたように思います。迷惑かけたこと、助けられたこと、どちらも忘れずにランライフを楽しんでいきたいと思います。
第77回富士登山競走〜グランドスライム!しかし…

市民ランナーの大目標グランドスラム
=フルサブ3、ウルトラサブ10、富士登山競走完走
私のランニング正装
グランドスラム+スライム
=グランドスライム
という、バカバカしいダジャレから始まったこの企画。びわ湖2023で2:57、えびだい2023で9:32を記録。


頭にホイミスライムを乗せ、グランドスラムをキメてやろうという体を張ったダジャレネタランも、いよいよ残すところあと一つ!
ついに富士山頂でそれを決める時がきました。なお、トップ画はChatGPT画伯によるそれっぽいイラストです。
目標
当然、完走が目標です。ただ去年は後半の酸欠と失速が大きく、タイムは伸ばしたいと考えました。
A 3:40切り
B 3:46切り
C 3:51切り=自己ベスト
つまり、頭にホイミンが乗っていても最低でもPBを出すことを念頭に準備を進めました。
そして…
山頂で究極にして至高のコーラ&カップヌードルを食す!
合わせて1500円。1500円で味わえる世界一のクイジーン。絶対に今年は食べちゃうぞ!
トレーニング
今年は
5月…牛で100km
7月…富士登山競走
8月…北海道マラソン
という流れなので、暑熱順化が不可欠。とくに暑い今年ですから日中ランが基本の私は暑さの中で走る必要。暑さから逃げずに炎天下で走り、暑さに対応することが前提になりました。
対富士登山競走のメニューとして、今年は坂スプリントインターバルを取り入れました。環太平洋大の吉岡先生が提唱する、最大酸素摂取量を伸ばすトレーニング。坂を30秒ダッシュし、4分レスト。これを4〜7本という内容。去年は七合目あたりから低酸素で頭がボーっとしてしまい、うまく早歩きすらできなかったので少ない酸素を効率的に利用できるようになるだろうと、これをアレンジ。
そのまま実施もしましたが変化も持たせました。例えば金山6.2kでこれを行い、レストの代わりに早歩きで富士登山競走っぽさを出しつつ山頂まで12本など。坂も場所を変えて変化をつけ、いろんな斜度に対応させます。
また、おなじみのノーマル金山走、金山スキップ走、金山2登30kなど、金山を走り倒しました。6.7月で20登くらいはしています。
去年同様の自宅階段昇降も少し実施。今年は頭にビニール袋をかぶって低酸素状態もやりました。頭がクラクラするのはよかったんですが、視界が悪くて2回だけ。

トレランは最近は完全にトレ歩(トレポ)になっていて、走りはしませんがガシガシと歩くトレーニングは数回。これは足りなかったと思います。
全体として、坂スプバルを中心にVo2maxの向上に重きを置き、去年よりもハードなトレーニングを積むことができました。
何が正解なのかさっぱりわからない富士登山競走ですが、追い込めるまで追い込んだ、つもり…。
ギア


シューズ…ターサーRP
「ターサーエッジで走る」とツイートしたんですが直前になって、エッジは北海道マラソン用に回し、富士登山競走はターサーRPに作戦チェンジ。RPはつま先にグリップの良さそうな素材が使われてるのでそれも理由なんですが、完全に裏目に出ました…。
メット…公式と同一品
富士登山競走では、五合目からヘルメット着用が義務。無料レンタルもあるんですがホイミンが乗ってるためメットを後から被れない。
そのため、公式と同一のものを購入しました。普段は牛スーツの時に被って下からミニ・ホイミンを支えてるのに使ってます。
これをホイミンキャップに結束バンドで固定。スタート地点からメットも被って走るわけです。自転車用のデカいメットでウマ娘コスを作られているマラソンサニーさんには頭が下がります。
マルチポケットパンツ…アスフォーム
ジェル保持用
ウェア…エアリズム&UNIQLO速乾Tシャツ
曲がりなりにも富士登山ですからシングレットだけのような軽装では走りません。まぁ十分に軽装なんですが😅
ソックス…タビオ
レース定番の安定5本指ソックス。フィット感最高。
レインウェア…mont-bell
トレランレースのレギュレーションを満たすために買ったもの。万一のために。
ポーチ…ユレニクイ・プロ
レインウェアとスマホを持つためにポーチも使用。揺れないユレニクイ一択。
手袋…mont-bellのトレラン用
ネックゲーター…下山時の粉塵マスク代わり。ワークマン。
その他…シューゲーター、メガネバンド
補給…アスリチューン、メダリスト、M&Mケースに経口補水液パウダー
全体的に去年を踏襲しています。
水曜日
富士登山競走、決戦は金曜日です。
木曜受付なので木曜に出発でも良さそう。
しかし、スタート7時のため早寝する都合もあり、水曜夜に出発し木曜早朝について先に試走したい。去年と同じですね。
車中でモグモグタイムしながらの高速移動、楽しいですね。買い込んだパンとおにぎり、まんじゅうなどを満喫。あー幸せ。
木曜日

翌朝、見えてきました。富士山です。でかいなぁ。

今年も浅間神社に車を停めて、軽く試走。他のランナーもちらほら。有名選手も走ってました。

キリのいい500番!
るーさんも到着。健闘を誓い合います。
スーパーで食料買い出しののち温泉に浸かり、公式の駐車場へ。夕食は当然おにぎりとパン。無理のない分量にしました。
というのも、あまり食べ過ぎて体が重くなると「登山」競走には不利ではないかと、スレスレを突くことにしたんですね。
以前の計算で、富士登山競走での必要カロリーは、だいたいフルマラソン程度と推定しています。距離は半分ですが斜度がきつく消費カロリーは爆増。
そのためフルマラソンを想定しつつ、ギリギリ足りるくらいの食事量にしてみました。でもこれ、大失敗でした。
金曜日

今年も車中泊。去年の反省を踏まえて、スマホをぶら下げてライト代わりにし真っ暗な屋外の水道で洗面。徐々に夜が明けてくると、富士山のシルエットが浮かび上がります。ご来光目当ての登山客ヘッデンが今日のルートを示しています。さ、行くぞ。
4時までに食事を終えます。無理のない量にセーブ。着替えを済ませ、車内でストレッチ。そして装備品を丁寧に準備します。レースを脳内シミュレートしつつ確認。うん、ぬかりなし。
シャトルバス運行が始まると、すぐに乗り込んで富士吉田市役所へ。

上の写真ですが、スタート地点から見るとほんと遠く感じますね。でも、見えてるところは行けるとこ。山頂までたったの21km。行けるぞ行けるぞと自己暗示。
富士登山競走って、けっこうコスプレ仮装ランナーが参戦してるんですよね。ゴリゴリのランナーばかりなんですが、仮装にも妥協なし!

おなじみ初音ミクやルフィも参戦していました。

くまさんにもお会いできました!東京マラソン以来の再会。ホイミン正装だと気づいてもらいやすくていいですねー。知り合いと会えるとテンション上がります。
トイレ、荷物預け、アップジョグ、トイレ(ストレッチ)の黄金ルーティンをこなすうちに、スタート時刻が迫ります。
Bブロックなので、ギリギリまで日陰でアップしムダに日差し浴びないようにしつつ、スレスレのタイミングで整列。今年は感動の選手宣誓こそないものの、MCがしっかり盛り上げてくれました。おなじみ「えいえいおー!」をやって、いよいよスタート。
スタート〜浅間神社

前のブロックだけあって、そこそこスムーズに動き出しました。走り始めてしまうと頭のホイミンはほとんど気になりません。パフォーマンス低下は限定的。
浅間神社に向かう大通りはすごい応援!もちろん、ホイミンはしっかり応援されました。タコ!クラゲ!たまにドラクエ!ありがとうございます!
やや体は重いのですが、序盤と暑さのせいかなと気に留めずいきます。ターサーは足にピッタリで、自分の足で走ってます、という感覚。日差しが徐々に強くなり、暑さをはっきり感じる中、やっと3キロ、浅間神社。どうにかキロ4分台で到着。
浅間神社〜中の茶屋

ここからは林の中。一気に涼しくなってラクになる!はずがそうでもない…。今日はキツい。
最初の給水からしっかり飲みます。5合目まではスポドリが提供されますからそれを優先。
冷たくてうまい…足は重い。
ただただ登ります。この辺りでホイミを頼まれた気が。キロ5:30近くに落ちます。
中の茶屋〜馬返し

周りも落ちてくる急登区間。気合いを入れ直して粘ります。キロ6分を挟んだ攻防。
姿勢の維持がキツい。今思えばここでペースキープするためにふくらはぎを使いすぎた気がします。どんどん抜いて前に出るんですがしんどさも爆上がり。あれだけ金山で鍛えたのに去年よりはるかにキツく感じるんです。去年の苦しさを忘れただけ?
去年はあっという間だった馬返しがなかなか見えません。こんなにまだかまだかと考えたっけな。もちろん去年よりペースアップするつもりなのでキツくて当然なんですが…。
やっとの思いで馬返しが見えてきます。慌てて経口補水液パウダーをとり、ジェルの封を切る……切れてない!
ジェルの口をカットしたんですが微妙に上側が切れていて、肝心の中身が出てこない!思い切り握っても出てこないのでやむなく廃棄…。傷心のまま、給水所へ。
ここで、ボランティアさんたちが冷たい富士山の水をコップでランナーの頭にかけてくれるんですね。私がそのテーブルに近づいた時、若い女性のボランティアさんがコップの水を頭に…いや、頭にはホイミン…とっさに彼女は水を私の顔にバシャっと…。
若い女性からコップの水を顔にかけられるというなかなか貴重な体験をしました。それはそれ、これはこれ。悪かないね。
去年より1分ほど早く馬返し通過。
馬返し〜五合目

ここからウォーク優位なゾーン。ラクになるはずのトレイル区間ですが、なかなか呼吸が整いません。前の方で馬返しに到着すると、空いてる分だけ流れが速いんですね。少しでも走れるなら走るという人ばかり。この流れに乗らなくては。
ここでも素人ぶりを発揮。置いたつま先を固定せずにふくらはぎで登っていた気がするわけです。どんどん消費する小さい筋肉。
3合目あたりで少し呼吸は楽になりますが、調子に乗ってペース上げると当然にキツい。少しずつ前を抜きつつ、登り方を工夫します。しかし、徐々に足攣りの気配が。早くないか?と気付きますが、それが足首の使い方の悪さだったと気づくのはレース後の話。
それでも、ハイペースでグイグイ登ります。富士登山競走、たまに登山客やスタッフさんがいて応援してくださるんですが、今年はホイミンがいるので熱烈応援されます。とくに「かわいい!」をたくさんいただきました。ありがとうございます!
佐藤小屋に辿り着くと五合目関門。去年より数分早い到着!足は攣りかけても脚力は伸びてるぞ。
エイドでジェルと給水。ヘルメットレンタルでのロスは全くありません。スタッフに走りつつ手早くホイミン下のメットを見せてゼッケン番号をチェックしてもらい、駆け上がります。
ここで、なんと応援の方々から「ホイミっ!ホイミっ!」とホイミコールを受けます。こんなホイミン応援してもらったことないよ!泣
過去最大となる大声援を受け、完全にベホマ!
勢い込んで次のステージへ進みます。
五合目〜七合目

五合目関門を過ぎるとしばらく林の中なんですが、すぐに森林限界を超えます。六合目。よく見る富士登山らしい岩の景色。この辺りの給水から、水オンリー。経口補水液パウダーを口に放り込んでから水を…と思ったらフタが開いてて、粉がユレニクイの中に散乱…。南無三。ジェルを取り、先を急ぎます。
この辺りで気になる選手を見つけます。 明らかに足を置く位置が匠で、見事なコースどりをされるんですね。ほとんど足元しか見てないので特徴は忘れましたが、フジスピードを履いた選手。フジスピードっていうのはasicsのカーボン入り軽量トレランシューズですね。
好タイムのためには、これはついて行かねばと必死で後を追います。これは良かったのか悪かったのか…。
瓦礫のような足元、いわゆる礫場(ざれば)ですね。その九十九折り。ここを走りたいんですが、足が上がりません。やはり今年も無理か。
20数回折り返すと7合目です。
七合目〜八合目

標高は2600メートルを超えます。あと上に1キロ…。呼吸は荒くなり、足は重い。
しかし、気づいたことが。去年は意識が朦朧としてきて、まるで胃カメラの麻酔のようなぼわーっとした感覚に包まれたんですが、今年はまだありません。これは追い込んだ成果か?!
とにかく、前のフジスピードを真似る、真似る、真似る。徹底して追随。他の選手が割り込もうとしたらダッシュしてでもキープ。とにかくこの位置を守ることに集中。
これはいける。そんな確信が生まれていました。五合目での貯金に加えて今年は速い。左脚ふくらはぎは攣りかけていますが、一歩ごとのストレッチでキープできている。このまま粘り倒せば去年よりかなり速くなるんじゃないか。
キツい中にも、希望が出てきます。そして、たまにあるホイミン声援からさらに大いに力を得ます。
吉田ルートでは、ご存知かもしれませんが、八合目シリーズがたくさん登場します。いったいどこが本当の八合目なのかわかりません。八合目関門がポイントになるんですが、なかなか登場しない。
岩場を四つんばいでガシガシと登っている時、つま先が岩から外れ、ガクんっ!と踏み外すことが突然増えました。
当然、その度に足が攣りそうに。これはヤバい。なぜ踏み外しまくるのかわかりませんが、後から分かったのはシューズのアウトソールのグリップ部分が剥がれかけていたこと。

つま先は危険。なので、やや無理をしてでも足全体を持ち上げるようにして登ります。これならなんとかなる、かも。
八合目はまだか…キツい登りの中で、次はフラつきを感じます。去年の酸欠とは違う感覚。意識はハッキリしているのに、体が重く直立が難しい感じ。どうした?
今度はふらつきで踏み外します。数回踏み外すうちに、激しい足攣り。ぁあ!!と叫び、ふくらはぎを押さえ、足を腕で持ち上げます。なんとか動かしてそのまま前へ。いきなりの黄色信号。
岩場の連続にそんなことが頻発しはじめます。明らかにおかしい。しかし、なにも対処の方法がありません。とにかく動くしかない。
ふらつき、踏み外しからの足攣りが続き、ついに足が止まりました。動けません。以前にはなかった事態。
どうやらハンガーノックによるフラつきと足攣りが重なった模様。どんどんランナーに抜かれます。
なんとか脚を持ち上げ、動き始めますが、前のスピードが出ない。それからも、何度か足を攣っては岩場に寄りかかり、しのぎました。まだだ、まだ終わらんよ。
八合目〜山頂へ

体が思うように動きません。激しい足攣りの度に腕で足を持ち上げて足攣りロックを回避。動かしていないとゲームオーバー確実。止まったら終わり。
八合目を過ぎて、最後の連続九十九折りゾーンへ。焦ります。これではサブ4すら危うい。
気持ちと裏腹に体はいよいよガス欠。足攣りで止まると、情けないことに岩に両手をついて停止する事態に。登山客らしい人から、「そこで座ったら足を伸ばしてあげるよ!」と声がかかりますが、むしろ逆効果と思い丁重にお断りします。
嬉しいのは他のランナーからの励まし。がんばれ!いけるよ!もうすこし!そんな声をかけてくれるんです。
おわかりでしょうが、みんな、めちゃくちゃキツいんですよ。富士吉田市役所から全力で20キロ登ってきて、もう限界スレスレ。声を出すのもしんどいんです。それなのに、ミスで足攣ったアホなランナーに励ましの言葉。がんばらなきゃ。今思い出しても胸熱です。
まさに最後の力を振り絞ります。攣らないように大きな筋肉で、小さい歩幅で、攣らないギリギリの速さで。
白い鳥居を抜けると、見えました。山頂。
どんどん抜かれながらでしたが、どうにかフィニッシュゲートを通過。
…3:53
去年より2分悪化していました。
悲しみの山頂
それでも、富士登山競走、見事に完走。サブ4は達成。文句なしの「グランドスライム」!

前人未到の(いや、誰もやらないだけの)
大記録達成の雄叫びダジャレを山頂で叫びます。
「グランドスライムたっせーい!」
八合目以降はグダグダで情けないレースだったし、タイムは最低目標すらクリアできず…。あのキッツい練習はなんだったんだ。
それでも達成は達成。富士登山競走2年連続サブ4は我ながら立派!
さ、宴だ宴!
去年楽しめなかった山頂を今年は楽しむぞ!
世界一美味いコーラと世界一美味いカプヌ!
……!金持ってくんの忘れた!!!
お店の人にPayPayは使えないか尋ねると、困った顔で現金だけなんです、と。
山頂でうまそうにカップヌードルを啜る完走者たちを恨めしく眺めるしかできませんでした。
富士登山競走の後は、富士下山競走。のはずが
走れません。ハンガーノックなんです。しかも肝心のコーラがない。とぼとぼと歩いて降ります。途中、クマさんと合流でき、楽しいおしゃべり下山になりました。下山ランデートできたから、ま、いいか。
まとめにかえて
富士登山競走の難しさを思い知るレースになりました。正直、ちょっと舐めていたかなとも思います。
頭の中には、1ヶ月後に控える北海道マラソン、10月の四万十川ウルトラマラソンがあり、そちらの練習も兼ねて、という意識が強く、トレイル練習は皆無。それがやはり足を引っ張りました。足首の使い方もわからないようでは富士登山競走はまともに走り切るレースできませんね。
低酸素対策はできたものの足攣りに見舞われ、スレスレのカロリーで臨んだために後半にハンガーノック。ガス欠とのダブルパンチで失速でした。
シューズは使い捨てできてグリップの良いものをと考えたターサーが完全に裏目に。つま先が使えず足攣り誘発。シューズも選びましょう。
そして、…山頂で食べる究極のカプヌを逃す大失態…。
このまま終わるのか?
このまま富士登山競走を卒業するのか?
富士登山競走ベスト3:51:51で満足なのか?
日本一高いところで至高のカップヌードル食べなくていいのか!?
つづく。

えびす・だいこく100kmマラソン2024〜🐮ウルトラへの道〜

おなじみ🐮コスプレでフルマラソンを完走すること、早6回。
こんな重装備でガチにフルマラソンを走るランナーもそんなにいないだろうとたかを括っていたら、…いたんです。聞けば、
「えびだいを毎年全身ウサギの着ぐるみで完走している女子ランナーがいる」と。
ひ、100kmの起伏コースを、灼熱の島根路をモフモフうさぎが走ってるだと…。
こんなこと聞いて、燃えないわけがありません。そんなわけで、えびすだいこく100kmに今年もコスプレランナーとして参戦です。
しかも、4月の津山加茂郷マラソンで、そのウサギさんランナーのお友達という方に出会い、出来心で宣戦布告してしまいました…やるしかない…
ギア
牛スーツ自体、東京マラソンでほぼ完成形。
問題は2つ、給水とバッテリーです。
なにせ、牛スーツは温室です。極寒の大阪ですら発汗で給水追いつかないレベル。これまでも熱中症スレスレで走ってきました。
えびだいは給水エイドが5キロごとにある親切大会とは言え、後半戦の宍道湖畔以降は日差し受けまくりの猛暑レース。さてどうする?
給水
前半は涼しいし木陰も多い山の中。ここはエイドに頼ります。デポ受け取る中間地点に凍らせたハイドレを置き、背負って1.5リットル確保。
また、今回はチームいきもの舎からルーさんも出走予定。チームサポートも兼ねて、邪魔にならない後半の広い区間でReiさんに私設エイドを出してもらうことに。後述しますが、これ大人気でした。
バッテリー
牛スーツはファンで膨らましてます。これが切れると体に生地がまとわりつき、急激に消耗して走れなくなるのはさいたまで体感済み。フィニッシュ予想を12時間と想定。いつもの重厚モバ充がだいたい6時間もつので、DAISOの安いバッテリーに加えて、乾電池タイプのバッテリーと替えの乾電池3回分を準備。万全のはず…
そのほかは、東京マラソンと同じです。頭にヘルメットを被り、カサ増しして🐮アタマ。
サロマで私設エイドに助けられた汗拭きタオルの代わりに、冷感タオルを首からかけて汗拭きに。
ユレニクイにジェル、塩を持って万全の態勢。
シューズ
ズムフラ予定でしたが、お義父さんにタクミセンを買っていただいてしまったので、これで走ることに。ほかにクッションのいいシューズ持ってないので、ちょうどいいわけです。予備でハイパースピード2を準備。
土曜深夜に岡山を発ち、早朝に美保神社へ。
スタート〜10km

車の中で牛に変身。あれこれ整えているうちにじわっと汗ばんできます。まだ4時台だぞ…

美保神社まで歩いて移動。すると早速発見!


うさぎちゃん、本気でモフモフ…。しかもザックがひつじのショーン。蓄熱バツグンですよ。
さらにカッパちゃんも。mameta動画でお見かけした、こちらも常連さん。全身着ぐるみランナーたちと健闘を誓い合います。
スタート地点に行くと、おなじみの岡山ランナーがわんさか。アトムさんに、まーくん、クロさん、そして、我らがるーさん!
今年もwataru兄にくっついてスタートすることに。

今回のレース、wataru兄と並走が多かったので、YouTubeでWATARUチャンネルをご覧ください。私がツラツラ書くよりもよほどえびだいが楽しめます。
↓岡山から参加の仲良しメンバー
5:30スタート。夜明けの涼しい時間帯。気持ちよく走り始めます。気温が上がらないうちに距離稼ぎたいので、キロ5.5くらいを目標に。勝手知ったる🐮スーツ。ほとんどロスを感じません。
ワタル兄とおしゃべりしつつ走る中で口をついた「ウシで鍛えて、人で勝つ!」
これは名言?迷言?イカで泳いで人で撃つ、のパクりだけどね笑
それでは、let's go!
5キロほどで山登り開始。タクミセンが実に高性能でスイスイ走れます。
あっという間に日本海。ここはほんとにあっという間。楽しいえびだいのはじまりはじまり?
10-20km

日本海側を港から港へ走る区間。山と集落を繰り返す素敵コース。
たまに沿道の方から「うし!」「モーモー!」と声をかけていただきます。やっぱりおばあちゃんが特にウケてくれますね!牛で走ってきてよかった。
エイドに立ち寄っても、やはり牛はウケてもらえますねー。あれ食べてって、これ飲んでってと。ウルトラってエイドでの会話も楽しみの一つなんですが、「変なの来た!」って感じでウケてもらえるのが楽しい!
ほんとは片っ端から食べていきたいんですが先は長い。胃痛はハイリスクなのでドリンク以外はお断りさせてもらいました。
まだまだ,序盤。牛、気持ちよく駆け抜けます。
20-30km

20kmすぎの大型エイド笠浦ASで、イカの煮付けとスイカをいただきます。
甘い!うまい!
もっと食べたいけど、先を急ぎます。固形物のあとはすり足走法。胃痛は怖い。なお、今回は全体通じて胃痛なし!

写真撮影したポイントは正確ではないんですが、時間と共に海の色も空の色もどんどんビビッドになって、その変化も楽しみながらのランになります。
ここでチェリーロードへ。序盤のまさに山場。それでもスタミナには余裕あり。やや急登を越えると、長くくねった下り坂。ここもタクミセンに任せてハイピッチで。えびだいは、前半とても楽しいんですね。
30-40km
下り切ると、また大型エイド。リレーの部のサポートカーも多く、賑わっています。牛への応援、ありがとうございます!
ここでReiさんが応援に。まだまだ余裕です。忘れていたホイミンを受け取り、頭に装着。これで回復はバッチリ?!

港町を走り抜けると、急登前のエイド。この辺りから、給水はスポドリ、コーラ、麦茶を計4杯くらい摂ってる感じに。飲まないと倒れそう…。そして、ここでトイレに。ウルトラではだいたい30-60-90kではトイレの予定と考えてます。
トイレを出たところで後ろから「うしさーん!」と声。だれだ?後からわかったんですが、WATARU兄が近づいてました。にげろー

今回、スマホに紐をつけて取り出しやすくしていたので写真撮影しまくる予定だったんですが、ゴーストタッチでiPhoneがロックされてしまい、ここで残念ながら写真撮影は一旦休止。
スマホを持って走る場合、ゴーストタッチ問題もなんとかしなくちゃいけないですね。
40-50km

原発ゾーン。この人工と自然のコントラストがたまりません。どちらも美しい…。遠影は上の写真ですが、近くからの写真が取れなくて甚だ残念…。
コースは、フルマラソンの距離になる手前の急登がなかなかハード。ここでついにwataruさんに追いつかれます。そして、峠のエイドを超えたところで先行されてしまいます。競ってるわけではないんですけどね。なにせ日差しがあるとすぐに温室レッドゾーン。牛の顔のところから吸気しつつ走ります。
なお、えびだいは、フルマラソンの距離で終わると本当に楽しい大会になるなと感じます。だって後半がきついんだもん。
しばらく並走して、峠を超えます。ここで沿道の子供たちにwataruさんが牛を紹介してくれて、子供たちからの声援に手を振って応えました。そのまま下りカーブのエイドへ。
ドリンクをがぶ飲みしてると、さっきの子どもがママと一緒にやってきて、ハイタッチ!
めっちゃ元気出ます!その時の様子はワタルチャンネルで。ハイタッチは見切れてたけど笑
こういうの、最高にうれしいですね〜
その後もwataruさんと一緒に進みます。心強い!
50-60km

wataruさんがファミリーエイドに寄ってるところで、こちらもチームエイドに。ドリンクありがたい…。すでに汗だくです、牛の中。

この写真はどこで撮ったんだっけ?ま、いいや。
そして、ほどなくして52km鹿島エイド。えびだいのドロップバッグ受け取りポイントです。バッグを渡してくださるみなさんも、ウシにウケてくれました!うれしい!
ランナーのみなさん、着替えたり食事したりのステーション。後半に向けて切り替えます。山から街へとガラッと変わるので、前半と後半の環境がまるで違いますからね。
ここで、冷凍しておいたハイドレザックを背負いますが、せっかくなので牛を脱いでトイレに!
もう、これ大変です。しかし、脱ぐとめちゃくちゃ涼しくてびっくり。まるで春です!
…5月なんですけどね。
しっかり補給もして、再スタートします。行くぜ、後半戦。本当のえびだいはここから始まります。
鹿島エイドを出た辺りから気温と日差しがえぐいことになってきます。日焼けはしないんですが、温室効果で雄牛温暖化。ペースダウン…。
途中、野球少年たちから「ドラクエ!」と声援が。なんと牛の上のホイミンに気づいてもらえたー!
うれしいー!
ちょっと元気をもらってラン続行。暑くて補給がほしいんですが、なかなかReiカーに会えません。るーさんとこちらを交互に回ってくれているので、その中で見つけてもらうのは牛とはいえども困難ですよね。
60-70km

えびだいは、宍道湖半に出てからが暑いと思っていたんですが、すでにあつあつです。なかなか日陰がなく、上がった体温を下げられない。
神社前エイドで水浴びすればよかったんですが、なんだかスタッフさんが忙しそうな雰囲気なのでササっと退散。
途中、またまだwataruさんと合流。熱中症警戒アラート発令中だとぼやきます。

背中の冷凍ハイドレが解け、徐々にお湯になっていきます。でも、水分は水分。しかも中身ははちみつ入りスポドリなので、どんどん飲んでいきます。しかし減るのが早い。1500mLを50kmの補助にするのはちょっと少ない。
消耗戦になりつつあるなか、宍道湖半に出ます。いよいよ暑さは正念場。足にもかなり痛みが。膝やふくらはぎではなく、靴の中。タクミセンは…ハーフマラソンまでのシューズだと思い知ります。
一畑電車と並走する区間。ここでやっとサポートカーと合流。OS-1や保冷剤、スプレーなどの私設エイドが大人気でした。カルピスで気分転換。熱中症対策ジェルも入れて少し復活。
70-80km

キツいキツい宍道湖半。暑くてフラフラでエイドのたびに麦茶、スポドリ、コーラを満遍なく飲んでるはずが追いつかない…
wataruさんとは何度目かの遭遇。励ましてもらいながら走ります。兄貴も暑さで相当脚に来ている様子。ウルトラマラソンはやはり70kmからが本番ですね。
ペースはガタ落ちですが、まだ動いてます。それにしても75kmのエイドが遠い…。必死で走ってその津の森エイドへ。
津の森は、えびだい名物、しじみ汁ポイント。最高に染み渡る塩っぱいしじみ汁!…あれ、しょっぱくない。は!体の塩分抜けて、塩っぱさを感じないのか?!
ごちそうさまして、ここで上半身の牛スーツを脱いで水浴び…。もう暑くて暑くてやばいので、ムリクリ体を冷却します。脱ぎ着するだけで5分くらいロスしますが、もう熱中症で倒れないことが最優先。
そして、他のランナーさんからの撮影に応じていた時に気づきました。
…バッテリー切れてる…泣
DAISOのモバイルバッテリーはやはりあまりもちませんでした。萎んだ牛スーツが滝汗と共に体に脚にまとわりつきます。うげげ、走りにくい…。さいたまマラソンでは後半でファンが故障し、めちゃくちゃ苦しかったんです。あれの再来…。しかもまだ25kmは残ってます。またここから腿上げ筋トレのランスタートか。根性で走り始めます。大丈夫。サポートカーでバッテリー受け取ればすぐにふっくら牛スーツに戻る…と思ってました。
ところが、またまたぜんぜんサポートカーに会えない。基本的に私設エイドカーですから自分専用ではないし、るーさんとこちらを交互に巡ってくれているはずなのでわがままは言えません…。自分で持っておくべきだった、バッテリー…。
仕方ないので前のファスナーを開けて空気を入れ、冷却と膨らましを兼ねつつ進みます。もう、細かいことは気にしてられません。
80-90km
一畑電車の踏切前でwataru兄に引き離されました。ふくらんでない牛スーツではもう限界です。
街中に入り少し元気になりますが、苦行は続きます。脱水は進むし、足は痛む。そして、徐々に向かい風が出てきます。
コンビニ前でやっとサポートカー。助かった…。
あれ?誰かいる…るーさんでした。75kmでDNFしたとのこと。日差しの強さで消耗されたのでしょうか。おつかれさまでした。
ここでバッテリーを替え、シューズをハイパースピード2に。ゼッケンケースの磁石も外れてきたので、るーさんにゼッケン留めを借ります。息を吹き返した牛。走ります。
しかし、向かい風がいよいよ強くなり、まともに走れなくなります。牛スーツ最大の弱点は日差しではなく、風なんです。
しまいには、信号で止まると立ってるのがやっとの向かい風。後ろによろけるんです。
走れないので、強風の間はウォーキング。必死の早歩きで進みます。もう、なにやってんだかわかりません。
沿道の少年から塩タブをもらったのは、嬉しかったなぁ。キツい時の応援はほんとに力になります。ウシに声援くださったみなさん、本当にありがとうございます。
90km-フィニッシュ

完全に苦行になりました。1キロ10分以上かかる区間も出てきます。平均でもキロ8-9に…。半分は歩きです。でも、走るよりは速い。
時折り抜いていくリレーのみなさんから、牛さんファイト!など声をかけていただくたびに力をもらって、ただただ前に進むだけ。なぜ牛スーツでウルトラマラソンに参加したんだろうと激しく後悔。
エイドで、牛が来た!と喜んでもらい、あぁ、このために牛スーツなんだと思い直します。そして、「この後、うさぎがくるよ!」と。
そうだった。うさぎさんに勝たねば。
この暑さ、うさぎさんも相当疲弊しているはず。こんなレースを毎年走ってるのか…どんな変態だよ…。ええ、絶賛してます。もはや崇拝レベル。来年ウシで走るか聞かれたら即答しますよ。「2度とウシじゃ出ねーよ!」
ラスト10kmは出雲大社に向けて延々と西に真っ直ぐ走るんですが、これの長いこと長いこと。向かい風は止むことなく、歩いたり走ったりの繰り返し。
公式エイドとエイドの間にサポートカーの私設エイドをしてもらうんですが、ついにそこに寄る気力すら湧かなくなります。止まると辛い…。そして、脚を少しだけ残さねばならぬ。そう、「仮装ランナーなら楽しげに走れ」との忠告を守らねば。フィニッシュだけはスキップで楽しく走りたい。その脚だけ残す必要が。
残り3km。走れません。向かい風はやむことなく、もう頭の中はやめたいという気持ちだけ。残り1キロくらいで、やっと走る気力がほんのりと。
博物館前で、フィニッシュは確信。ラストの急登を登れば、出雲大社です。ついに来た…。
参道を下る石畳をとぼとぼと走り、右に折れると見えてくるのがフィニッシュゲート。
このために残してきた脚を使います。ラスト、ウシさんスキップです。
スタッフさんが名前を呼んでくださり、そしてフィニッシュテープも。両手で持ち上げ、ゴーーール!

長かった…涙
先にゴールしていたカッパさんと再会。
つえーわ、カッパさん。
そして、お待ちかね…えびだい名物、フィニッシュかき氷いただきます!熱中症警戒アラートの牛スーツで耐えに耐えた100km。最高のご褒美!
……売り切れ
は?どゆこと?
100km単独走して、制限時間より1時間以上残してフィニッシュしたのにかき氷ないの?!号泣。
まぁ、エイドはしょぼいと評判のえびだいですから、ね…笑 なおOS-1を一本もらえます。これはありがたい。
そしてえびだいは、メダルもタオルも完走証もありません。あるのは栄誉だけ。そう、おいさん、牛で100km走ったんだぜ!それだけなんですが、それでいいんです。
帰り道は、ランナーたちを全力応援!そこでお姿を発見します。

ウサギさんだ!
「ウサギさんファイトです!
牛の中の人です!」
声援を送れてよかった〜。
みんなで励まし合い、完走をめざすえびだいらしい素敵なエンディングになりました。
最終ランナーまで応援したいのはやまやまですが、あまりに疲労が強いのでおいとまします。
さようなら、えびだい。
素敵な思い出をありがとう🐮
まとめ
牛スーツで100kmチャレンジは、過去一キツいレースになりました。熱中症対策やトレーニングはそれなりに有効だったようでしたが、それでも後半はやはり暑さとの戦いでした。さらにバッテリー切れの纏わりつきラン、強風向かい風ランで削りに削られ、性格が歪みそうな苦しいランでした。最大の敵が向かい風だったとは…。
それでも、暑い中で応援してくださった沿道のみなさん、大会を盛り上げてくださったスタッフのみなさんには感謝です。
そして、今回はwataru兄とかなり並走できました。やっぱり兄貴がいると安心感が違いますね。全力で無茶ができるのは、安心感があるから。YouTubeでもたくさん🐮を登場させていただき、感謝に絶えません。
牛スーツは今回も子供たちやおばあちゃんたちを中心にウケてもらえました。マラソンの応援に行くと何だか楽しい!と思ってもらえたら嬉しいですね。牛スーツで走る理由は、そこですからね。
これでしばらく牛マラソンからは離れます。この暑熱順化で、富士山、北海道、四万十川と続くレースの基盤ができたかな?
次の🐮マラソンは…抽選結果次第で姫路城マラソン!当選したら、無謀の極み牛サブ3にチャレンジします。
四国霊場八十八ヶ所お遍路マラニック その10【土佐国編⑤】

前回、33番雪蹊寺まで打ちまして、土佐編もいよいよ中盤なんですが、この先からが「修行の道場」本格開始で、札所間距離がぐんと伸びます。
残りの土佐編の札所間距離を書き出してみると、
雪蹊寺←イマココ
6.3km
9.8km
清瀧寺
13.9km
58.5km
80.7km
53.1km
25.8km
こんな感じで終盤にウルトラ3連発。まず青龍寺から岩本寺の60kmを計画しなくてはならない。
岡山から朝移動して60kmとなると、札所「閉店」の17時までのフィニッシュが難しい。
そうなると、青龍寺を打ったら少しでも岩本寺への遍路を走り、60kを40kくらいに減らしたいんですね。
そのため、雪蹊寺から50キロ走して、60km
を40kmに減らすルートを作ったんですが、これも一気に50kオーバーでなかなかハード。
そのため今回は距離調整として、清瀧寺まで打って土佐市街地に戻るまでの20kmに設定しました。次回は土佐市内から青龍寺を打ち、できる限り岩本寺まで進んでおく、という計画です。
ああ、ややこしい笑
でも楽しいマラニックのルート作り。
今回はフィニッシュとなる土佐市内に車を停め、バスで雪蹊寺に向かいます。
バスに揺られること小一時間で雪蹊寺。途中、日本三大⚪︎⚪︎名所の一つとして知られるはりまや橋も見物。

雨の土佐路もいいですね。
土佐市の遍路案内看板、字が大きくてとても見やすい!老眼にはありがたいサイズ!


ほぼ迷わずに地図も不要でラン遍路できます。





あっという間に種間寺です。6キロですからね。
空海が唐から持ち帰った穀物の種を蒔いたので、種間寺。今なら植物防疫法やら関税やら向こうの種苗法やらで完全アウトですが、当時はきっと唐の皆さんが日本の人々のために種を持たせてくれたんでしょうね。荒唐無稽な超人伝説溢れる空海ですが、こういうエピソードはほっこりします。当時の人からしたらやはりスーパーヒーローですよね!

第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺
(もとおざん しゅじゃくいん たねまじ)
打ちました!
種間寺の納経所の方、つまり書いてくださる方はとてもフランクでした。高知の札所は静かというかなんというか、あまりお話しされる感じではなかったので、とても好印象。
さらに、この書を記してくださる筆の流れが34札所の中で1番丁寧!流れる筆使いをじっくり拝見。これを見るだけでも価値があります。
そうそう、4月から納経料が300円から500円に値上げ…。うむ。
さて、種間寺の次は清瀧寺へ。

雨の土佐路を進みます。とても快適。
何かと思えばヤギ小屋。遍路途中の気分転換になります。
やはり看板でかい!
いつもの矢印もありますが、なくてもわかるレベルで看板あり。

道路工事現場がありました。遍路道がリニューアル予定。そこにこんな素敵な貼り紙が!
遍路客にトイレを貸してくださり、素敵な情報まで。わざわざ調べて印刷し、ラミネートして貼ってくださる、その労力に感謝。
分かれ道にはでかい看板。
いつものシールもあり。
立て看板もあれば
アスファルトにこんな表示まで。たすかるー。
ここで、スタート地点の土佐市街地に戻ってきます。意外と近い…。バスは大回りをして雪蹊寺に行くので、ムダに時間かかりました。
国交省の石碑もあり。いわゆる世界遺産登録用ルートですね。ここ数回はこのルートをペースにしています。
遠くに見えるのが清瀧寺のはず。どれだ?

このクジラのキャラが清瀧寺のマスコットなんでしょうか?ナゾのまま?
さて、今回のハイライト、清瀧寺への登りです。
雨でぬかるんだ道を進みます。
ところどころコンクリート舗装がされていて、比較的楽に登れました。

そして、見えてくるのは
トレイル中の仁王門。車で登ると仁王門を通らないという素晴らしい構造。足で登ったものだけが味わえる達成感。
清瀧寺到着です。読経の声が響いてきます。
僧侶たちが数人でお経を唱えていました。きっとその筋の人にはありがたいものなんでしょうね。

第35番札所 醫王山 鏡池院 清瀧寺
(いおうざん きょうちいん きよたきじ)
打ちました!
こちらは高知の札所らしく?無言無表情の納経所。曲線を多用する筆使いが見事でしたね。

清瀧からは土佐市内が一望できます。天気が良ければ最高でしょうね。
スリップしそうな下りを耐えつつ、市街地に戻りました。

さてさて、お待ちかねは土佐の美味しいもの!
Reiさんが、たかゆきさんに聞いておいてくれたお店に行ってみます。写真撮り忘れたのでGoogle mapsから引用。

港にある「新漁丸」という食堂なんですが、外観は年代を感じます。老夫婦がやっている小綺麗なお店。
先客の野球少年風のグループが店を出るところで、しっかり挨拶してたりして、地元の愛され食堂感が伝わってきます。
海鮮丼と鰹のタタキ定食をいただきました。

見た目も美味しそうなんですが、女将さんが食べ方をレクチャーしてくれるんです。
なんでも焼きたての鰹のタタキはまだ表面が熱いので、熱いうちに小皿にとり、塩と薬味を乗せて手早く味わって、と。
なるほど!よくある鰹のタタキと違って、より強く薬味とカツオの風味を感じることができる気がします。
その後も女将さんが、今日のカツオの脂の乗り具合を説明してくれたり、味の確認に来てくれたり、なんともアットホームな食卓となりました。
魚も美味しいんですが、それ以上にこの出会いが素敵でしたね。次回の遍路道沿いなので、ランチに寄りたいなぁ。
おっさんのメモ書き〜やや反省文
なにやらメモ書いてたら長くなったけど、とりあえず書いておいてまたまとめます。反省文。
今回は距離も短く、「時間をかけて遍路道を走った」というより、「サクッとロードをマラニック」の雰囲気でした。
やはり、舗装されていないような山道を進みつつ、空海の生きた時代に思いを馳せながら走る遍路道が霊場巡りに相応しい気がします。走りにくいからこそ、空海の、また遍路を歩いた人々の一歩一歩を追感得しつつ、深く思考を巡らすことができますからね。
今回も、札所にはクルマ遍路の皆さんが多数訪れていました。もちろん、彼らを批判しようというつもりは皆目ありません。ただ、失礼を承知で言うと、札所から札所まで車で移動してしまうと、そんな遍路みちを楽しめないのではないか、と。あの貴重な体験を味わえるんだろうか、と。
ここで気づくことがあります。
霊場八十八箇所を巡ることで空海の足跡を辿るという遍路をどう捉えるか。 もちろん、お遍路に定義はありません。その人が「お遍路さん」といえば、冷えたコーラを飲みつつドローンで回っても、山伏のようなスタイルで経を唱えつつ一気に足で回っても、どちらも等しくお遍路さん、です。
では、私にとっての遍路とはなんだろうか。考えてみれば、それは遍路道を歩き、走り、空海の足跡を文字通りに「辿る」こと。道すがら人と出会い、話し、一期一会を楽しむこと。これを「遍路する」ことと言い換えます。
逆に、白衣に菅笠のお遍路さんスタイルになることや、納経、定型参拝といった典型的なお遍路にはさほどこだわりが出てきません。こちらは言い換えたら「遍路である」こと。これにあまり興味が湧いてこないのです。
この「する」と「である」遍路への区別や捉え方の違い。好む遍路タイプの違い。その差異の端緒は、遍路に求めるものの違いでしょうか。
私は遍路に何かの救済を求めてはいません。病気が治る奇跡や死後の世界の保証も望んではいない。もしそうしたものが目的で、しかもある様式を満たせば、すなわち遍路だと「結願」の状態になればその目的が叶うとすれば…。
そんな考えに立てば、藁をも掴む思いで八十八箇所を「所定の様式」で周り御利益を確定させようとするかもしれないなと思います。
「状態になれば」とあえて書いたのは、これまでの遍路において、「ここのお堂を全部回れば八十八箇所回ったことになります」のような、超ご都合主義の親切施設をいくつも目にしたから。つまり「回ったことになれば御利益がある」と考える人が少なからずいて、「である」遍路が一定の支持を集めているようなんですね。
それに比べたら車で回る遍路はかなり本格的。白衣を着て、所定の参拝動作をし、経を唱え、札を納め、納経する。移動手段はどうあれ、実際にお寺を回るんですから。
それでも、そこに私が魅力を感じないのは、いわば宗教観の違いなのかもしれません。救済や奇跡の取得条件を満たす状態になることに、自分の霊的な欲求は向かないんですね。
さて、問題はここからです。
にも関わらず、にも関わらずです。「する」遍路の最たる遍路ルートの選定において、とりあえず楽なルートを作っちゃってたんですね。一応はいわゆる「世界遺産登録ルート」なんですが、結局、歩きやすい大きい道沿いルート。
これでは、遍路ではなくて、ただのマラニックじゃないか。
そんなわけで、次回は丁寧に計画を練り「遍路する」ことを念頭にコースを決めたいと思います。
それにしても暑いので、いつ再開できるやら…😅
四国霊場八十八ヶ所お遍路マラニック その9【土佐国編④】〜虚往實帰
年明けから本命レース続きで行けなかった遍路マラニック。tazzo東京🐮PB、Reiさんも静岡で公認サブ4と結果が出て、気分よくサクラ満開の土佐路を楽しんできました。るーさんは今回も用事とのこと。そのうちtazzo&るーの高速ロング遍路ランで追いついてもらうのもいいね!
計画

前回は大日寺オンリーでしたが、今回は高知中心部で札所が近く、5つ回ることにしました。
途中、牧野植物園や、龍馬マラソンでおなじみの浦戸大橋、龍馬像のある桂浜など見所いっぱい。できればそろそろカツオのたたきも食べたいところ。全部楽しめるかな?
いざ、高知へ

朝5時に岡山を出発、7時に今回のフィニッシュ地点雪蹊寺から北5キロの駐車場に到着。1日停めて180円。ここからスタートです。
間近にバス停があり、揺られること1時間、前回フィニッシュの「のいち駅」に到着しました。

この、区切打ち移動コースを作るのも遍路マラニックの楽しみの一つですね。
ギア
ハイパースピード2に、遍路Tシャツ、短パンの夏スタイルになりました。
最近、ザムストのカーフゲーター使ってまして、+UNIQLOの5本指ソックス。
ユレニクイと7Lザックにドリンク、補給食、カメラ、納経帳その他マラニックグッズ。
今回は街中なのでそんなに構えてません。いわゆるトレラングッズはナシ。
スタート〜国分寺へ
いい季節になりましたね。暑くなく寒くない。爽やかな風に吹かれつつ北方向へ向かいます。前回はちょうど大日寺で終えたので、大日寺→土佐国分寺の遍路道の起点まで移動=大日寺の麓へ。

航空写真の最初の角、右手が大日寺ですね。そこから左手へ。
国分寺に向かう道を気持ちよくジョグしていると川と土手に見事な桜並木。満開です。
実は前


の日にチームの花見マラニックがあったんです。仕事で参加できず残念だったんですが、それを取り返して余りあるサクラ三昧スタート。どこに行っても高知はサクラ咲いてました。

爽やかな風の中、橋を渡れば遍路道は畑の中へ。何やら美味しそうな香りが漂います。ん〜レバーと合わせて食べたい感じ…そう、ニラの香りです!

スーパーでよく見る高知のニラ。ここで作ってたのか〜。もう一面がニラの香りなんです。最高。

お腹を空かせつつ進むと、小さなお堂が。「松本大師堂」です。航空写真の1番手前くらい。
お散歩中の方がいらして、いろいろ話を聞くことができました。なんでも、ここを作られた方はお手洗いもとても綺麗なものを作って、きれいに管理されているとのこと。

それならば、と寄ってみました。

たしかに、すごく綺麗な簡易トイレでした。お遍路道にはトイレが長距離にわかってないところもあるので、それを綺麗な状態で使わせてもらえるのはほんとにありがたいですね。
線路を越え、大きな道沿いに進むと見えてきたのは「へんろいしまんじゅう」の看板。立ち寄るしかないでしょ!こんなことしてるから時間がおすんですが…。
こんな佇まい。すごく綺麗で新しい。
素朴なおまんじゅうでした。これ一品でよくやっていけるなぁ、と感心。店の外には大型バスが停まる駐車場が数台分。なるほど。
ほどなくして川沿いに出ます。
土手を降りると田んぼの畦道。そして見えてきたのは国分寺。
見事な仁王門です。そしてお遍路さんの姿。高知まで来て装束が綺麗だと車遍路さんの印象。歩き遍路さんの装束はだいたいもうヨレヨレでくすんでるイメージ。

仁王門をくぐると静かな空気の奥にサクラと古刹の姿。
国分寺までは青空が明るくてきれいな桜を楽しめました。なお、写真中央奥の青い屋根は「酒断ち地蔵尊」。お連れしたいランナーが何人かいるような…。

土佐の苔寺とも言われる国分寺。美しい落ち着いた苔の庭園でした。
第29番札所 摩尼山 宝蔵院 国分寺
(まにざん ほうぞういん こくぶんじ)

打ちました!
ここから北東1キロほどに紀貫之が国司として滞在していたという国司館跡があるそうなんですが、先を急ぐので今回はスルー。土佐日記を満喫する旅はまたそのうち。
↑「歩るきへんろ」看板。こまけぇこたぁいいんだよ。看板があることに感謝。
国分寺を出ると11kmくらい。1/4ほど走破。まだまだ元気です。
田んぼの中を進む遍路道。あっという間に道に迷います。どっちに曲がるんだ?と道を調べようとしたら「ひだり!ひだり!」と声が。振り返ると農家の年配のお姉さんが道を教えてくださってました。きっと、お遍路さんが道を間違えるポイントなんしょうね。よくお礼を伝えて再スタートです。

畦道だったり
国道をくぐる地下道だったり
今回もアドベンチャー感を楽しみつつ遍路ラン。
とにかくどこも花でいっぱい。素敵な高知の景色を満喫しました。
高知大学の前を通過したり、いい雰囲気の小径をジョグしたり。ときおり早めの補給=おやつやドリンクを入れながら進みました。これでも一応フル越える距離を不整地、トレイル、急登込みで走るわけで、後半に備えておかないと回復が追いつきません。
今回も各団体が出してくれている看板を頼りつつ次の札所へ。
最初の山場、逢坂峠〜善楽寺

道は徐々に斜度を増していきます。最初の起伏、逢坂峠です。
じんわり汗をかきます。
途中、遍路小屋も。遍路小屋プロジェクトの綺麗な小屋ですね。
そんなに急ではないですがしっかりのぼります。
ここも桜がきれい。
やっと見えた峠。歩き遍路の外国人カップルがいましたが、坂を一気に走っていたのでお話できず…
ここまで南国市。峠を越えるとついに高知市です。
峠には街を見下ろす墓地がありました。そこから見えるこんもりとした林のようなところが善楽寺でしょう。
そのまま階段を下ると、そこにも遍路道の札が。遍路道に墓地ができたのかも知れませんね。
善楽寺に到着。

山門も仁王門も見当たりません。それだけで何かオープンな感じすらします。

お寺の中には、このアニメ調のイラストがたくさん。地元の絵師さんが描いたものらしく、すごく推されてました。グッズも種類が多く、バッジや納経帳は当然、イラストつきモバイルバッテリーまでありました。商魂たくましいですねー。

第30番札所 百々山 東明院 善楽寺
(どどざん とうみょういん ぜんらくじ)
打ちました!
今日は筆使いを見せていただける札所続き。ありがたいです。
17時までに雪蹊寺に到着しなくてはならないため先を急ぎます。次は竹林寺へ!

土佐神社は振り返って写真撮るだけ。
今回も「これ、遍路道?」という道が遍路道でした。その都度、遍路道ステッカーに助けられます。感謝。
土手もあれば
高速下の側道も。遍路道の上に新しい道が敷かれるんですよね。時代と共に変わっていく遍路道を楽しみたいところ。
やがて距離は21キロ。お腹も空いてきて、ローソンで補給。今年はウルトラ3本走りたいtazzoは食って走るトレーニング。

カップヌードルうまぁ
イートインがとても広いのはお接待文化でしょうか?…ここはインター入り口近いからでしょうね苦笑
五台山=牧野植物園=竹林寺へ!

お腹が満たされたら再スタート。五台山=牧野植物園に向かいます。

歩道橋にまで看板が。たしかにここを渡らないと大回りになるポイント。時間に追われている時は助かります。
なになに?「150メートル先の赤いポストを曲がれ」とな。こういう表示があると悩まず進めるのでとてもラクです。止まってスマホ開く時間も惜しいですからね。
というシチュエーションでもタンポポのわた毛飛ばしだけは譲れないRei…。こんなことやってるから毎回時間がギリギリになる…
赤いポスト、どこだ?
赤い………チューリップ…を右折。
すると階段が。
赤いポストはなくなったんでしょうね。
五台山に登ります。
やや遍路転がしな山道を登っていきます。
おや?
遍路道は牧野植物園の中へ入っていきます。
なんでも、竹林寺から敷地を譲り受けて作られたとかで、お遍路さんは素通り可能になってるんですね。

ご存知、朝の連ドラの影響なのか、植物園は大盛況。観光客にまみれて進んでいくと、見事に道に迷ってしばらく植物園内を彷徨いました。だって、南門が閉鎖されててどこいっていいかわかんないんだもん。決して無料で見物したわけではないです…
観光客の間を縫いつつ建物の中をぐるぐるして、どうにかこうにか植物園を脱出。すると目の前に竹林寺が!

脱出記念写真。竹林寺って、モダンにしてハイカラで驚きました。中にはタッチパネル式の案内とかまで。これって、牧野植物園の意匠に合わせてあるのかもしれないですね。奥の方は普通の札所でした。

竹林寺は土佐遍路屈指の名刹とのこと。文化の中心地だそうです。
比較的新しめの五重の塔がありました。どんな古いものにも始まりはあるんですよね。
第31番札所 五台山 金色院 竹林寺
(ごだいさん こんじきいん ちくりんじ)
打ちました!

さて、Reiさんの事前リサーチによれば竹林寺羊羹なるものがあるらしい。
発見!購入!おしゃれパッケージで上がります。さ、32番に向かうぞ。

ここは石畳とトレイルが半々くらい。なかなかの急斜面。こんなところを走るとおなかが空くので…
さっそく竹林寺ようかん!
底から押し出して糸でカットして食べられるギミックつき。 遍路つかれも癒される甘さ。お遍路さんのための羊羹でした。

これまた超親切な看板。ルート指示系の看板って徳島ではあまり見なかった気がします。
武市半平太!って誰?〜禅師峰寺

禅師峰寺へ急ぎます。走行距離は25kmを超え、いい感じに疲労感も出てきました。
緩やかな峠を越えているとReiさんが小洒落た古民家を発見。確かに雰囲気が一軒だけ違います。

どうやら国の史跡のよう。なになに、武市半平太…ぶし…はんべえ…た?誰?
誰だろう?
有名な人?
坂本龍馬と繋がりある人?
時代はかぶってそうだけど…
と、無知を晒します。
みなさんご存知でしょうが、武市半平太(たけちはんぺいた=武市端山)って、土佐勤王党を結成し、尊王攘夷の一大ムーブメントを起こした人。坂本龍馬も板垣退助もいるじゃないのって、そういえば今回のスタート地点にも…

自由民権記念館って看板あったわ…。
こうして人はまた一つ己の無知を呪いつつ賢くなるんですね…
ちなみに武市半平太の生家にはどなたかお住まいだそうで見学などはできません。
さて、遍路道は高知龍馬マラソンのコースと被ります。走った方ならわかるのかな?トンネルです。
そこを過ぎると禅師峰寺の石柱。
ここから80メートルばかりトレイルを登れば到着です。
いい雰囲気の山道。
遍路はこうでなくっちゃ。
登り切ると「おつかれさまでした」の看板。
旧遍路道を選択する歩き遍路以外は通らない感じでした。

仁王門をくぐり、境内に入ると奇岩が目にとまります。でも、あまり時間もないのでササっと参拝。
第32番札所 八葉山 求聞持院 禅師峰寺
(はちようざん ぐもんじいん ぜんじぶじ)
打ちました!

禅師峰寺から西に目をやると浦戸大橋が見えるんです。写真だとわかりませんが、遥か遠方にでっかい橋…。
他の歩き遍路さんが、納経所の方から「今からだと雪蹊寺には間に合いません」と断言されてました。浦戸大橋を渡らずフェリーで対岸に渡るとなると便もありません。しかし、我々にはランがある!
決戦!浦戸大橋〜雪蹊寺

トレイルをズリズリ下り返し、太平洋沿いを西に走ります。ここは高知龍馬マラソンのコースですね。
しばらくするとついに見えてきました。本日最大の難関、浦戸大橋です。
歩道があるんですが、人一人がどうにか歩ける幅しかありません。車道には降りないように注意書きも。交通量は多く、大変危険。
岡山で言うと児島湾大橋を1.5倍した感じでしょうか。

これを20km地点で駆け上がる龍馬マラソンはなかなかハードですね…
歩道幅はこんな感じ。正直こわい。ここを通りたくない時は、種崎渡船場からフェリーで渡ることもできます。航路も県道だから無料らしいですね。時間あれば船旅の方が昔遍路に近いかもしれません。
太平洋が見えてきました。晴れていれば絶景なんだろうなぁ。
毎度恒例、17時との戦い…

浦戸大橋を渡りきり、そのまま雪蹊寺に向かうこともできたんですが、浦戸大橋の南側ってご存知、桂浜なんですよね。

せっかく桂浜まできたので、坂本龍馬の像だけ見ておこうかとちょっと寄り道。これがそこそこのアップダウンでした。

時刻は16時を回っているのでサクッと記念写真撮ったらすぐに出発です。ところで坂本龍馬って何した人?

残り約4キロ。7分ペースでも間に合います。余裕〜
と,思ったら道を間違える…。よく見ると看板が。みんな間違えるポイントなんですね。
走行距離もやがて40km超え。気合を入れてペースアップ。感覚的にもキツい区間でした。
見えた!橋を渡ると雪蹊寺です。
時計は16:45…間に合った…。さすが修行の道場、土佐遍路。楽ではなかった。
雪蹊寺はこじんまりとした札所。
元々は高福寺という真言宗のお寺だったそうなんですが、廃寺になった後に長宗我部元親が再興し、臨済宗の、つまり禅寺になったのだとか。歴史をストレートに感じますね。
第33番札所 高福山 幸福院 雪蹊寺
(こうふくざん こうふくいん せっけいじ)

打ちました!
今回も無事、予定通りの札所を回ることができました。毎回、ギリギリになるのはなぜだろう…。
目指せ、かつおのたたき

駐車場まであと4キロ。のんびりダウンジョグです。締めて本日の遍路は47キロ。ちょうどいい距離ですね。
高知も長いのにまだカツオをいただいていません。今回こそカツオ食べたい。
るーさん情報でやってきましたひろめ市場!
観光客向けでもある、飲み屋系フードコートですね。
塩たたき!新鮮なカツオのうまみと藁焼きの香ばしさが立つ、高知ならではの海鮮ですね。
ねっとりとした食感も良い。これはまた食べたい!

あおさの天ぷら!滅多に食べない揚げ物なんですが、今日だけ解禁日。
ほかにもカツオ料理に舌鼓を打ってリカバリーとしました。ちゃんと探せば美味いものいっぱいですね,高知!
おっさんのごたく〜虚往實帰
虚しく往きて、實ちて帰る、と読むそうです。
竹林寺でいただいた参拝カード?に見つけました。唐に行く時は空っぽだったが、教えに實ちて(満ちて)帰ってきた…そんな意味でしょうか。カードによれば、みなさんの遍路もそのようであるといいですね、とのこと。
まさに遍路マラニックは自分の無知を恥入りつつ、目から鱗が落ちるような体験をして帰路につくのが毎度恒例になっています。(おっと、目から鱗じゃ宗教が違いますね笑)それが遍路マラニックを続ける最大のモチベーションかもしれません。
しかしながら、この言葉、よくよく考えるとあの空海が「からっぽ」で唐に渡ったとは到底考えられません。きっと、その礎となる様々な知識を深く身につけ、その上で覚悟を決めて唐に渡ったはず。そうでなければ1年経たずして密教の教えを体得し、さらには一番弟子に上り詰めるなんてことは不可能だったことでしょう。
つまり、この「虚往」というのは、空っぽでしたという謙遜か、もしくは得たものが遥かに大きかったというメタファーのようなものかなと思います。
また、もし空海が「私は日本でこれだけ学んで、修行してきた」と自負して臨んでいたら…唐の高僧もそんな相手に教えたくないでしょうし、空海自身も教えを十分に吸収し得なかったのではないか…
つまり、この言葉の行間からは十全の準備とそれを表に出さない謙虚さが読み取れそうです。
私の学生時代の指導教官は「論文は足で書け」というフィールドワーカーだったんですが、よく「百聞は一見に如かず」と言っていました。しかしこれ、文字通りの意味ではなく「百聞してから一見しろ」と。フィールド調査に行けばいろいろ発見があるんですが、事前に資料や書物を調べ尽くしてから現場に出よ、と耳にタコができるほど聞かされていました。それを思い出した次第です。
そう、空海の虚往實帰、実のところ、百聞しつつもそれを虚であると言い切るほどの謙虚さこそが本質ではなかったかと思うわけです。
空海はきっと万巻の書を読み、修行を積んで唐に渡っていたはず。それを空っぽと謙虚に言い切り、そして「実ちて帰る」。密教の教えとともに持ち帰ったのは、自分をなお低める態度だったようにも感じられるのです。
翻って、自分に当てはめてみると遍路マラニックがまさに虚往實帰であることは当然として、やはりこれまで以上に事前の予習をするべきだなと感じています。せっかくの遍路、2度目は不可能でないにしろ容易ではない。ならば一回の遍路を大切にするために従前の下調べをするべき。そして、決して知ったかぶりをしない。どれだけ調べていても「聞く」態度を忘れない。あくまで「虚往」を貫くこと。だからこそ知ること、吸収できるものがあるはず。
さらに言えば、ランニングにも当てはまるなと感じました。ランニングの情報はネットにもメディアにも溢れていていくらでも手に入ります。しかし、実践し、自分に適したものなのかどうか確かめて初めてその意味がわかったり、合う合わないの判断ができるのではないでしょうか。
市民ランナーは時間や予算に強く制約されますから、科学的手法をフル利用してトレーニングしていますね。ですから座学は必要にして不可欠。しかし、知識だけ溜め込んでも実践なくして走力は身につきません。頭でっかちになるのではなく「虚往實帰」。最後は自分の足と体で理解すること。それがトレーニングの本質の一部ではないかと感じるのです。
修行の道場、土佐遍路はいよいよ正念場。距離が長く、区切り打ちには難しいゾーン入ります。 虚往實帰にトレーニングしつつ、しっかりと下調べをし、そして實ちて帰れるように遍路に臨んでいきたいと思います。
次は種間寺!
東京マラソン2024 Be friends

初めての東京マラソン。その備忘録です。
ガチゆる日
— RunTazzo @🐮津山加茂郷🐮えびだい (@RunTazzo) 2023年9月26日
1本目500m過ぎで腕に重さと指先に痺れがきてガス欠で終了。3’07”一本のみ。
なんかメール来たけど、当選とか言ってくるやつはだいたい詐欺だよね🙄#3大会連続落選枠#本物であってくれ#ホテルは予約した pic.twitter.com/NwW6f2ZNZx
都市伝説かと思っていた東京マラソン当選。
夢物語はここから始まりました。
間髪入れず、走ったことのある東京の友人に連絡し相談。とりあえず秋葉原の東横インを予約。手が震えましたね。
計画
人生で何度走れるかわからない、とっておきの東京マラソン。
どんなランをするか。ガチか、仮装か。
これは悩みましたね。高速コースだというのは有名な話。しかし聞けば、サブ3ゾーンごときでは混雑が激しくタイムは狙えないのでは、とのこと。仮装に傾きます。
東京マラソン、応援には何度か行ったことがありまして、去年はリーダーshibakiさんの追っかけをしました。

その時、海外ランナーさんとチラッと絡んだんですがとにかく多いんですね、海外からの参加者。6大ワールドメジャーシリーズの完走メダル、シックススターをもらうには東京を走るしかなく、当然のように海外ランナーが参加します。今回だと約14000人とか。おかやまマラソンの定員レベルじゃん。
海外ランナーと絡みたい。そうなるとやはり
…🐮です!🐮コスプレをして、メッセージを掲げ、海外ランナーに話しかけて仲良くする。そんなことができたら、超楽しそう。
そして、せっかくの高速コース。大阪で作った3:26:02の🐮ベストを更新し、世界に🐮の速さを知らしめたい笑
こうして、東京マラソンは🐮でPBを狙うことにしました。
詳しくは後述しますが、ざっくりサブ200、いや、サブいちご…んー、ここは大きくシュガーカットいっちゃう?
そんな話をチームメイトにしていました。
ウシスーツ改良へのラン
当初の予定では、さいたまがシーズンラストでホイミンでファンランも考えていましたが、これを🐮ランし、🐮でPBを出すための前哨戦とすることに。克服すべき課題を見つけます。
別大PBで気をよくしたまま、翌週を迎えました。

いざ、さいたまへ…行く途中で、姫路に寄ります。


ハッチさんや番長の応援も兼ねつつ、あおまちさん詣で。敬愛する超高速コスプレランナーです。招き猫でサブエガ挑戦中のバケモノ…。
さいたま、東京に向けて、パワーをもらいます!
翌日のさいたまでも、牛飼い役すけさんのアテンドでシューズ円陣に2箇所参加したり、ラン友さんと再会したり、ここでもパワーをもらいました。


そのレース。
シューズはいつもと同じズムフラ4、目標エイド完食&サブ4あたりでスタート。


大声援とエイドで気持ちよく走っていたんですが、途中から足がモーレツに重くなります。
ハーフまではキロ5でいけたのに、後半はサブ4ペースに落ちる事態に。

これ、jing-iさんに撮っていただいた動画からなんですが、いつものぷりぷりおしりじゃない…
実は吸気ファンが故障して体が膨らませられなくなってました😫

まるでフル完走で干からびたようなウシに…乾燥?🙄
実は、膨らんでないと汗で濡れた足にスーツ生地がベッタリ張り付いてまとわりつくので、筋トレ効果が増し増しなんですね。
さらに、頭のホイミンを支える風船でできた帽子も割れるし、エイドは胸焼けするし笑笑
別大ご褒美マラソンとして楽しんださいたまですが、同時に、🐮ガチランへの課題がたくさん見つかりました。
ウシスーツ1.0へ
これまで改良を重ねてきたウシスーツ。シュガーカットのためには、途中でアクシデントを起こさず、ノンストレスで走り切れるようにしたいですね。
まずは吸気ファン。

さいたまでファンが止まった理由はモータの断線。半田付けしなおしましたが、心許ないので恐竜スーツのファンに切り替えました。つまりほぼ新品にチェンジ。
ホイミンや顔を支える部分は、軽量メットに発泡スチロールの土台に変更。

これを牛の顔と脳天に固定して、安定した走りを実現。同時に内部の余計な布をカットして軽量化。鼻の部分を下部も固定。子供から顔が見えやすいようにしてます。
ちなみにこのメット、富士登山競走の公式レンタルと同じものです。今年のグランドスライムのために買ったもの。富士ではホイミンと合体予定。
他には、ゼッケンケースを東京マラソンサイズのジッパー付きケースにして磁石も増量。手袋や飴ちゃん、スマホを一時的に保持できるように。
また、牛スーツに直接磁石を貼り付けて軽量化と着脱を容易に。
背中のゼッケンケースは左右の傾きが起きないように固定。
ボロボロになってきたヒヅメはテープで補修。
モバイルバッテリーの固定方法をマジックテープと固定ヒモにしてシンプルに。
これで、スマホとジェル3つを保持できるようにしました。
こうしてウシスーツ1.0完成です。

試走は、そうじゃ吉備路マラソン応援ランで。

ジョグしたところ、仕上がり上々。
スピード上げた時の感覚を確認するため、今をときめく黒田朝日選手のハーフスタートと沿道で対決。
…500mも持たない笑笑
まぁ、そりゃそうだ。でも、しっかり走れました。ウシスーツ、完成です🐮✨
故障?!…直前の大ピンチ
別大以降、サブ40に目標を定めた私は練習に意欲が湧きすぎて走りすぎていた模様。足にかなり疲労を溜めていました。別大、さいたまの連戦というだけでもキツいのに、ロングをポンポンやるという素人練習。
やはり足にきまして、2/26つまり東京の前週には5:40ペーサーを途中継続できなくなるほどのふくらはぎ奥の痛みを感じます。ウォーキングはできるのに、走り出すとふくらはぎの奥が痛みだし走れなくなるパターン。この痛みがなかなか引かず、東京マラソンに黄色信号。
あわててことぶき整骨院で相談し、施術を受け、ウォーキング調整。
どうにか水曜には20km走れるように戻りました。しかし、ふくらはぎの爆弾に怯えるコンディション。
木曜にボディワン先生にほぐしてもらう時にも、「…ペース、落とせますよね?」と忠告を得ます。つまり、痛みが出たら即座にペースダウンしろ、という警告です。これはやってしまったか。
金曜はレースペース走のはずがキャンセルし回復に努めます。それでも足の張りはまだ残る嫌な状況。
目標としていたシュガーカットは当面封印。3:25のPB更新でもいいじゃないかと考えを変えました。なにやってんだ…。
そうして、出発の日を迎えます。
おら東京さ、いぐだ!
金曜の夜、岡山を発ちます。お決まりのマイカー遠征。牛スーツ一式やらホイミンやら荷物が多いし、ピンポイント移動ができる車は便利なんです。いざとなったら車中泊できますしね。東京でベコ駆るだ!
今回も客人を乗せ、隣で騒いでもらって眠気防止。ランチューバーの話題などで盛り上がりつつ東へ。晩御飯は海鮮丼。海鮮を客人に食べさせて海鮮抜き海鮮丼…。そんなカーボローディング。
翌朝には東京へ。新たな出会いに期待が高まります。なお、おにぎり4つ、菓子パン3つ、カステラ、まんじゅう、ゼリードリンクなどでカーボ溜め込みました。

台場〜
ここをマイカーで走れることに興奮🤩
有野課長のバス運転以外では見たことすらない…

駐車場にしばし混乱しましたが、8時過ぎだったため受付会場直近に停められました。…高いけどね。

開場まで1時間以上あるのにすでに長蛇の列。
さすが3.8k人参加の大会。人多すぎ。
一応、どなたかTwitter仲間さんと会えたらと思い識別子たるホイミンを同行します。
素敵な出会い
そして、噂に違わぬ海外ランナーの多さ。お隣も海外ランナーらしくなにやらおしゃべりしてます。でもチームとかではなく、ここで知り合った模様。どちらもアジア系っぽい男女。
聞いていると、この女性、6大メジャーのうち東京以外は完走したんだ、と話してました。おおっと、思わず声をかけます。じゃ、東京走るとあのデカいメダルもらえちゃうの?
そうなんだよ!でもそんな頑張って走らない。マイペースでいく。そんな話からアレコレ盛り上がることに。なんでもロスから来た韓国系アメリカ人だそうで、昨日受付した時にリストバンドもらえず、今日はそれをもらいに来たとか。リストバンドがないとスタートブロックに入れないから注意しろと言われます。お名前はサラさん。
そして、もう1人は韓国人ランナーのハンさん。やっと東京の抽選に当たって初参加。慶州さくらマラソンのことやら、年齢のことやら、さんざん盛り上がります。
「頭のそれで走るのか?」「いや、牛コスプレだ!」「まじかよ!」

Twitterはやってないそうで、インスタは私が使わない…3人揃うのがストラバなので仲良くフォロー。使ってないんだけどね。そして、互いの健闘を誓い合い、いざ受付へ。
気分あがるー!
来たぜ、受付!
ゼッケンは20179。
次はエキスポへ。広い!
とりあえず岡山県ブースで挨拶し、アスリート枠を新設しろと要望🙇いや、ほんとアスリート枠ほしい。おかやまマラソン、宣伝しなくても倍率高いのに、なぜここでがんばるの?🥺
続いてasicsブース。みなさんのツイートでめちゃくちゃ気になってたメタスピード・パリシリーズを試着、試走。

ここでいきなりシューズレビュー
その後はホイミンを見つけてくれたシカちゃんに会えたり、

正装写真撮ったり、
EXPOを満喫〜。
そして、今夜のホテルの駐車場が先着15台というシビア設定なので一旦秋葉原に向かい、車を置いて再度ビッグサイトへ戻ります。


大塚のブース。東京マラソン攻略法を読みながら行列するとポカリジェルプレゼント🎁

今回のスペシャルゲストと一緒にエキスポ回りました。さて、誰でしょう。練習メニューの相談にも乗ってもらいつつ、いろいろレクチャーを受けました。ジェルのチョイスとか、給水とか、学ぶこと多かったなぁ。そして、ワッフル番長御一行と合流。
駅の適当な食堂でカレーディナー。川内優輝選手のマネしてガッツリ食べます。
その後は各自散会し、レース準備へ。
カレーだけでは足りないので、おにぎりとどん兵衛を追加。相木さんはなか卯をルーティンにしてるそうですが、私はけっこうロックンロール。それでも塩むすびにシャケむすび、カステラは定番ですね。
去年の大阪もでしたが、牛スーツでもバチバチのレース前準備をしています。別大の時と同じようにローディング。少なくとも🐮でなければサブエガで走るぞ、という意識を持つようにしています。そうしないと牛でまともにフル完走できないですし、スタッフに迷惑かけてはいけませんからね。

そんなわけで準備完了。
ホイミンは実際はミニに。お菓子は配布用。
「Run together Be friends」のプレートは背中に貼って走ります。海外ランナーさん、気づいてくれるかな?
当日の朝

4時起きしてパンとおにぎり、カステラをプロテインドリンクでとり、ホテルチェックアウト。クラークの方が「東京マラソンですか?がんばってください!」と。うれしい!
車をアキッパ駐車場に移動させ、番長のホテルに移動。ここでは隣の飲食店の外国人スタッフが、牛よ!牛がいるわ!と他のスタッフを呼びにいって笑ってくれます。朝から盛り上がるなぁ。番長と合流したら、パンダと牛で新宿へ。
🐮と🐼でteamいきもの舎!
スタート地点まで番長をエスコートすることになってましたが、ブロックの違いで駅降りてすぐにサヨナラ〜。健闘を誓い合います。
さ、牛さん行くよ!
周りはランナーだらけ。気分上がります。走るんですか?とけっこう聞かれてテンション上がる上がる。

なんと、ここでコリドーレさんと再会!
道マラに続き、偶然会えちゃいました!
運命の赤い糸を感じますね〜
コリドーレさんは200分切り目標とのこと。ついていけるかな。この時点では不安の方が大きく、3:25が現実タイム。コリドーレさんにも3:20はムリだ〜と弱音を吐きます。しかし、コリドーレさんと別れて、フツフツと湧き上がる闘志。せっかくの東京マラソン。痛みが出るまで走ってみよう。今日はスーパーカーなんだし、走ってみるまでわかんないぞ。
「生まれた時から…」
迫り上がる気分のまま、スタートブロックのゲートに到着。東京都庁を目の前にします。
よし、都庁をバックに自撮り、と。そして、ちゃんと都庁を向いていたか確認。
ふと、前を見るとこちらを家庭用ビデオカメラみたいなので撮影しているおじさんがいます。YouTuberでしょうか。牛スーツで撮影慣れしてまして、ハーイ!と手を振りますとあちらから近づいてきて
「日テレのバンキシャという番組の取材の者なんですが、少しお話をうかがってよろしいでしょうか?」
おっ、テレビクルーだったのか!
↑バンキシャに映ってた自撮りはコレ。
そこで、コロナ禍でのランナーの思いや東京マラソンへの意気込み、目標などなどインタビューを受けました。そして、
「生まれた時からウシです。…って答える設定でやってます」
「めちゃくちゃ走りにくいですよ」
まさか、1番使ってほしい、ココを放送していただけるとは!
後からディレクターさん?から説明があり、承諾書の代わりに名刺をいただきました。こちらからはミルクのサンダーをプレゼント。
バンキシャの方、とても丁寧で好感触でした。
まさかの出走不可?!
さて、スタートブロックへ。
ゼッケンをすでにつけてますので、すんなり中へ…と思ったら、ゲートのスタッフの方に止められます。着ぐるみは、ちょっと…、と。ボランティアリーダー的な人が呼ばれますが、判断できないとのこと。インフォメーションで確認してきてくれ、確認とれたら通すとのこと。なんだって…。

↑その時の牛の様子。あけそんさんが撮っててくださいました。
仮装ランナー、イラついてはいけません。穏やかに引き下がり、インフォメーションテントへ。ここで事情を話します。ブロックのゲートで止められたならダメでは?的な話をされるので、いやインフォメーションで確認とのことなので、と食い下がります。
インフォメーションのリーダー的な方としばらくお話しして、禁止事項である「顔全体を覆う」ことはしていないこと、個別の服装についての問い合わせには一切応じないとのことなので確認はしないで来たこと、ミッキーマウスのような着ぐるみが禁止なのはわかるが、顔が全て出ているし、これは服であることなど丁寧に説明。とにかく変質者と思われたら止められそうなのでジェントルマンを貫く…。
その姿を撮影されて本部へ送信、上の判断を仰いで、ようやく許可がおりました。ふぅ…。
なんだか面白いなと思ったのが、許可が降りた途端にとてもフレンドリーで、ようこそ!って感じで案内されたこと。変なやつは中に入れないぞ、でも、ランナーはウェルカムだぞという意識が徹底してました。これは、いい意味で言ってます。セキュリティの厳しさは、翻って普通のランナーへの優しさなんですね。ペットボトル持ち込み禁止でアワアワしている場面も見られましたが、これも私たちランナーの安全のため。ありがたいですね。
さて、大変なお手数とご迷惑をおかけしたので、とにかくお礼を伝え、謝りまくります。
中に入ります。そして、次はセキュリティゲート。なんと空港みたいな金属探知機で検査&手荷物検査です。あ!牛のファンとバッテリーが〜!
慌ててファンを外し、バッテリーをまとめてバッグへ。もうてんやわんやです。ゲート自体はなんなく通過できました。
ここまで付き添ってくださったインフォメーションデスクの方にお礼を、と振り返るともう姿が見えませんでした。きっと大変お忙しい中、牛コスプレの相手をしてくださったんでしょう。ありがとうございました。これでガチランするしかなくなりました。生半可な気持ちでコスプレランをやってるわけではないことをランで証明するしかない。東京マラソン2024、牛が沸かせます!
ウシmeets海外ランナー
さて、大幅に時間を使いました。かなり早めに来たとはいえ、トイレの時間やアップを考えると急いで準備が必要です。慌ててウシスーツを着直し、ファンを始動。東京の地にふっくらウシさん登場!そしてダッシュでトイレへ。相木さん情報に基づき小トイレに行くと、なんと待ち時間ゼロで入れました。ブラボー👏
次にアップです。キロ4:30で飛び出すためにはアップが欠かせません。まずストレッチから、と動的ストレッチをしていたら声がかかります。なんと海外ランナーさんから、お前、その格好で走るのか?と。もちろんだ👍というと、そりゃすげーな!写真撮ろうぜ!
おう、こっちも撮っていい?撮ろう撮ろう!
と記念撮影。そして、がんばろうぜ!と健闘を誓い合う。
そこから始まるセルフィの嵐!フランスから参加だというランナーさん、コロンビアから、中国からと、次々と撮影しては健闘を誓い合うというめちゃくちゃ楽しい交流タイムに!

結局アップそこそこで整列時刻が迫ります。もう一度トイレに並び、準備完了ということに。ボランティアさんにスタートブロックを聞くと説明だけでなく応援やらコスプレいじりをしてもらえます。東京マラソンのボランティアさんってすごくコミュニカティブ。事務的に応答するのではなくて、フランクにお話ししてくれるんですね。これがどこでも徹底していて、すごく気持ちいい。東京マラソン、参加できてよかった。
スタートブロックに入ります。
ここでなんとウシさん発見!ウシ〜!!とお互い歓喜!負けられないぞ!

セレモニーが始まっても海外ランナーさんはお構いなしにセルフィ撮りまくります。

写真は、フィニッシュ後も含めてになりますが、自分で撮影できた分だけで35組。お話しのみやら写真撮られただけも含めるとさらに大勢のみなさんと絡みました。みんな、ありがとうね。
小池都知事のあいさつやコーラスにマーティンフリードマンのギター演奏が盛り上げるなか、ついに東京マラソン2024はスタート時刻を迎えます。

いよいよ、スタート
東京都庁前、号砲とともにペーパー桜吹雪が空を覆います。舞い散る紙吹雪を見上げると3月の澄んだ青空。こんな気持ちのいいスタート過去にありません。Bブロック最後尾からですが、スタートロスは29秒。スムーズに走り始めました。
ここでウシマラソン時のマイルール紹介。
・可能な限り声援には応える。
→声かけや手を振る、向き直るなどで反応します。顔出しなので目を合わせて笑うのもあり。
・ハイタッチにはできるだけ応じる。
→こちらからもするけど、向こうからのハイタッチに気づいたらできる限りハイタッチ返しする。
・ボランティアさんにあいさつ。
→給水などで積極的にお礼を伝える。
・折り返しやカーブは奥まで回る。
→ランナーが最短ルートを走ると、ランナーに絡めないところで応援してくれてる人のところにハイタッチに行く。これはマメタ師匠のマネ。
・ちびっこからの私設エイドはできるだけ受け取る。
→食べて元気になる演出つきで!
・できるだけ笑顔で楽しげに走る。
→仮装するなら楽しげに走れよと言われたのでスマイルを欠かさない。
・ラストはスキップして楽しげにフィニッシュ
→楽しげな演出最高峰。100mほどスキップする余力を残す。
仮装ランナーする時は、タイム狙いであってもできるだけ盛り上げることを忘れずに走りたいですね。
さて、岡山では見ることのない高層ビルの間を抜けていきます。広い道の両側には何重もの観客。さっそく「ウシだ!」の声が聞こえます。ウシです!
都庁周辺を一回りするとコースは東方向へ。聞いていた通り、下り基調で進みます。当然ながら中々のハイペース。心肺は別大よりも一回りキツい感覚。ちょっとオーバーペースか。確認のために時計を……。老眼であまり見えない!
そう、曇らないようにメガネじゃなくてコンタクトにするのが最近のウシ定番装備。遠くは見えますが手元がボヤけるんです。なんとなくキロ3分台のように見えます。今日はタイム狙い。たしかにウシさん、スーパーカーに乗ってます。つまりNIKEの憎いやつ、VFN%2です。それでも、そんな速くないだろ。
何度か時計を見ますが、やはり3分台に見える。そこで気づきます。相木さん、手動ラップって言ってたな…。そうか、この高層ビル群の中ではGPSは不正確。ましてやこのウォッチは旧型で精度は低め。時計は当てにならない…。ここで時計は諦めました。
とりあえず感覚に任せて走ります。VFN%2に乗り込めば、足取りはこれまでに感じたことのない軽いウシランニング。サブ3:10ペーサーに抜かれなければ目標達成。抜かれたら着いていけばいいという判断です。まさか、とっておきの東京マラソン、タイム狙いガチランをマラソンウォッチなしで走ることになろうとは…。
自己最速での入りは別大の3'44"ペース。ウシはギアこそローですが出力としてはそれを上回る感覚です。このペースでの完走は不可能だと体感でわかります。しかし、サブ3ペーサーに追随できています。これがヴェイパーフライの性能か…。重くなっても、それをむしろ推進力に変えるバネ。恐るべし。
沿道からは常に「ウシ!」「がんばれ!」が聞こえます。期待していた通りの東京マラソンがそこにはありました。まだ手を振る余裕あり、応えます。また、海外ランナーから話しかけられます。へい、お前はミルク出すんだな!あっちにはビールもいるぞ!と、確かにいました、生ビールコスプレランナー。あちらもかなりハイペースコスプレさん。負けられませんね〜
コースは東へ。防衛省前では自衛隊の楽団演奏。去年は「ロマンティックが止まらない」を聴きましたが、今年はマラソン応援系の曲でした。曲名は失念しましたがランナーは盛り上がってました。
やがて最初の給水。東京マラソンでは、混雑防止のためにゼッケンナンバー末尾1桁の数字で給水テーブルが割り当てられるルール。
見たところ最初のテーブルが大混雑してまして、やはり機能していない様子。そりゃそうだよね笑 アナウンスも万全ではないし、いつものレースの流れになるでしょう。ただ両側にテーブルがあり、それも長いので混乱はありません。
ウシさんはきっちり9番テーブルで取ります。しかし、テーブルが一つになるのでミスは許されないし、2杯飲むのも難しい。3.8万人を捌くための仕組み作りって、大変…。
ボランティアさんは元気よく応対してくれました。ほんと気持ちいいですね!
ここを過ぎたあたりで、個人的スペシャルゲストなお二人がなんと私の名前を書いたプレートで応援してくださってるのを発見!マラソン人生初体験です。これ、めちゃくちゃ嬉しいやつ!
ランナーが対面に走るコースに向けて左に折れると秋葉原。ちょっとはっきりしませんが、朝ホテルの隣で話してくれたカフェ店員のおふたりっぽい人が見えました。同じようにCoooow‼︎って叫んでくれてたから。うれしい!

↑写真はトニオさんが撮ってくださった動画から。
10k通過はサブ3ペース。給水が見えてジェルを摂ります。牛は手を内部に抜いてユレニクイから引っ張り出すので時間がかかる…。
ウシで水を飲むとたいがいボランティアさんがウケてくれます。「ウシが水のんでる!笑笑」って感じで。これもまたウシランの楽しみですね!混雑する序盤は周りのランナーにはかなり気を遣いますが…。東京マラソンのボランティアさんの威勢の良さに、この後もずっと元気をいただきました。
上野近くまで行くと、一度南下して東に折れ、再度北上して浅草方向に向かいます。気温が上がり始め、日差しも強い。ウシさんの中はすでに低温サウナ状態。汗びっしょに。
この辺りではまだ3:00ペーサーがかろうじて見える位置でした。しかし、どれだけVFN%2がスーパーカーといってもやはりウシスーツは楽じゃない。速い分だけ風も受けます。足は重くなり徐々に引き離され始めます。
正面に浅草寺。この角度から見えるのは貴重だなぁと眺めつつ右に折れると視界には青空とスカイツリー!うぉ!
さすがにランナーたちからも歓声が上がります。これは東京ならではの絶景。そんな感動の中、折り返して南下へ。
ここら辺で、暑くて外した手袋をランパンのポケットに入れたはずが、そのままスーツ内に落下。ウシの後ろ足のヒヅメ…つまり、普通に裾あたりに落ちた状態に。こうなると、一歩ごとに汗で重く丸まった手袋が振り回されて、足に絡んで走れない!仕方なく止まって手袋を回収してポケットに。
さらに手袋で振り回されたため、ヒヅメをシューズに留めてるゴムが外れて、今度は風で煽られてヒヅメが絡まる事態。再度止まってゴム紐をシューズに結び直すという大幅タイムロス。痛恨…。1分以上無駄にしました。
もちろんサブ3ペーサーは見えなくなり苦しい展開。でも,沿道からの大声援は変わりません。3:10ペーサーに追いつかれないよう気合いを入れ直します。ハーフまではこのペースを維持したい。しかし、足はどんどん重くなります。
そんな時に、沿道にピンクうちわの集団!これは予告してもらってたセーターさんご一行!お絵描きランのアーティストから応援されるなんてめちゃくちゃうれしい〜!!
さらに、まるお製作所の応援団のみなさん!マリランさんにくまさんです。くまさんがリラックマ着ぐるみで登場!思わずキュンキュンしました。惚れてまうやろ〜(なんか違う)
また左に折れると蔵前橋です。スカイツリーを斜め左に応援を受けて鮮やかに疾走!…と思ったら風に思い切り煽られます。

↑わかりにくいですが、風に煽られて慌てて体を前に折りたたんで耐えながらのラン。
↑このYouTube動画で見つけました。ありがとうございます🐮
動画を見ていただくとわかる通り、牛は極端に風に弱いんです。何度もコケそうになりつつ橋を渡りきります。当然足も使うしスタミナも消費。風がなければなぁ。
ハーフまではなんとかまともなランがしたいんですがエネルギー切れを予感。ジェル2個とって3個目に手を伸ばすもうまくポケットから取れません。諦めます。ウシスーツの弱点…
ほどなくして中間点です。
1:29:17
なんとウシさん、ハーフ90分きり達成!
このペースを守り切ればサブスリー。でも、この段階ですでに限界突破していました。サウナになったスーツに汗びっしょりだし、スタミナも相当程度消費。足は当然重くなります。牛は持てるジェルは少なく、ガス欠は確定気味。天気予報が正しいならさらに向かい風区間もある。スレスレを狙うための時計もない。なので、体のキツさに合わせて走ることにしようと考えました。3:25は達成できるだろうから、ペース落とそう…
しかし、沿道からずっとずっと「うし!がんばれ!」「モーモー,ファイト!」声がかかり続けているのにどうしてペースダウンなどできましょう…。気合いでハイペース続行決定。ガス欠どうする…
22km給水へ。ここには給食看板!なんとカロリーメイトゼリーが配布されています。渡りに船だ!これは確実にとって一気飲み!うまい!これでなんとか走りきりたい。
やや向かい風の中、門前仲町まで走って折り返します。根性で大回り折り返し。やはり奥の観客のみなさんから大声援をあびます。大回りした以上の元気を得て、北上。追い風になると今度は暑さとの戦いです。日差しも強くウシスーツ=温室内は熱々。顔のところを手で広く開けてスーツ内に風を入れます。これをすると少しペースを上げられる感じ。後半〜終盤はこれの繰り返しで乗り切りました。
蔵前橋を渡り返すと南方向へ曲がり、やがて30km。もう走りはグダグダになり、足がもつれます。それでも途切れない応援の声。いったい何万人が応援してくれているんだ。
東京駅辺りを南下し、銀座に入ります。ここを走れるなんて…。フラフラだけど感激しつつ走り抜けます。有楽町方面に折れて日比谷公園前を南へ。向かい風はビル風と相まって振り回されるウシさん。煽られた足の布に足を取られ、幾度もコケそうになります。足も終わってきて真っ直ぐ出てないのかも。シリコンスプレーをもっとかけておくべきだったか。
それでも声援に押されて田町へ。

くまさんが貴重な一枚を撮ってくださっていました。ウシ絶賛冷却中。
折り返すと後は東京駅に戻るだけ!でも、頭の中は、「こんなウシマラソン2度とやるものか!」だってあまりにキツいから。別大の方がまだ楽でした。
どこかでとったブドウ糖タブレットと給水のポカリをエネルギーにしてなんとか北上。日比谷公園に戻ってきます。この辺りでスライド区間から離れて狭い通りに。看板は41キロ。フィニッシュは近い。ここで応援煽りをしながらカーブを折れます。
フィニッシュ!
目の前に石畳と街路樹のストリートが現れました。なんて小洒落た小径なんだ。そして、両サイドに黒山の観客。ものすごい声援です。耳が痛いほど。レースプロデューサーはランナーにここを走らせたかったんだろうなとわかる素敵なラスト1キロ。東京マラソンではないと実現しないであろう景色と声援です。スタート時の桜吹雪の都庁前と対をなすエンディングロード。これは感動です。
もちろん、ウシさんにもものすごい声援。手を挙げるくらいしかできませんが、どうにか応えます。
ランナーが左に折れるのが見えます。ついに旅の終わり。目に入るのはフィニッシュゲート。さぁ、ウシさん、スキップですよ!
楽しげにスキップ。そして、ハイタッチ。ここでもう疲れも苦しさも吹き飛びます。(この動画が見たいけど、どなたか撮影してくださってないかなぁ)ハイタッチのままスキップを続け、そのままフィニッシュゲートに飛び込みます。
3:05:53
ウシでシュガーカット=3:10切り達成しました!

↑team330+α(弓削田真理子チーム)の方が話しかけてくださり写真まで撮ってくださいました。ありがとうございました。
さすがVFN%2…裏切りませんね。牛の重さを利用して、空気抵抗をものともせずに運んでくれました。
そして、途切れない応援の声。途切れないって言葉は東京のためにある。
また、抜き去りながら声をかけてくださったたくさんのランナーのみなさん。ありがとうございました。
フィニッシュ〜幸福なマラソン
そして、ここからまた海外ランナーとの熱い交流スタート。噂に聞いてきた超ハイテンションのランナーたちと盛り上がります。
おまえ、ガチではえーじゃん!まじでウシで走ったのかよ!風受けて進むから追いつけなかったぜ!スタート前にも撮ったけどフィニッシュ後も撮っとこうぜ!YouTube出していい?と、次々に絡んでもらえました。こんな楽しいフィニッシュ後の歓談は初めてです。あ、日本人ランナーからも声をかけていただきました。
また有名ランナーさんともパチリ。


エリックに写真を頼んだら、日本語で返事が返ってきて失笑。そして、ハリー杉山。かなりお疲れの様子なのに写真になるとビシッと欲しい絵をくださる…なんてサービス精神の塊なの。
ひとしきりフィニッシュ後の交流を満喫したら手荷物受け取りと下着チェンジに向かいます。
途中、メダルにポンチョ、ラン後リカバリーグッズを受け取ります。ポカリとボディメンテゼリーで素早く補給。アルミシートや入浴剤、ボディーシートと至れり尽くせり。ボランティアさんも楽しく話しかけてくれてとにかく楽しい!
ゼッケンの色ごとに分かれた動線をのんびり歩いて更衣室の用意されたビルに向かいます。
38000人ものランナーですが、ゼッケンカラーで10箇所程度に割り振って、少し離れたところに分散しているので、まったく混雑を感じません。これはよく考えてある。ちょうどいいほぐしウォーキングにもなりますね。
とあるビル前広場に手荷物返却スペースがあってボランティアのみなさんがで迎えてくれます。笑顔と拍手とおめでとうございますの声。
荷物を受け取るありがとうございますの声が詰まりました。ここで感情が溢れます。自分はなんて幸せなマラソンを体験させてもらったんだろう、と。ちょっと落ち着いてからのこの優しい演出に涙が出ました。
番長を追え
着替えはビルの上階。エスカレーターだからストレスなし。暖房の効いた広めの部屋でゆったりお着替え。牛を一度脱いで下着を変え、再度ウシに戻ります。そして荷物をまとめてトレランザックに。さぁ、応援に行くぜ!
これが大変でした。動線が限られていて,ランナーのコースに戻れない。せめて番長には「走れ!漢だろ!」と定番の応援がしたい。しかし、なかなか捕まえられません。ウシスタイルなので声をかけられたら写真撮影に応じますし、子供の相手もするので動けない…。なぜかご褒美にお菓子もらったり🤣

そうこうするうちに地下で迷い、右往左往しているところでなんとたかひろさんと遭遇。聞けば、番長に2回会ったとのこと。無事そうでなにより。安心して合流地点に向かいます。
途中、首にでっかいメダルをかけたランナーさんを見かけます。そう、シックススター!アボット6大メジャー完走の証。ボストン、ロンドン、ニューヨークシティ、シカゴ、ベルリン、そして、東京マラソン。この東京で完全制覇したみなさんですよ!

シックススターおめでとう!みたいに思わず声をかけます。数人におめでとうを伝えましたが、みなさん、とてもうれしそうで誇らしげでした。うらやましいぞ!なお、東京マラソン完走後にアボット事務局?から星一つのメールが届きました。あと、5つ!笑
番長との合流まで1時間くらいかかりました。交通規制と地下迷宮に阻まれまくり…。その後は電車で車まで戻りましたとさ。
打ち上げ!
なんと東京マラソンは打ち上げやりました〜
といっても番長と一緒に東京ディズニーリゾートのイクスピアリで、なかみちゅさんとディナーという素敵お食事会。全てのラン女子の彼氏でもあるなかみちゅさん、そのホスピタリティは本物!楽しかった東京マラソンに花を添えていただきました。

まとめに代えて
東京マラソンは聞きしに勝る素晴らしい大会でした。唯一無二の東京の景色や規模もさることながら、まったく途切れない大声援、事務的対応一切なしのボランティアスタッフのおもてなしの精神、ストレスのないランナー目線の環境、そして多数の海外ランナーとの交流、と魅力が溢れていました。また走りたいかと問われたら迷わず走りたいと答えます。
ウシ・コスプレで走ることに関して。仮装ラン自体への賛否もあるでしょうし、もったいないという見方もできます。
ですが今回のタイム、また声援の大きさを考えると、自画自賛ながらこれは大成功だったと思っています。レース前は3:25でそつなくウシPBだと考えていましたが、VFN%2のブーストもあって思わぬ好記録が出ました。また、スタート前〜レース中〜フィニッシュ後も賑やかしとして盛り上げに一役買えたかなと自負しています。レース中はほぼ全てのカーブで大回りハイタッチできましたし、観客とのコミュニケーションもしっかりとれました。そのことが活力になって好記録を後押ししてくれたと思います。脚の痛みを感じることなく走り切れたのも応援のおかげですね。
東京マラソンは単に首都で開かれる最大規模の大会ということを超えて、ランナーとして、人として感動できる夢のマラソン大会でした。
夢の終わりに
レース後、ストラバ経由で受け取ったメッセージを紹介させてください。

ええ、また会えますよね。同じ気持ちです。
満たされた気持ちになれた東京マラソン。それは素敵な人たちとの出会いに溢れた大会だったからでした。
改めて、全てのスタッフのみなさん、沿道で応援してくださったみなさん、そして、一緒に走ってくれた全てのランナーに感謝の気持ちを伝えたいです。
走らせてくれて、ありがとう。
番外編🐮サブスリーの可能性
大阪2023で3:26だった時、人から🐮サブスリーだと言われても、そりゃいくらなんでもムリムリ🤣と答えてました。だって3:26でも倒れるほどキツかったし。しかし、3:05:53までくれば、狙いたくなりますよね。
実のところ以前から🐮サブスリーの可能性について計算はしていました。
🐮スーツはこれまでのところスッピンに対して10-12%ダウンするようです。長距離ほどダウン幅が大きい。
スッピンベストである別大の2:40:58から12%ダウンすると3:00:17。実は計算上、走力的にはサブスリーに肉薄しています。もちろんVFN%2に頼っての記録なので今回は🐮VFN%2で走ったわけです。
ただ、はじめに述べたとおり、仮装ランナーとしては、愛想を振りまいたり、ハイタッチしたり、大回りしたり、子どもの私設エイドがあれば立ち寄ったり、とサービス優先で走るので、目標はシュガーカットにしていました。脚を痛めて、一時ひっこめましたが…。
そんなわけで🐮サブスリーを達成するための条件を考えると、以下です。
- 極寒で曇り、無風の環境。
基本的に汗だくで熱中症気味になります。寒いくらいに気温が低いことに加えて、日照がないとかなり違いますね。そして、ウシ最大の敵である風が弱いこと。向かい風だとキロ6でもしんどいです。
- サブスリーペーサーがいて集団が大きい。
時計確認不要だと助かりますね。老眼で見にくいし。そして風除けが大きいとラクです。その意味で集団がいい。
- VFN%2より高反発なシューズ
重くなる分、反発の強さを活かして走ることでパフォーマンスダウンを最小限に。頼れるものには頼りたい。
- 十全のアップ
今回は不十分でスタートして序盤苦しみました。別大レベルのアップをするべきですね。ウシと言っても4:10くらいでスタートするので出力としてはキロ3分台です。そのつもりでやる。
- サービス封印
「🐮サブスリー」自体をサービスとして見てもらうことにして、ハイタッチや大回りをしない。ランに集中する。つまんないウシだなと思われるかな。
- 足回りへの工夫
シリコンスプレーで滑らかにして絡まりを防ぐ。ヒヅメ部分をしっかり固定。手袋など小物を🐮スーツに落とさないなど。今回、とにかく足に絡まってコケそうになったので。
- ジェルの保持の工夫
今回取れたのは2つだけ。モバイルバッテリーの他にジェルを取り出しやすく収納する工夫をしていく。
- 給水への集中
脱水すると一気にペースダウンなのでスポドリ+水の組み合わせで糖質濃度の低い飲料として飲むなどの工夫。塩分も摂りたい。
- 腿上げトレーニング
足にまとわりつくスーツ生地がキツイので、それに対抗できる筋力をつける。金山スキップ走など。
- テーパリング
今回は疲労感の残る中で参加する大会だったため、次回があれば、休足したうえで臨みたい。疲労感があっては後半の粘りがでない。
- 全体的な走力、Vo2MAXの向上
最大の対策がこれですね。計算上は2:38くらいの走力があれば牛サブスリー圏内。サービスも継続して達成するならやはり地道なトレーニング。
これくらいの対策をしていけば、大台も見えてきそうです。問題は走る大会ですが、仮装オッケーで混雑の少ない真冬のレース...どこでしょうね。
東京マラソンという特別な大会で勢いづいた牛マラソン。走力のあるうちに大記録を出してみたいものです。
次は津山加茂郷フル、そして、5月にはえびすだいこく100kmで🐮ウルトラにチャレンジします!
別府大分毎日マラソン2024 -the towers of speed

はじめて別府大分毎日マラソンに参加してきました。備忘録です。
初参加です
初参加なの?とよく聞かれるので、その経緯をば。興味ない人は読み飛ばしてね。
別大を知ったのは忘れもしない、さいたま国際マラソン2018の打ち上げです。「埼玉のはるな愛ちゃん」からの提案。このコースでサブ4できるんだったら防府読売マラソンや別府大分毎日マラソンに出たらいいよ、と。

聞いた時の走力は、「苦しんで苦しんで走り抜いてネットサブ4」でしたから、そんなグロス3時間半でフルマラソンを走りきれるなんて思っていなくて、別大は遠い夢物語のようでした。そもそもタイム狙って走ってなかったですからね。(なおコロナ以降、別大は「ネット」3.5切りでエントリーできます)
しかし、グロスサブ4のためのトレーニング開始、その達成…スモールステップを積み重ねるうちに、もしかしたら自分にでもサブ3.5は狙えるんじゃないかと思いはじめました。ランスマでのハブサービスのチャレンジも刺激になりました。同い年だし。とくしま2019や道マラ2019では未達でしたが、満を持して出場した松本マラソン2019でサブ3.5達成。ついに夢の切符をつかんだわけです。3:28:29。40kmで足が残っていたあの興奮はいまだに忘れられない!

しかし、そこからが長かった。松本マラソンは10月のレースなので、翌年2020の別大には間に合わず、出られません。そうこうしているうちに、例の病禍で大会は軒並み中止に。そしてやっと2023年、別大は復活しましたが、その時の記録はまだサブスリーではありませんでしたから、カテゴリー4、つまり抽選でしか出走権が得られない状態。しっかりクジに外れ、走ることはできませんでした。
それから走力を上げ、防府読売でサブエガ達成。(2:55でカテゴリー2です)これで抽選なしで別大に出られる権利を得たわけです。サブ3.5達成から既に4年4ヶ月が経過していました
そんなわけで別大初挑戦です。
目標は?
2023年シーズンのガチレースの中で最後のレースとなるのが別府大分毎日マラソン。その位置づけで最初目標は「2時間45分切り」を設定していました。しかし防府で頑張ってしまって、先にそれを達成。
防府読売の後にツイートしましたが、新たに目標として掲げたのが
フルマラソン3万歩未満でのフィニッシュ
=サブスリーまんぽ
です。
ストライドを防府の138から142センチに伸ばし、距離ロス込み42.500キロを走れば29930歩。新たなサブスリーの達成です。え、30000はthirty thousandだろって?こまけぇこたぁいいんだよ!むりやりサブスリーって言いたいだけなんだから笑
いくぜ、股下72センチの戦い!ちょっとおふざけ?
サブスリー万歩へのトレーニング
本気で「目標3万歩」なの?
別大は市民ランナーにとって厳粛で神聖な特別の大会ですから下手な走りはできません。なんとしてでもプライベートベストを記録したい。防府からあまり時間はありませんでしたが、防府で得た経験を生かして一体どうすればPBが出るか考えたんですね。
おふざけのような30,000歩未満でのフィニッシュ。しかしこれは決して、ただのおふざけではありません。ここからタイムを伸ばす。そのためにはストライドを伸ばすのが絶対に必要になります。ピッチを上げる事は難しい。年齢のこともあって、最大酸素摂取量を急激には増やせない。
しかし脚筋力に関してはまだトレーニングの余地があります。つまりしっかりとした脚筋力を鍛え、カーボンプレートの反発を十分に生かした走りができるようにする。そうすればおのずとPBはついてくるだろうと考えました。この辺の運動生理学的見地は今回もことぶき先生のお世話になっています。
地獄のスキップ走
その脚筋力のトレーニングに使ったのがスキップ走です。スキップというのはあげている方の足は、反対側がツーステップする間上げたままにせざるを得ず、また、蹴る方の足も反動を使わずにもう一歩蹴り出さなくてはなりません。高負荷をかけるにはこれが最善だと考えました。
実際には、金山走をスキップで実施。6.2キロで500メートル近く駆け上がる急坂をスキップ登坂!…開始100メートルで後悔…苦笑


写真は金山コースフィニッシュ地点の金山タワー。そうタワー。スタート地点から見るとゾッとする電波塔ですがスキップ到達した時の達成感はフル完走レベルです。下りは雑にならないようにフォーム超意識の快調走で。
この金山タワースキップ練を2本。うち一本は翌日にキロ4のハーフPRをセット練してみたりもしました。
また備南たましまロードレース10kmでは牛スーツでスキップ10km。こちらは下りもスキップ。
翌日に足が悲鳴を上げるんですが、その度に足が強くなるのを感じ取れましたね。
その他のトレーニングと組み立て
Vo2Max系では、ノーマルタバタ、タバタプロトコルでの坂・階段ダッシュ(22s-9sで10本)
ジョグはQ-jog(1kmウォーク、静的動的ストレッチ、レースフォームジョグ、ダウン、ストレッチ)と呼称することで質を高めています。
いわゆるポイントはガチゆる、閾値走、キロバル。これらはVDOTで目標を決めて実施しています。
またRezzo練は、Reiさんペーサとして4:20台〜6:30くらいの決められたペースを徹底して守り、ペース感覚を掴む集中力ランを中心に行っています。トレランは停滞気味。
そして街中ファルトレク。好きなペースで上げ下げしつつ、信号はきっちり止まりドリルで繋ぎ→再スタート。飛ばせるところではダッシュ、人がいればウォークもする、そんな変化走です。
組み立てとしては、
・ノーマルタバタ+Q-jog
・斜面ダッシュタバタ+Q-jog
・ポイント練
・金山走
・LSD
・Rezzo練
・街中ファルトレクやQ-jog
というバリエーションでやっています。アクティブレストはショートQ-jogですね。
テーパリングからレース前ルーティン
最終週からのズムフラ(それまでは薄底)、ラスト水曜の20kQ-jogなどいつもの調整メニューをこなしています。
そして、ラスト木曜にボディワン。先生から脚が引き締まってますねと指摘され、スキップが聞いたかなと手応えのようなものを感じました。
やや心配だったのが体脂肪率。いつも5%、つまり測定限界未満だったのが6%を超えており、食べ過ぎが祟ったかなと。ジタバタしても仕方ないので、月〜木は高タンパク低カロリーにしつつ、金曜からは普通にカーボローディングしました。
理論武装
防府読売は3回走って様子がわかります。しかし別大は様子がわからない。なので先達に助言を頼みました。

なんと相木さんから詳細な参戦記レポートをいただいてしまいました。どんだけ助けられたら気が済むんだ…。詳しくはレースレポートの中で。
また、るーさんから去年の別大パンフをいただき、かなり具体的に前日・当日の様子を確認させてもらいました。
事前に知っているかどうかで自律神経の乱れを防ぎ、糖質の浪費も抑えることができます。持つべきものは頼れる先輩ランナー。まさにa tower of strength ならぬthe tower of speed!
(頼れる人って意味ですね)
出発
朝ごはんはどんぶりTKG。土曜の朝、車で別府へ出発。
新車になって運転が半自動で超快適。疲れを最小にして向かいました。カーボローディングも快適にできます。
車中でラジオを聴いていると、漫才?漫談?が流れてきてネタの歌?が流れます。
「タワータワー🎵東京タワーにのぼったわー
売店でお土産買ったわー。東京タワーよかったわー」
寒空はだか、という芸人さんの「東京タワーの歌」というらしい。
…おう、こちとら金山タワーまで登ったわー。スキップしながら登ったわー。そんなことを呟きつつ、車内でカーボローディング。
おにぎり4個、パン5個、まんじゅう、カステラ、ドリンクゼリー2個、プロテインドリンク、プロテインバー…しっかりカーボを摂ったわー笑
途中、別府湾SAでるーさんと遭遇!

お互いの「サブスリー」に向け共闘です。
そこから数分で別府入り。
高速を降りると謎の構造物が見えてきます。

看板には「グローバルタワー」
なんだろ?
実は別大の前日受付会場だったわー。
駐車場は大行列で進まないので、少し離れたスーパーで買い物をし、ついでという感じで会場へ。

来たぜ、別大!
なんと選手にはIDカードが渡されます。
大会でエリート選手が首からかけてるやつー!
これ、憧れです。しかもカテゴリーで色分け…笑

噂の別大カーストってやつですな。

るーさんと合流。
会場には飲食ブースもあり、選手は500円のチケットで食事も可能。私はお土産に柚子胡椒をもらいました。
グッズ売り場では別大クッキーが飛ぶように売れてましたね。チーム内でのお土産かな?
さて、会場を後にし別府市街地へ。コースを5.6キロ試走します。足の状態は悪くありません。疲れないうちに終えます。

準備に移ります。本降りの雨の中、まず温泉へ。市営温泉無料チケットで200円が無料に。ありがたい。ポカポカに温まります。

カーボローディングの仕上げはあったかいおうどん!せっかくの九州ですから資さんうどんへ。…岡山にもあるんですけどね。
ネギ抜きかけうどんとご飯で白白しい晩ごはん!これで万全!
近くのスーパーで買い物をし、トイレを借りて、車中泊。準備ができたら、おやすみなさいませ。

やや寒くて何度か目が覚めますが、それなりによく眠れました。
当日、スタートまで
4時に起きてトイレを済ませ、おにぎりやパン、まんじゅう、プロテインドリンクで朝ごはん。味変しつつ胃と相談で量を決定しました。スタートが12時ですから4時間前の朝8時までに固形物は完了。そこからはジェルしか取りません。
8時過ぎに市営駐車場へ。シャトルバス乗り場に近いところです。周りもランナーっぽい人だらけ。その流れに乗ります。

別府タワー登場。

マラソン本戦でも2回ほど見かけることになるのかな?
さて、ついにスタート会場、うみほたるです。ランナー憧れのあの地点ですよ。

カテゴリー別に待機場所が違います。カテゴリー2は快適なのかなー。テントの中へ。
…濡れた芝にシート敷いてるだけだから、上をあるいたらソックス濡れるやんけ!
暖房も弱く、さむーいテント内。そう、快適にお着替えできるのはカテゴリー1だけ…。がんばろ。
快適なスタート会場という意味では防府読売の方がはるかに理想的でした笑


さて、るーさんと合流してエール交換。シューズは履き替える前だからHOKAですがもちろんレースはVFN%2です。2人とも「サブスリー」しなきゃね。テントに戻り、最後の服装チェック。補給のジェルをポッケに。
ギア
シューズ…VFN%2
サブエガ以降のタイム狙いはずっとこれ。
靴に頼らないとこんなに速いレースは楽しめません。ありがとう、NIKE。
なお、今回も予備としてhyper speed2持参。
ウェア…adidasシングレット
天気予報の気温がいろいろ変わるのですが、12時スタートなのでやはりシングレット。
パンツ…アスフォームのマルチポケット
下着…エアリズムブリーフ
ソックス…タビオ
時計…EPSON J-300
アームカバー…防府読売からワークマン。
ちょっとずり落ちてくるのが難点。
手袋…軍手。
防府読売と同じく使い捨てました。
メガネバンド…もし雨だと必須。
レインコート…DAISO
保温のために上に羽織っておき、スタート時に廃棄。
ジェル…アスリチューンのみ。
味と食感、飲みやすさでこれにしてます。
ぶどう味2、オレンジ2、コーヒーチェリー2。
セロテープで開けやすいandゴミでない工夫。計600kcal。
なお、他のサプリ系は何も持ってません。軽量化。
荷物を預けます。アップに向かうと大高さんを見つけました。勝手にライバル視してるんですよね。サロマ湖では惨敗。フルでは先に45分切り。今回、45分は切ってくるでしょうから、今日は負けられません。

アップ
ウォーク1km
静的ストレッチ、動的ストレッチ
ジョグ3km
ややふくらはぎに不安があり、腓腹筋、ヒラメ筋のストレッチは丁寧に。また過去一長いアップジョグをしました。キロ3:50で飛び出すにはそれなりのアップが必要かな、と。猫ひろしさんに聞いた時も冬場は3kmと言ってましたしね。
最終トイレを済ませたら整列です。別大は「ラインナップ表」なるものがあります。映画館の座席予約みたいな感じで、並ぶ場所が明確に指定されてるんですね。ただ、枠も何もないので周りのゼッケンを見て、自分の場所を決める感じ。
そして、時間になると生演奏の響く中、スタートブロックまで入場行進です。噂に聞いてたけど、これ、テンション上がるわ…
スタートブロックに到着したらあとはカウントダウン。レインコートを脱ぎ、右端にいるスタッフに捨ててもらいます。これなら先に捨てておくべきだったかな。
薄曇りの空、ひんやりとした空気、ほぼ感じない海風の中、スタート時刻12時を迎えます。スタート。
レースプラン
全て距離ロス300メートルを加え42.5キロにし、またスタートロス・混雑ロスは距離ロスに集約して簡略化のうえ考えています。
A…安全プラン キロ3:50ペース。
防府読売より1秒速いプラン。PBのための最低限度の、かつ明確な目標はキロペースを1秒だけ上げること。
→2:42:55〜2:43:40。これでもかなりのPB更新になりますね。
B…凡庸プラン キロ3:49ペース
夢の3分40秒台ペース。
→2:42:12〜2:42:50。ラスト5キロでスパートできたら2:42切りも?
C…チャレンジプラン キロ3:48ペース
→2:41:30〜2:42:11。アボットなんたらシリーズの招待状が届くタイムになるプラン。ただ、計算した時は取らぬ狸のなんとやらで恥ずかしいくらいに思ってました。
スタート〜いっちゃえ
号砲と同時に前のランナーがダッシュ!
え?っと躊躇うヒマも与えられずレースになだれ込みます。ハーフや10キロのスタートみたいな感覚。今までにないスタートでした。ロス6秒。スタートラインはわかりません。気づけば始まっていました。
落ち着いてフォームを固めていきます。骨盤、胸の張り、腕振り、膝の軌道、つま先、接地感、そして呼吸。うん。スーパーカーの心地よさ。
前を見るとまだ先頭グループと中継車が見えます。なんだかかっこいいぞ。
次にペースを決めていきます。時計に合わせるのではなく、感覚に合わせてみます。防府読売は時計で合わせてキツいスタートになり、余裕なく始まりましたが、今回はキツすぎず走りきれそうな限界を狙っていきます。3:50を挟んで…んー3:48くらいだと速いかな。まぁ3:52でも取り戻せばいいしなんて考えながらアップ気分で進みます。
どう考えても周りが速くて怖いんですが無理せず走って1キロ。ラップを見ると3:44
…速すぎた。何がなんでも突っ込みすぎだろ。相木さんも周りが速いから冷静に、と。それでも防府読売よりキツくはない。そうだ、今大会のテーマは「強気で攻める。悔いなく攻める」
…このまま行ってしまえ。
こうして無謀なチャレンジは幕を開けたのでした。

コースですが、おさるさんで有名な高崎山をスタートし、まず別府市街地に向かいます。
道は広ーい別大国道。ストレスなく走れますね。聞いた通り、風もそんなに吹いてない。
右手には別府湾。1キロ目のペースを保ったまま、北上していきます。
途中クレイジーカロさんを見かけます。ブラインドランナーの伴走をされていました。周りの状況を後ろまで確認し、逐一伝えていくんですね。このペースでこのサポート。頭が下がりますね。
しばらくすると別府市街地へ。天気は悪いのに、沿道には多くの観客。そして声援。
別府タワーが見えてきます。突っ込んじゃったわー、なんて考える余裕なし。
5キロ目ラップ 18:39
(時計のラップです。公式は18:50)
ちょっと笑えました。5kmTTかよ笑
スーパーカーの性能に驚嘆です。いっちゃえ。
5〜10キロ…集団走へ
走りやすい集団を探します。今回はコバンザメではなく引っ張っていくくらいのレースをしようと思っていますが、同じくらいのペース集団と一緒に走るのはラクというだけでなく楽しさもあります。
ただ、スタートした周囲のランナー=申請持ちタイム2:47あたり(キロ3:55位)よりかなり速いペースではいったので、まだ前を追います。
6km…最初の給水です。
まずスペシャルが見えます。
というのが一つの形になります。防府と同じですね。
別大は6キロ以降2.5k ごとに
とても計算しやすい配置。
ジェルは6キロからのスポドリゾーンで6回の予定。まずはオレンジ味。うん、うまい。
想定以上のペースなのでジェル補給は確実に取りたい。しかし、呼吸が苦しく疲労しました。そして、体温上昇から判断し軍手を廃棄。これは失敗でした。
別府の湯煙を左手奥に眺めつつ、昨日ジョグした通りをラン。情報通りの橋越えアップダウンはありますが、たしかに気になるほどではないですね。
折り返しが気になり始めるころ、前に大きな集団を発見。追います。折り返しあたりで後ろにつけました。10キロ目ラップが3:39。さすがに息があがります。でも、この追随が最終的な好走につながることに。
10km地点での5kmラップも18:39。
10kmを37:18。(公式37:45)
はっきりいって飛ばしすぎなんですが、今回は構わない。撃沈上等。ストライドは気にしません。このペースならまず142cmの目標は満たしたいるはず。
10〜15km…タワさんにつけ!
折り返してしばらくするとるーさんとすれ違います。今日はそこそこ引き離したぞ。そんなことを考えつつ南下。
ここで、集団内に見た顔を見つけます。このウェア、間違いない。TWAのタワさんです。上下動のない、あまりに美しいランニングフォーム。なんていう安定感なんだろう。ついていきたい。しかし、実力が違いすぎる。いや、今日はやるぞ。TWAは岡山でメジャーなガチランチーム。その代表と競る。おもしろい!
「タワさんに勝ったわー」とか言ってやろうじゃないか。
11km給水。ややジェルの取り出しと開封に手間取ります。手袋を捨ててしまったため指先が冷えていました。気温は高くとも風は冷たい。判断ミス。
どうにかジェルは取りますがスポドリはスレスレで一杯。ここも無駄な体力を使います。給水に余裕なし。でもぶどう味おいしい。
実力不相応な集団についていきます。とにかくランに集中しないといけません。フォームが崩れるとすぐに遅れます。ランにも余裕なし。でも、楽しい!
防府読売では感じなかった、変な高揚感。のちにTwitterで連絡をくださる小力さんや女子優勝のマカランさんもこの集団に。
15km 18:31(公式18:44)
なお、今回の最速5kmラップでした。
15〜ハーフ…ケ・セラ・セラ
集団について走っていましたが、ずっとコバンザメだったわけでないです。何度か前に出ます。引っ張ったるで!無茶したなぁ笑
16km給水はジェルなしで確実にスポドリをとります。そして18.5kmの水テーブルに合わせてジェル。カフェイン投入。コーヒーチェリーは好きなんですが呼吸苦しくてしんどい…。
うみほたるへ戻ります。なるほど、たしかにバンクがありますね。疲れてくるとはっきりわかります。最短距離を走るためにグループから外れることも厭いません。
しかし、キツい笑
こんなペースで走ったことはありません。頭にあるのは
「ハーフまでがんばろう。あとはあとの自分がなんとかするだろう。」
「ハーフ80分切れるんじゃね?公認されるし、とっちゃえ!」
もう別大だから、と変なテンションです。
そして、うみほたるが見えてきます。スタート地点です。なんとここでゆかさんが!下田裕⚪︎太目当てに別府まで応援ツアーだそう。ついでに応援していただきました。防府に続き、ありがとう。
20km 18:49(公式18:54)
集団のペースがやや落ちます。それでもハーフ80分切りできそう。せっかくなのでペースダウンして後ろの集団に下がる選択はしません。
ハーフ公式 79:29
やりました〜。ハーフPB。
陸連登録で走るとハーフも公認されますからね。
…しかし、こんなのをあと一回やるの?
キツいなぁ。でも、タワさんに勝ちたい。そんな大それたことを考えつつ、後半戦へ。
ハーフ〜 正念場

バンクのある別大国道を大分方向へ。徐々に道は南東方向へ向いていきます。今日は東の風。さらにしんどさが増します。はるか先が見えるんですが、小さいランナーが走っています。見たら気が遠くなるので見ない見ない笑
キツいのでとにかく目の前のランに集中。
23.5でオレンジジェル。取り出しも開封も難しい。呼吸もあがり全部吸うのがキツいです。
25km 18:43(公式18:53)
やや戻しますが、距離ロスが広がっていっていますね。
大分市街地へ。
たしかこの辺りかな、はっきりしませんが小力さんやタワさんがマカランさんとおしゃべりしていました。
「〜で会いましたよね〜、〜で走ってました〜?」
そして、
「今日の目標は?」
「40分切りです」
そんな声が聞こえてきました。
そういう集団だったのか…。
計算外の高速集団。でも今日のテーマは「攻める」。やったろやないかい!
28.5kmでコーヒーチェリー。カフェイン追加。うまく飲めないですが少しでも流し込みます。
30kmが近づいて向かい風がキツくなるゾーン。集団のペースが,さらに落ちます。これでは40分切れないぞ、と無謀にも前に出て先の集団を追います。キツいけど楽しいっ!
橋を超えます。確かに相木さんの言うとおり、見た目と裏腹にキツさがガツンときます。ゆるいはずの橋なのに体が上がっていかない感覚。ミッドフット寄りに接地を移し、ややストライドを落として橋を超えます。
さらに途中、右手にフィニッシュ地点を確認。すでに先頭はフィニッシュ地点に近い様子。ここまで戻るのか。
30km 18:57(公式19:05)
タワさんたちに数秒先行。しかし、余裕はなくなっていました。
30km〜…失速
ストライドが気になり膝を上げることを意識。40分切るならやめときゃ良かった気もしますが、なによりサブ3万歩は達成したい。

この辺りから向かい風区間。一気に足にきます。攣りそうな気配。なにより膝が上がらなくなってきます。ピッチ走法にしようかと思うんですが、ここは初志貫徹。
長い直線区間で心も疲労し始めます。先行したはずのタワさん、マカランさんに追い抜かれ、小力さんにも追いつかれる展開。苦しい。
苦しい区間でした。攻めの気持ちも揺らぎます。ここからただただ小力さんの背中を追い続ける展開に。やはり前半の突っ込んだ走り=貯金は借金だったか。ジェルも取れません。ポケットから取り出すのに手間取るとその間手が振れません。飲む間は呼吸も難しい。それを躊躇。
折り返し手前で橋を超えます。ちょっと40分切りは難しい。それでもここまで粘ったら3万歩はいけるんじゃないか。そんな期待感を持って折り返しへ。
35km 19:23(19:28)
防府読売の平均ペース程度に落ちます。
35km〜動け、足!
ここから追い風になってラクになる…そんな期待は泡と消えます。住宅地に入り、むしろ無風。いわば走りやすいゾーン。しかし追い風もない。
大分の皆さんから熱い声援を受けラストの粘り。ただ小力さんを追い、落ちてこないか、追いつかないかと足をあげます。
この辺りでウルトラみやこさんの何度目かの応援。すごく通る声で声援を送ってくれていました。大音量や絶叫系の応援は大好物なのでとても助かります。たぶん4回くらいお目にかかりました。動画に出ている以外でも全力応援されてます。ありがたいですね。
もう足も上がりません。でも3万歩は切りたい。もはや必死の腿上げ。ふくらはぎは攣りかけ、思うように走れなくなりますが、あと5キロ。いけ、おれ。
小力さん追随マシンと化したtazzo、どうにか最終盤へ。
40km 19:08(19:37)
なんと時計でのペースは平均3:49に上げているのに、公式タイムでは平均3:55に落ちているという…どんだけ距離ロス出してるんだ…笑
右手に回り込むと、遂にフィニッシュ地点のスタジアム。
ここで歩数を増やしてはいけないと、可能な限りストライドを伸ばします。残り1キロ、スパートです。膝を高く上げ、飛びます。2時間41分あたりか?このタイムならいけるぞ。サブスリー万歩を確信。
競技場に入ります。時計は目の前で2:39:59から2:40:00へ。残り300メートル。40分台は取りたい!
スタジアムの時計とにらめっこしながらカウントダウン、まにあえー!

フィニッシュ!
グロス 2:40:58(公式)
望外の好記録が出ていました。
サブ3万歩のゆくえ
…吐きそう。防府読売と同じパターン。
落ち着いてから小力さん(この時は名前を存じ上げず、ナンバー⚪︎⚪︎⚪︎の方でしたが)を探しますが見つかりません。残念。後半は完全に頼りっきりでした。
そして、タワさんに話しかけます。
「岡山で牛で走ってるものです」
…我ながらとんでもない自己紹介だな。これで通じるからまた面白い。
タワさん、見事40分切り達成とのこと。くー、悔しい!でも、満足!引っ張っていただきありがとうございました。LSDが効いたと話してくださいました。やっぱり勝てなかったわー。なんてね。それにしても美しいフォームでした。あんなフォームで走りたいです。
タワさんと小力さんは今回のthe tower of speedでした。おかげでいいタイムでたわー。おふざけはこれくらいにして、ほんと感謝です。
そして、大高さんがフィニッシュ。大高さんは見事45分カット。私が前を走っていたことにがっかりされていた様子でした笑
大高さんと感想戦を楽しみつつ、スタジアムを後にします。若い彼には福岡国際を走ってもらいたいですね。
おしゃべりが楽しすぎてタオルへの刺繍サービスを見逃します。あぁもったいない。
さて、ゾンビ軍団で体育館に入り、スマホに時計のデータを転送。さぁ、サブ3万歩は?!
30268歩……がーーーん
わくわくした気持ちは泡と消えます。42.195キロ地点は3万歩未満で通過していたことを付記しておきます。
ストライドは目標の142cmを達成。股下72センチの戦い完全勝利は、次に持ち越しです。
仲間からのラインで、るーさんのサブスリー未達を知ります。んー、残念。でもまだるーさんは若い。次に期待しましょう。
足が攣りかけで着替えに時間がかかり、動線がややこしくて応援には回れませんでした。なんといっても関門が3.5ですからあっという間にレースが終わります。シビアだなぁ。
るーさんと合流し、シャトルバスで大分を後にしました。しばし感想戦のあと、別府で解散。夢は続きますよ。
別府タワーがお出迎え。また帰ってくるぜ。
まとめ
+厚底対応トレは成功
-距離ロスが大きい
→この方向で継続的なトレーニング!
+カーボローディングOK
-情報を活かしきれない準備不足
→来年は万全の体制で。
Twitterではサブスリー万歩!と言いつつ,そのトレーニングでPBを狙う二正面作戦は、それなりの成功を見たと思います。
いわゆる厚底カーボンの特性にあったトレーニングが想定以上に効いたのではないでしょうか。
なお、40km(時計)からフィニッシュまで9:39で2.65キロ走ってました。平均3:38ペース。ラストだけ、がんばりましたね。それにしても距離ロスでかいなぁ。450メートルも長くムダ走りしてました。
走行時の平均ペースは3:46。距離ロスがあと300メートル少なければサブ40。次の目標は決まりですね。あと1分縮めてやるぜ。今の2倍がんばれば達成できる気がします。
別大はサブ3.5ランナーのみが走るレース。それに相応しく走りやすいコースにレースできる運営がなされているなと感じました。
だからこそ、タイムを狙うランナーが集まり、速い集団も大きく多く形成される、良循環のあるレースだなと思います。
出たくてたまらない大会は、期待以上に興奮を誘う素晴らしい大会で、その上で想定以上の結果までついてきました。なにより強気のレース展開を貫けたのは、この環境があったからこそだなと感じています。
このゾーンでのレースをもっと走りたいと強く感じさせてくれたのも別大ならではかもしれません。
次はご褒美ファンランの「さいたまマラソン」。
そして、ランナー垂涎、一度は走りたいレース、
…「東京マラソン」!!
牛ベスト狙います!





