紙ペーパー師匠のぺらっぺらジョグ日誌

ホイミンとマラソンするおっさんの日記

那岐ピークス2022 ミドルコース

※今回は、おふざけと大会批判を含みます。苦手な人は読まないでね。

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去年からの中止持ち越しになっていた那岐ピークスに参加しました。柴又100kから中2週なのは仕方ない仕方ない…足上がらないよ…

 

さらに言えば、タイム狙いでも順位狙いでもなく、その上かれこれ3回も試走してコースは叩き込んであるので、なんともざっくり&雑な準備で臨みました。いつもの練習トレラン気分。あ、なめてるわけではないですよ。いつもトレランは準備しっかりしてますからね〜

 

ただ装備品チェックがあるので、忘れ物だけは注意。高級レインジャケットや高級ヘッデンも(笑)ハイドレは缶ダカラ+蜂蜜のスペドリを冷凍。水分とカロリーをハイドレでまかないます。カロリー消費がデカいトレランですからジェルも数個をポッケに。

4:30にるーさんと合流し、Reiさんをピックアップして那岐へ。6:20には着いたかな。

 

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ウルトラダメージのtazzoと病み上がりReiは完走目標。るーさんには年代別一位で景品の奈義ビーフを狙ってもらいます。ビーフなかったら置いて帰るという容赦ない2人。

ルイーダ監督から奈義町に美味しいバーガー屋があると聞いていたので、完走したら奈義ビーフバーガー食べるぞ!と盛り上がります。

 

ここで背中に冷たい水滴が。雨?いいえ、ハイドレ水漏れです。蜂蜜入りスポドリが継ぎ目から漏れてます。慌ててホースを繋ぎ直す…。まだワンシーズンしか使ってないのにもうリークするの?ちょっと早くないですか、mont-bellさん…。あ、勘違いしないでください、大好きですから、mont-bell。カブトムシが集るんじゃないかとwktkしながら整列…。

 

参加者は500名ちょっと。和気あいあいのスタート。ロードが3キロほどあって、バラけたところで山に入るわけですが、これがなかなかの坂。体が重くて動かない…。

理由は…ウルトラダメージに加えてワク○チンを木曜に打ったせいで高熱にやられたのと(写真参照)、ほんのり残る腕の痛みで腕が振りにくいことなのかな。腕は下りでのバランス取りに影響しましたね。これはほんとに。

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富士登山競走がワク○チン3回打てっていうから仕方なく打ったんです…。

 

徐々にるーさんの背中が遠のきます。Reiさんは病み上がりで無理なく完走を狙うということで、makiさんなんかも含めてのんびり集団で走行。結果的に、この超抑え気味の前半が、後半に足も胃腸も残す結果に。

 

天気は曇り。景色は見えません。そうなると楽しみはエイド!食べ物の方はおにぎりがメインで和菓子やらゼリーやら。ブッセ一択じゃない!

蛇淵エイドで、UTMFフィニッシャーのFさんに(名前も顔も出していいそうだけど一応いつも伏せてます)写真撮って貰いました。MAKIさんとおにぎり!

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おにぎり食べてコーラ飲んで、エイド満喫。タイムに追われてないって、あー幸せ。

MAKIさんのご主人には数ヶ所で応援していただきました。ありがとうございました。

 

蛇淵(じゃぶち)〜声ヶ乢(こえがたわ)がミドルコースのメインディッシュ。晴れてたら稜線を気持ちよく駆け抜けるんですが曇ってて残念な景色。たまに見える奈義〜津山の遠影を楽しみます。

 

それにしても脚が重い。柴又の後、1週間内臓ダメージが続き、ろくに栄養が吸収できなかったことが響く結果に。

 

先週は、えびすだいこくに応援ツアーでした。しかし脚があまりに重く、ほぼ歩きのジョグで回るハメに。エールを交換しつつ刺激をもらったWATARUさんに少しでもお礼を、と思ってたのに脚が動かねーと情けなくなったんでした。

 

それでも彼の熱い走りに触発され、今日ここに来たんじゃないか…うん。でも、脚は上がらないよ…。股関節の痛みに耐えつつ滝山を越え、広戸仙へ。

 

そんな時、Reiさんが突然歓喜の声をあげます。なにかと思えば…アトムさん登場!いきもの舎以来の再会です!

先週、えびだいをソロで完走したばっかりなのに那岐ピークス…真・変態ランナー認定。

WATARUさんから、私とReiさんによろしく伝えてくれと頼まれたそうで、そのメッセージ、バッチリ受けとりました!なんて熱いバトン!

柴又からエールのリレーがここまで続いていたとは。感涙。

 

声ヶ乢エイドで和菓子とビスコをサクッと補給したら、本大会のラスボス級山形仙へ。急登が立ちはだかります。疲れた足には堪えますし、呼吸も乱れるほどの難関。

 

そこでReiさん、前に出ます。WATARUさんとアトムさんの心意気に応えるということは、いい走りをすることと見出したり。そんな感じでしょうか。数分で視界から消えます。追えません。

 

負けじとムチ打って走ってたら、崩れた階段か何かに足を取られ脚がもつれてしまう。と、ともに左のふくらはぎが攣ります。もんどり打ってコース上でダウン。声かけてくださった方々、ありがとうございます。

 

脚がもう限界…。これ以上がんばると故障になりかねない。シーズンターゲットは富士登山競走予選クリア&フルサブ3ですから、ここは手を抜きます。

 

「下りは歩くトレランの会」結成&会長就任!

 

三木防災マラソンで魅せた超高速ウォーキングで滝尾へ下ります。年代別3位の歩きは伊達じゃないぜ()

 

脚が少々攣ってても、動きながら治していけるものは治していけるようになったのは成長なのか老化なのか。どうにかこうにか山を出ます。

 

ここからロード7km。待ってました。水を得た魚。舗装路を得たジジイ、走ります。気分はあの日のディープインパクト(失敬)この日の最速ラップ4:48でぶっ飛ばし、前を追います。

 

そして、残り3kmくらいでしょうか、Reiさんの背中を捉え、一気に抜き去ります。

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山とは違うのだよ、山とは!

あとは、るーさん。待てぇー!!

 

あれ、ぜんぜん追いつかないぞ…と言ってる間に勝北スポーツ公園が。…フィニッシュ。るーさん、着替え終わってのんびり待ってくださってました。40分くらい前にフィニッシュしていたようです。完敗。

 

そして残念なお知らせ。iPhoneがゴーストタッチでパスワード誤入力10連チャンしたらしく、完全ロックアウトになってました。Apple様の鉄壁ガードでもう内部のデータは取り出せません。うん、それが気に入って使ってるんだもんね。まぁあとは帰るだけだし、家でiTunesから復旧しよう。

 

仕方ないので、とりあえず喉の渇きを…ん、どこかに水、ないかな…。…ない。

 

では、吉野家コピペ風に、大会に文句言いたいと思います。わかる人だけ笑ってください。

 

「そんなことより、>>1よ、聞いてくれよ。ブログのテーマとあんま、関係ないけどさ。那岐ピークス出たんですよ、那岐ピークス。ミドル終えてフィニッシュしたら、どこにも給水がないんです。スタッフに聞いてみたらフィニッシュ地点に給水はないって、自販機あるから買ってくれと言うんですね。もうね、おまえら、アホかとバカかと。スタート地点で荷物預かりの時、貴重品を入れるなと言ったのはおまえらじゃないのかと。財布は車の中だよ…。このすっとこどっこい。

ランナーってのは、きっちり水分を持参しつつもフィニッシュ時にほぼ使い果たして限界まで追い込む、これ最強。フィニッシュ時に1Lのハイドレ持ってたりしないよ。今日は曇ってるからいいけど、先週みたいな炎天下だったら熱中症で殺伐としてるぞ。シャトルバス乗り場まで500メートル歩かされ1時間待ちとか晴れてたら死人が出るぞ。安全対策は過剰なほどが最低ライン。おまえらはその辺の道でハイク大会でも開催してなさいってこった。」

 

ええ、そういうことなんです。トイレの水でも飲んでなさいってことみたい。安全のため、安全のため、と高額の装備を買わせたり、ビーコンレンタルさせたりするわりに、肝心要の水がない。

直近の柴又ではフィニッシュラインのすぐ目の前にブースがあって、スタッフがかけより強制的にアミノ酸スポドリを取らされました。もちろん飲み放題。

3月開催のとくしまマラソンはボディメンテ飲み放題でペットもプレゼント。極寒のさいたま国際ですら、いくらでもアクエリどうぞ、と。道マラに至っては真夏だけあって霧シャワーと氷まで準備。

フィニッシュ後も発汗は続くから体調悪化する人、リバースする人たくさんいますよね。ランナーは強いから結構我慢できる。その状態で炎天下のバス待ちさせるのは危険。山の中ばかりに目が向いて、その辺りの対策がおろそかだと思いました。

 

なぜ強い口調で文句言うかと言えば、大会をいい形で続けていってほしいからです。このご時世、なんかあったらよそ者から袋叩き。最悪、大会消滅になりかねない。那岐山系の素晴らしい景色と街を堪能できる大会、ランを知らない人に叩かれてほしくないです。何のために去年は中止したんだよ。

 

それ以外の運営は完璧だったと思います。熱中症対策がしっかりしていれば、まぁバス待ちも耐えます。あ、勘違いしないでください、那岐ピークス、大好きですから。

 

さて、るーさんと3人仲良く車に戻りまして、楽しいディナータイム。ルイーダ監督から聞いていた那岐のバーガーを食べにGoogleマップ頼って移動。3分で到着。

…「要予約」とのこと。がっかり。しかも、ルイーダ監督推奨のお店は実は別だったというオチ。で、次の店。

 

有名なピザ屋さんへ。

…「4時閉店」とのこと。がっかり。で、次の店。もう期待できません。せっかくランナーが、たくさんきてるのにお店やらないの?財布の紐が緩んでるランナーだらけだよー。

 

こんな時、頼りになるのは我らがリーダーshibaki王子。めしどこかたのむ。

Ping値3msほどでリーダーから返答。「まつぼっくり」に向かいます。さすが胃袋帝王。

「山の方なので気をつけて行ってください」と言われたので、心してかかります。山とか入ったことないし。

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さて、カーナビに従い3キロほどで左折させられると、道はロードからトレイルへ。おぉ、本格的。こんな山奥にある隠れ家的レストランなのね。

しかし、どんどん道は悪路に。腹を打ち始めたので車を止めてるーさんが偵察に。引き返した方がいいとのことで、途中の草原を使ってUターン……ガタン、ズリズリ…ん?!

 

脱輪しとる…。

なんとシダに隠れてたミゾにハマってました。トレランはできても、車のトレイルはダメでしたね、とるーさん…。

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しばらく格闘しましたが雨も降り出し万事休す。生まれて初めてJAFを呼ぶことに。入ってて良かった日本自動車連盟

 

危うかったのはiPhone。ええ、使えないんです。セキュリティロックアウトで。Reiさんに電話借りたから良かったけど、1人でなにかトラブってたらかけられるのは警察とかのみ。なんでゴーストタッチか犯罪者のハッキングかAIで判別してくれないんだよ、Apple!セキュリティ高めりゃいいってもんじゃないだろ〜。あ、勘違いしないでください、大好きですから、AppleBondi iMac買った時からのApple Userでございます。

 

閑話休題。30分も待たず、こんな山奥にウインチ付きの軽が登場。車からJAF隊員が降りてきます。なんていうか、見事なマッチョ兄貴。さわやかな笑顔と共に引き上げの準備&指示。反対側の杉の木にベルトかけて角度を作り、電動ウインチで真っ直ぐ引いてくれます。言われた通りにしていると、ものの数分でミゾから脱し、Uターン。助かった…。

 

いやはや、JAFメイトに書いてる自画自賛っぽいJAF体験談、あれでした。JAF隊員の兄貴に惚れそうになりました。爽やかだし、技術素晴らしいし、指示的確だし、なにより「まつぼっくりってビーフシチューが有名なお店ですよね?でも、場所は国道沿いの右側ですよ」

カーナビよりも道知ってる…。

 

って、おい、カーナビ!反対側じゃねーか!しかも、この不整地、廃道だからJAF会員無料の範囲外だって!

ホンダのロードサービスに入ってたから助かりましたが、これで請求きたらお前のとこでつけたカーナビだぞと文句言ってやる!…なんか文句多いな、今日。

勘違いしないでください、大好きですから、ホンダ。

 

shibaki王子に再度聞いたところ、河本食堂(こうもとしょくどう)を教わりまして、そこへ。

フィニッシュ地点から数分の場所ですね。

 

脱輪にビクビクしながら縦列駐車し、店内へ。

私は親子丼550円を注文。るーさんカツ丼、Reiさん、生姜焼き定食。で、しばらく待ってるときました。

 


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…で、でかい。

箸でそっとさぐると、上げ底なし。すき○家ならメガ盛りサイズです。それに味噌汁とお新香セット。「大盛りにしなくて良かった…」とるーさん。完全に同意。Reiさんは味噌汁のふたに生姜焼きを分けて我々に事前配分。肉の下のスパゲッティはまるまる一食分ありそう…。

うまい!那岐ピークスもだけど、山奥脱輪事件もあって腹ペコだったけど、それ以上に美味い!そして、減らない!

食べ終わる頃にはお腹の皮がはち切れそうになってました。あ、勘違いしないでください。大好きですから、満腹。

 

そんなわけで、てんわわんやでひっちゃかめっちゃかの那岐ピークスになりましたが、3人の珍道中になって、たいそう盛り上がりましたとさ。

 

真面目な話。

 

私個人でいうと、7月末の富士登山競走、道マラに向けて足づくりをしていく起点になりました。ロードから山という流れを確かめつつ、25kからのロードで猛チャージでフル終盤を味わえました。前モモ破壊もいいトレーニングです。

 

るーさんは、トレラン自体4回目?初トレランレースが那岐ピークスっていう益荒男でした。強すぎ…。良い子は真似しないでね。還暦手前のシュガーカッターは本物のガチアスリートです。

 

Reiさんは、えびだい応援&アトムさん再会効果でモチベーション爆上がり。とくに後半になってペースアップし、ロードでもヘタれることなくフィニッシュしたのはかなりの収穫では。今後に期待が持てますね。

 

大会は、…給水に文句言いましたが、もう一言。もっと奈義町を盛り上げる形にできないのかなというのが正直な感想です。

せっかくランナーが大勢来ており、奈義町になにか恩返ししていきたいっていう気持ちがあるんですね。でもそれを表す場所が閉店タイムだったり、そもそもなかったり。

その辺が充実するともっと楽しい大会になりそうです。

 

さぁ、次はグランドスラムの一角、富士登山競走5合目コースだ!待ってろ、富士山!