今回は自分用メモが中心です。また自撮りがたくさんあります…お気をつけください。
準備
正式名称は「ゴールデンウィークひとりTATTAマラソン兼第46回TATTAサタデーラン~タワーを目指そう!~」
…長い。
メダルがもらえるということでエントリーしてみました。そしてテーマは「タワーを目指そう」なので、タワーを目指すコースを考えます。しかし岡山にタワーが…ない。
候補は2つ、鳥取境港の夢みなとタワーと神戸ポートタワー。境港は補給が厳しいので今回は却下。ポートタワーに決めました。
Twitterでも予告したんですが、あいにくの緊急事態宣言。こっそり計画です。スタート地点は、赤穂線と同じ相生駅にしました。これで自宅から神戸までランでつながりますからね。
今回のコース、今までと大きく違うのは
・全ルート、初めて走ることになる
・車での試走もしていない
ということ。なので、基本的にわかりやすい道を選びました。ストリートビューで確認しつつ、前半は危険回避した最短に近いルート、後半は2号線のみという選定に。
距離は81キロに落ち着きました。過去最長ですね。
キョリソクとExcelで道順メモとコンビニリストを作り印刷。
赤穂線ランでは1キロあたりの停止ロス(信号や休憩)が27秒ほどでした。今回はラン5'20-30"で停止ロス合わせてキロ6分=時速10キロ。8時間フィニッシュを想定。これがまったく的外れでしたがそれは後ほど。
ギアはhyper speed。asicsの厚底ですね。ソックスは5本指の上に普通ソックスの2枚履き。今回は赤穂線の反省を踏まえザックなしの軽量スタイル。コンビニで買えばいいという発想です。
ユレニクイにiPhoneとカード類を詰めただけで準備完了。
スタート〜7キロ はじめてのルート
今回の作戦はスモールステップ。
次に立ち寄るコンビニを事前に決め「そこまでがんばろう。補給しよう」というニンジンをぶら下げます。最初の目標は7km地点のファミマたつの門前西に決めました。
軽い静的ストレッチと動的ストレッチでスタート。
hyper speedのバネでスムーズに進みます。しかし、初めての道なのでやや不安。道が不安だとペースもあがりませんね。
キョリ測で確認しつつ進み、ルートがはっきりし始めると本格的なランに。1キロ過ぎで右足裏に違和感が出ましたが、すぐに消失。一安心。
初めての道、初めての景色。朝の爽やかな空気を楽しみつつ東へ。ほとんど距離を感じずに、およそ45分でファミマへ到着です。
フルマラソンは足りないカロリーは一説には500キロカロリーなんて聞きますが、その計算でいくと80キロ走はその4倍は摂取が必要。
早速パンとスポドリ補給していきます。消化に3時間はかかりますからね。
7キロ〜13キロ コンビニを探せ
6キロ先に目標設定。
2号線のトンネル回避ルートに入ります。ストリートビューでの事前確認が奏功し、特に迷わず細かいルート取りができました。やはり文明の利器ですね。
道は今回の中で最も狭い箇所でしたが、脂肪燃焼も始まり、快調に進みます。
しかし、目標としたコンビニが建て替えのために50メートルほど奥へ移転。補給優先なので、しっかり立ち寄ります。
美味しくパンとスポドリでエイド休憩。食べたいものを食べる!
次は5キロ先のセブンへ。
13キロ〜18キロ 橋を越えて
県道メインの住宅地ルート。そして、跨線橋や橋が多いところでもあります。ただ序盤なのでとくにキツい感じはなし。
距離も距離なので橋の上で景色を楽しみつつ、快走していきます。
ここら辺でおにぎり&お茶。食べ過ぎのようですが、これが後半効いたと思います。
次も5キロ先に設定。
18キロ〜22キロ 信号待ちダメージ
英賀保駅前を通過するポイント。
まだ快調ですね。事前の予報では雨になるはずが、晴れたまま。気温もグングン上がっていきます。
そして、ここで想定タイムとの差異が気になりはじめます。10キロ1時間をかなり超えているんですね。走行中の平均ペースが5分ちょっとくらいなのに、スタートからの経過時間で見ると大幅超過。信号待ちの時間が長い…。
こんな写真撮ってる場合じゃない…。
そして、お茶が美味しいコンビニ休憩。またパンを投入。次は6キロ先に設定。
22キロ〜28キロ めざせ、姫路城
姫路城を中心にした区間。ややペースアップしています。しかし、信号待ちがとにかく多い。
ここにきて足にも徐々にダメージが。
23キロくらいで右股関節に違和感、25キロでは左右の足指に痛みを感じはじめます。股関節は1キロ程度で消えましたが。足指は波のように痛みがやってきました。足が浮腫んで靴下二重履きもあって圧迫があったのかもしれません。
時間が押しているにもかかわらず、姫路城と記念写真…。
28キロ〜36キロ 暑さとの戦い
相変わらず天気予報とは違って日差しがあります。発汗も多くなりますね。赤穂線ランでは、知らず知らずのうちに脱水症状と思われる頭痛がきましたから、ここは慎重にポカリを投入。
信号がいよいよ多く、人通りも増えてきて思うように走れないところも増えます。そのためペースの上げ下げが頻繁に、そして平均ペースもアップ。
30キロをすぎたあたりで右膝上に痛み。また32あたりで左ふくらはぎに張りを感じました。やはり、ランと痛みは連動しているようです。
オートバックスのある広い駐車場で小休止にしました。というのも、以前からTwitter上で交流のあるYukiさんと連絡がとれ、もしかしたら会いにきてくれるかも、という展開に。
事前予告した私のツイートにリプをくださっていた方です。
これはテンション上がります。また6キロ先に設定。
36キロ〜44キロ フル距離。ツーラン投入
信号待ちロスを取り戻すために、ペースを4'40"あたりにあげます。そのためか暑さのためか左ふくらはぎがついに悲鳴。攣り始めました。ここぞとばかりにツーランを摂ります。
そして、フルマラソンの距離に。
しかし、まだ中間地点付近。余裕をもってフルマラソンの距離に到達しないと100kmは戦えませんね。
44キロ〜48キロ カントリーマァムラン
次の目標地点はミニストップ。
この区間、2号線がかなりの渋滞。車より速く走れます。ツーランが効いたのか攣りもおさまりました。毎度ながらストレッチをかけながらのランもしています。
ミニストップになぜ立ち寄ったのか。
これのため…笑
味は…カントリーマァムです、はい。
雲が低くなり始め、雨粒がポツリポツリ。次を5キロ先に設定し、スタート。
48キロ〜53キロ 峠を越えろ
今回コースの最高地点を通ります。長い坂をのぼり、下る区間。上りで膝の内側に軽く痛み。上るときに使う筋肉が弱いのかもしれません。
急いでいるのに、時間がどんどん経過。しかし焦らないように留意。先は長いですからね。
また、フォーム確認も怠らないようにします。疲れとともに崩れるフォームをいかにキープするか、というのも今回の重要テーマ。前傾も維持できている模様。
峠を越えたところでコンビニピットイン。
…念願のラーメンエイド!
1人UTMFエイド!という謎のパワーワードとともにラーメンをすすります。興味のある方はUTMF2019の公式動画をご覧ください。
スープ飲み干して塩分補給!
53キロ〜57キロ 爽快シャワーラン
大雨になりました。しかし、これは恵みの雨。ここまでポカリをじゃんじゃん飲むほどの発汗でしたから、雨が気持ちがいいです。
赤穂線ランではヘロヘロになってハッチさんに救われた距離。今回はまだまだ走れます。走力?シューズ力?その他?
次のコンビニは8キロ先。
57キロ〜65キロ パールブリッジをくぐれ
さすがに体が悲鳴を上げ始めます。60キロあたりで懸念していた右膝タナと思われる痛み。その後も波のように違和感が出ました。
さらに次の1キロで右ふくらはぎに張り。脇腹まで痛みが。脇腹は…ラーメンに揺られただけかもしれませんね笑
62キロくらいで、潮風を感じ始めます。そして迎えた63キロすぎ。赤穂線ランのリタイアポイント付近。
この景色は圧巻でした。コース取りのミスがあり、慌てて2号線を跨いだりしながら進みます。下調べってホント重要。
63キロすぎのくら寿司は神戸マラソンの折り返し地点ですね。つまりここからしばらく神戸マラソンのコースを走ります。
未知の距離に到達したところでファミマ休憩。カルピスが美味い。
65キロ〜71キロ 必要だろ?
過去最長距離を超えて未知の領域へ。
それでもまだ足は動きます。信号も少ないので時間ロスも少ない区間。
しかし、Yukiさんとの待ち合わせ時刻には間に合いそうにないのでずらしてもらうことに。
須磨浦公園で小休止。
残り10キロ。最後の燃料を投入!
マラソンには応援が必要だろ?
71キロ〜76キロ 痛恨のロス
神戸市の中心部へ向かいます。どんどん都市部になると、また鬼の信号が…。信号にかかると足が固まり、再加速に時間がかかりますね。
そして、ある陸橋を渡ろうとすると、痛恨の歩道工事封鎖…。高架をくぐり、引き返して踏切を渡り、迂回してどうにか元ルートに復帰。距離を見ると1キロロス…。こんなこともあります。かなりペースを乱されましたが、迷った時のウロウロジョグで少し回復?
コンビニでラスト補給。ラスト5キロ。
76キロ〜81キロ Yukiさんに会いたい
もはや時間がありません。Yukiさんをこれ以上待たせるわけにはいかないです。
「最終セーフティ解除。ターゲットスコープオープン!電影クロスゲージ明度20。目標、神戸ポートタワー!エネルギー充填、120%!スタート10秒前! 対ショック・対プロネーション防御!5・4・3・2・1…ready…GO!」…長いわ…。
とにかくスパートをかけます。同時にGoogleマップでポートタワーへの最短ルートを表示。抜け道で向かいます。
足が残っていました。前傾とフォアフット、腕振り、ストライドをフルマラソンのそれに戻します。
ラスト5キロの平均ラップ4'22"
そして、このウルトラの最速ラップ4'07"を80キロ目で達成。自分で自分を褒めたいですね。
やるじゃん、オレ氏。
タワーが見えた時の興奮は格別です。広場を駆け抜けて…フィニッシュ!
ポートタワーにタッチして時計を止めます。電池もってよかった。
一応、オープンなブログなのでコンプライアンス的にYukiさんの写真は出しません。ご了承ください。
まとめ
赤穂線ランと比べると、停止ロスがキロあたり
27秒→2分23秒と大幅に増加。
終わってみればとんでもなく時間がかかりました。
・信号待ち回数&時間
・コンビニでのショッピング
・トイレの順番待ち
・道に迷う
・ルート確認
・連絡や写真撮影
走行中の平均ペースは17秒上がったのに、これでは時間ロスしすぎですね笑
都市部の自前ウルトラは、余裕を持って計画するべきでした。
フォームに関しては、目標達成と言っていいと思います。最後まで、骨盤前傾、無理のないストライド、ブレのない膝を意識できました。あと数日の様子を見て、ダメージは評価します。
足が残っていた理由の一つは、asics hyper speedかもしれません。クッションでダメージ軽減、弾む素材でストライドアップ。楽に走れました。ペースの上げ下げにも対応しやすいです。
そして、荷物の軽量化も奏功。コンビニピットインが必要ですが、ウルトラの距離を荷物背負って走るのは大変ですからね。
補給では、序盤からしっかりカロリーを摂り、ドリンクをポカリにして先に先に飲んでいくことで熱中症を防ぎました。ドリンク合計3〜4Lは飲んでます。後半のために前半から備えることも必要なポイントですね。
81キロにもなると、全体のレースメイクが難しいなというのが率直な感想です。飛ばしたら潰れるわけですが、その力の入れ具体がわかりません。トレーニングとともに、ロング走をしっかりやり抜き、ウルトラの距離を把握できるだけの経験を積んでいきたいと思いました。
これで100kmが見えてきました。100は大会で走りたいと思います。初100ウルトラ初サブ10を目標にするのも悪くないかもしれませんね。
今回も応援ありがとうございました🙇♂️