紙ペーパー師匠のぺらっぺらジョグ日誌

ホイミンとマラソンするおっさんの日記

俺たちの北海道マラソン2021

毎年、8月最終日曜は北海道マラソン開催日。

しかしオリンピックのあおりで2年連続中止に。去年は原尾島から平島、赤磐、いきもの舎を巡るフルマラソンを決行したわけですが、今年もやりました、俺たちの北海道マラソン2021!

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ハッチさんがロング誘って!ということだったのでハッチさんが参加してくれそうなスタート地点としてサンロード吉備路を設定。ラン後に汗を流そうという企画です。残念ながら緊急ナントカに阻まれましたが…。

コースは、ぐるっと一周コース+吉備高原自転車道の利用を考えた42キロ。

総社市街地→豪渓周辺の水辺→総社三和線で峠越え→吉備高原自転車道→サンロード吉備路です。

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スタートは朝7時。各自アップをして定刻キッカリでラン開始です。

予想最高気温は35度。しかし、まだ28度程度で日差しも弱く、さわやかな朝の空気の中を走り始めました。shibakiさんから早朝メッセージをいただき、日曜の朝に起きてるとは余程調子が悪いんだなと心配しながらの序盤です。

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最初の曲がり角を過ぎて、さてルート確認をiPhoneキョリ測で……あれ?iPhoneどこだ?ポーチ?ザック?…ない!

ルートはだいたい頭に入ってますが、細かいところはわからないし、支払いもできない、万一の連絡手段もない。炎天下ランなので非常時の可能性もある。引き返すしかありません。平謝りして1キロダッシュ。車に戻りiPhoneを取ってきました。つまり、1キロダッシュ2本…。ええそうです。これがガチユルフルマラソンになった真相。ダサい。

仕切り直して再スタート。フルマラソンなのにガチユルになるとは…。Reiさんは、車のキーを忘れて2往復するオチを期待していたようですが、そこまでアホじゃない…

総社市街地ゾーンは日曜の朝ということもあり、車も少なく走りやすかったですね。やや路側帯走行が不安でしたが、気合で抜けました。途中、謎の「ひとり鍋 こ林」なるラーメン店?を見つけたり、山崎製パン岡山工場前で焼き立てパンの香りを満喫したり。約8キロ、パン工場に隣接するデリ山でパンやジェル、ドリンク類を補給。ここからしばらくトイレもないので、長めの休憩をとりました。写真は塩バターパン。

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また、この辺りからバイクのツーリストが多くなりました。なんでも道の駅かもがわ円城が岡山でのバイクの聖地なんだとか。グループによってはこの辺りがルートになる模様。

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しばらく行くと高梁川。豪雨の際は完全に水没したという道路を走ります。今はいい風景です。

日陰を気持ちよく走り、徐々に登るラン。豪渓駅近くを右に折れ、槇谷川に沿う県道57号へ。気温は上がり始め、日差しも少しずつ強くなります。日陰を見つけて給水をとる流れができてきます。高速の高い架橋の影すら貴重な休憩場所。確実な給水休憩がキーになりますね。

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15キロ地点の自販機で補給。私はアクエリアスをハイドレにチャージ。コークオン、便利ですね。

ここで右に折れ(写真では正面)、県道76号線へ。今回最大の難関、虎々路峠(と、勝手に命名)を越えます。

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3キロの登りは徐々に急勾配に。川沿いの道はたまにバイクが通るくらいでとても走りやすく、吹き抜ける風は爽やかなんですが、とにかく日向は暑いし、坂はキツい…。日陰で休んでると鬼コーチから、いつまで休むの?と檄が飛びます。日向に出るのが苦痛…。道が狭くなるラスト500メートルはほんとにキツく、ほぼ歩き…と思いきや、軍曹が前に出て引っ張ってくれます…頼もしい!

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約18キロ地点が最高地点。峠を越えたら下り基調。一気に5キロ下ります。それでも2、3回は木陰休憩。続けてのランは3キロが限度です。体温が上がりすぎる…

登りでハムを使い、下りで前腿を傷めつけ、吉備高原自転車道へ。約25キロ。

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地区の雑貨屋あづまやさんはお休みなので自販機補給。下り坂は緩やかになり、エネルギー消費が普通に戻ります。使ってしまった脚では緩い下りは平地〜登りのような感覚に。

吉備高原自転車道は、吉備路自転車道と違って車道そのままが多く、看板も少なければ、標識もほとんどありません。普通に路側帯走行もあります。そんなストレスの中、南下していきます。国道から脇道に入り、ほたるの里を左手に進みます。清流なんでしょうが、欲しいのは日陰!

少し行くと久々のセブンイレブンが見えてきます。オアシスですね。私はハイドレにロックアイスとポカリを補給。アイス食べたり、ドリンク飲んだり、思い思いの冷却タイムをとります。

再スタート後はまた国道沿いを…あれ、トンネルが見えてきたぞ、おかしいぞ。…ロストでした。ちょっと戻ります。その戻るルートで発見したのが、この橋。

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アイスマラニックでも盛り上がった、欄干もない、揺れまくる狭い橋です。あれよりもっと狭い!こんな橋があれば、当然やります。


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30キロ走ってきて何やってんだか…まるで夏休みのア○学生ですな…。ともかくめちゃくちゃ楽しい橋ジャンプでした。番長、いかがですか?

その後、近水園沿いを抜け、ピッコロテラスの裏を通り、足守川を降っていきます。

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足守駅に自販機あり、というところで、Reiさんが遠くにファミマ発見。あそこに寄ろう、と。

予定にない田んぼの畦道に突撃。草むらをかき分け、無理やりファミマへ。アイスマラニックで立ち寄ったファミマです。あまりの暑さに迷わず選んだのが…

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熱々の肉まん!

暑さを熱さで制するという秘策!?コタツアイスの夏バージョン?!

でも、固形物を取って元気が出ます。さらに、ハッチさんがミネラルウォーターを買って水浴び。これにみんなで盛り上がります。コンビニ前で水かけあって騒ぐ中年3人組…。ただ、めちゃくちゃ気持ちよくて感激。

ここから元の吉備高原自転車道=アイスマラニックの帰路を通って足守駅周辺へ。ここでハッチさんショートカットルートへ。40キロコースをつくります。

フルのルートは高松城跡を抜けるコース。f:id:RunTazzo:20210830171941j:image

例のプルタブが綺麗に片づけられており道に迷いかけましたが、自販機を見つけて、すかさず補給。さらにセブンに立ち寄ってこっそり水浴び。マラソン大会だと当たり前にやってるんですけど、コンビニでも100円あれば2リットルの冷水でできちゃいます。ハッチさん、ナイス!

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県大前セブンでハッチさんと合流。残り約3キロ。

ここからは、ラストの根性ランです。北海道マラソンなら北大に突入して涼しい林の中を栄光のランになるんですが、吉備路は電柱の影で休みつつ、次の電柱にダッシュ

そして日が傾く中、ついにサンロード吉備路にゴール!

フィニッシュ後の写真がないのでReiさんのツイートで。3人とも暑さと疲労でヘロヘロでした。

俺たちの北海道マラソン2021は3人でバカ騒ぎをしながらのランになり、灼熱の吉備路にフラフラになりつつも愉快な40〜46キロになりました。

負荷としては秋のおかやまマラソン比で1.5倍はあると感じました。これが完走できたら秋〜冬のレースは余裕ですね!

真夏のフルによりパフォーマンス確認や課題を見つけることで秋以降のレースに備えていく、まさに北海道マラソン通りのランができたと思います。北海道マラソンで見つかった課題克服でサブ3.5は確実に取れましたから、ここでの反省を踏まえたトレーニングによって今後の伸びが期待できそう。それもまた楽しみなバースデイランになりました。お祝いメッセージをくださったみなさん、ありがとうございました!