今年もteamいきもの舎の名古屋ウィメンズマラソン応援ツアーを敢行してきました。
番長は2回目、taromiははじめての名古屋ウィメンズです。前日受付が必要なのはおかやまマラソンと同じですが、今年の名古屋はPCR検査もあるということでさらに早い名古屋入りが必要。土曜の朝から出発でした。
私は仕事の後20:15に岡山発。大山田PAで車中泊し日曜の早朝名古屋入り。Google先生ありがとう
7時に2人を宿舎前でピックアップし、一路ナゴヤドームへ。
akippaでクリック合戦に勝利して確保した、ドームから徒歩1分の駐車場に車を停め、いよいよ乗り込みます。
会場入りする前に、「埼玉のはるな愛」という名前で活躍しているお友達のランナーさんたちと記念撮影。ランナーズでご存知の方もいるはず。
この方、初の北海道マラソンの時、コース途中でtaromiが出会ったんですが、精密機械のように正確なペース配分で関門を突破していく凄腕ペーサー。公式ペーサーのない北海道マラソンで完走ペーサーを勝手にやっていてtaromiはそのおかげで奇跡的にサブ5できたという師匠なんです。
なお、愛ちゃんは性同一性障害で心は女性なんですが名古屋には出られません。シティハーフに出走されてました。
また、他にもいつもはスライム被ってるというスライムランナーさんや桃の被り物でおなじみの「いーたん」にも会うことができました。ビジュアルが特徴的だと大会でも出会いやすいですねー
さて、入場です。アレで行列ができていましたが、少し並べば入れたようです。
私は急ぎ、合流予定の1キロ地点に移動開始です。
ドーム前ではエリートランナーがアップ中。
天満屋の渡辺桃子選手も集中して走ってました。天満屋の選手は岡山のランナーにはお馴染みですが、レース直前の様子を間近で見られるのは貴重ですね。
私の方は、途中でトイレに寄ろうとコンビニに入りますが、見事に行列。シティハーフ組もいるのでコース付近のコンビニはどこも一杯です。コースからかなり離れたセブンに飛び込みました…。
そして、予定の地点へ。ここで例の
「走ってくれて、ありがとう」プラカードを掲げて、やってくるランナーにメッセージを伝えます。
去年は、厳粛な静寂の中、目配せと頷きで挨拶を交わす方が多かったのですが、今年ははっきり手を振ったり、声をかけてくださる方が多かったです。中には「雑誌の人〜」と言って下さった方もいたそうで、さすがランナーズ誌だなと思いました。
taromiは今回、前半を6:05で押していくプラン。=そのまま行けば4:20目標。
しかし、サブ4.5ペーサーはおろかサブ5ペーサーが通過しても姿が見えません。スタートロスをカウントしていないペーサーのようなので、混雑に巻き込まれたかなという予想でその後もプラカード応援。程なくして合流し、並走開始しました。
そして、今回は新兵器、Twitterのスペース中継もスタート。参加して下さった皆さん、ありがとうございます。
この日の名古屋の天候は、薄曇りと晴れが交互にやってくるどっちつかずの状況。たまに出てくる太陽に照らされつつ、徐々に加速していきます。
5キロを過ぎ、taromiは早速ジェル補給。今回は頭からジェルを叩き込んでハンガーノックを防ぐ戦略です。その後、スペースからの情報で番長もサブ5ペースで追随していることを知ります。やるな、番長!
去年も同じところを同じように走ったわけですが、今年はランナーも応援も多い!
世界最大の女子マラソンだけあって、華やかさが違いました。普段ならさらに倍くらい多いんでしょうけど。それでも沿道には数々の応援。そして私設エイドが出ていました。
この名古屋ウィメンズ応援ラン、並走していると、歩道橋を渡らないと追えないところ多数と地下道を抜けるところ、公園を抜けるところが各一ヶ所あるんですね。
この地下道でミスをしました。出るところを誤り、再度もぐって道に迷うという…。
どうにか正しい道に出た時にはかなり差をつけられている状況。もし並走される方は事前に出口のご確認を。(正解は4から降りて8に出る)
さて3分差がついたとして、キロ6で走るランナーに追いつくには、キロ4:30で2キロ必要です。歩道は歩行者もいれば障害物もあるので加速できたらさらにペースアップしないと追いつきません。
さらに待ち構えるのが、名古屋ウィメンズの素晴らしいトイレの数!コース上に仮設と店舗合わせて70ヶ所以上。しかも、スタッフが歩行者を止めて、ランナーがいない時に通らせるという鉄壁の体制なんです。
そのため、追いつくかなというところでまた差をつけられるという苦しい展開。追いついてジェルを渡し、また差をつけられてはダッシュで追いかける、変則的インターバル走。写真を撮る余裕もありません。
次第に気温は上がり、持参したポカリも底をつきます。自販機に立ち寄るも小銭がないという失態。コンビニに飛び込みポカリを追加し、またインターバル開始!
そんなことを25キロ付近まで繰り返したところで、スペースから連絡。番長が走れないと悲鳴を上げているとのこと。
慌ててtaromiに追いつき、番長のもとへ駆けつけることを伝えます。
途中ローソンで約束のコーラをゲットし、早歩きで番長を探します。しばらく引き返していらと、果たして番長を歩道橋から発見!自分の番長センサーに感心…してる暇なく番長のもとへ。って番長しっかり走ってるし!
コーラと共に、チームメンバーからの励ましのメッセージを伝えます。ティファニーのために歩け!
ここから、番長との追いかけっこです。というのもロングインターバルと脱水で私の方がフラフラになり、番長といい勝負に…。
その番長、歩く区間もあるんですが、火が陰ったり、涼しい風が吹いたりすると、すかさず走るんですね。根性すげー。
足が痛いのかと思いきや。足は、もず先生の鍼治療で痛みがなくなっており、走れないのは暑さにやられたからとのこと。
なんと言っても数日前まで極寒だったわけで、この日の20度オーバーand日照という急激な温度変化に生クリーム番長はもうデロデロ。溶けかけたままガッツで走っていました。かっこいい!
番長だけでなく他にも多数のランナーが急な暑さにやられていたように思います。その意味では気温以上にハードなレースでしたね。
さて、スペース中継から、taromiのペースが随時届き、4:30を超えていた途中のフィニッシュ予想タイムが、なんと終盤にきて一気に430切りになっていることが知らされます。これはすごいぞ。
番長はその後もランとウォークをうまく組み合わせ、確実に距離を重ねます。そして
「この調子ならティファニー」というような発言が聞かれました。一安心!
沿道からは去年の倍以上の応援が飛びます。セーラー服女装のおじさん隊やタキシードおじさん、凍らせたゼリーやコーラの私設エイドには人だかりも。いいですね、この大会の雰囲気!
スペースからもリアルタイムに番長に応援メッセージが届きます。これ、面白いですねー。またやりたい。
やがて太陽が傾きかけるころ、ついにナゴヤドームの通りに戻ってきます。フィニッシュしたtaromiも合流して番長を応援。
走れ!漢だろ!
ドーム前で番長を見送ると、再度「走ってくれてありがとう」応援をしました。もう疲れ切っているであろう42キロ走ってきたランナーからもたくさん声をかけていただきました。こっちが応援された気分です。
番長フィニッシュ後は、帰りのSAで名古屋名物きしめんディナー。ささやかな祝宴となりました。
名古屋ウィメンズは去年に引き続きの開催でした。正しい知識と強い信念、万全の準備があれば、「屋外のスポーツ」開催に何の問題もないことを証明してくれたと感じています。換気率100%の屋外スポーツですからね。
そして同時に、スポーツが持っている、人を励ます力や、気分を上げる空気、いうなれば心と体の健康をもたらす当たり前のことを改めて教えてもらえたように思います。
ランナーズ誌に、マラソンが入院率を下げるといった記事がありましたが、それ以上に人と街を活性化し、人を元気にしてくれるなと感じました。
ただ…今回の変則的なクルーズインターバルのような街中ファルトレクのような激ハード走は、荷物を背負ってることもあり、思いのほか脚へのダメージが大きかったようで…。かなりの疲労蓄積をもたらせてしまったことは反省点としたいと思います。